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ヨネザワが書いたもの

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日曜日担当。ギュウが書いた記事です
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#テレビ

『テレビブロス』定期刊行終了についてと、バラエティを制作者で追うということについて。

『テレビブロス』定期刊行終了についてと、バラエティを制作者で追うということについて。

『テレビブロス』(以下、『ブロス』)の紙での定期刊行が終了した。これからはnoteに場を移すらしい。

ついこの間まで高田馬場の孤独な大学生だったのだが、刊行日に必ず書店に足を運んだ。「雑誌エリア」の「テレビ棚」からそれを引っ張り出すときちょっと誇らしい気持ちだった。「こんな言葉を読みたいんだろ」と言いたげ雑誌ばかりの棚にあって、凛とした佇まいでいるブロスが好きだった。

買ったあとは必ずひとつ下

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私たちはまだ滝沢カレンの面白さを語る言葉を知らない。

私たちはまだ滝沢カレンの面白さを語る言葉を知らない。

今年の1月頭に『女性自身WEB』に『グータンヌーボ』についての文章を寄稿させていただいた。これは『グータンヌーボ』における滝沢カレンの魅力ついての文章、といってもいいかもしれない。

ここでは、”ソクラテス”や”神田伯山”が象徴するような「ツッコミ」に制限されない番組でこそ滝沢カレンの才能は爆発すると書いた。

ただ上の原稿では、滝沢カレンの面白さを固有の言葉で説明できていない。あくまでも番組演出

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「テレ東らしさ」を捨てた、いまのテレ東が本当に面白い。

「テレ東らしさ」を捨てた、いまのテレ東が本当に面白い。

いま、テレ東が本当に面白い。先日、テレビ東京プロデューサーの佐久間宣之氏が自身のラジオ番組内で紹介していたテレ東の新卒採用動画が公開された。

『池の水』『youは何しに』などを手がけた伊藤プロデューサが、動画内で「テレビ東京の番組がテレビからいかにはみ出すか」「今まさにできる時」と語っているが、一見ポジショントークと思われるこの発言をいまのテレビ東京は体現している。

例えば、度々このアララの連

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2020年に入って見たものあれこれ、もう語りたい。『知らなくていいコト』と『さよならテレビ』について。

2020年に入って見たものあれこれ、もう語りたい。『知らなくていいコト』と『さよならテレビ』について。

2020年に入ってもう二週間弱。はやい.......。

もう語りたい。ということで書き尽くしたいと思います。

今年に入ってもう2回も「マスコミの使命」なるものをテーマにした作品に触れた。『知らなくていいコト』と『さよならテレビ』だ。

①『知らなくていいコト』(主演:吉高由里子 脚本:大石静)

吉高由里子主演の日本テレビ系列水曜日ドラマ『知らなくていいコト』(前クールは『同期のサクラ』の枠)

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【出版/テレビ/映画業界を目指す就活生へ】エントリーシートに書く「好きな作品」はどう選べばいいのか

【出版/テレビ/映画業界を目指す就活生へ】エントリーシートに書く「好きな作品」はどう選べばいいのか

年末も近くなってきました。さて今回も、「才能ある就活生が、ノウハウのレベルでミスをすることがないように」というコンセプトでお送りする就活記事。

エンタメ業界の就活、つぎはフジテレビ、出版業界、映画業界、芸能業界の選考が年あけすぐにはじまります。

上のような業界のエントリーシートでは、

・「あなたの『お気に入り』『こだわり』の作品・誌名などを書いてください。 (いちばん大切な雑誌・書籍

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