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角野隼斗・かてぃん

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コンサートやライブなどのプログラムの予習や感想 加えて、ラジオ、かてぃんラボ(YouTubeのメンバーシップ)などで話題になったこと(e.g., 映画や音楽など)について調べたも… もっと読む
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#ショパン

角野ショパンCDの現場リサーチ (as of 29 Dec. 2022)

角野ショパンCDの現場リサーチ (as of 29 Dec. 2022)

幼い頃からショパンピアノ協奏曲1番をこよなく愛し、今に至るが、今秋嬉しいことがあった。それは、角野さんがソリストを務めるライブ録音の現場、大阪シンフォニーホールに駆けつけることができたこと。12月21日、待望のライブ録音CDが発売され、各店舗では大々的なキャンペーン(プロモーション)を打つという情報を得て、現場に足を運びたくなった。クリスマス前の仕事が一段落した先週末から、聖地となった渋谷タワレコ

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Sumino Hayato Piano Recital with TOWMOO in Seoul (15 Dec. 2022)

Sumino Hayato Piano Recital with TOWMOO in Seoul (15 Dec. 2022)

ソウル公演、何もかも素晴らしかった!角野さんにまた新たな世界に連れて行ってもらえた。特にRhapsody in Blue (Arr. Hayato Sumino)にはこれまで以上に壮大な世界観を感じ、ただただ圧倒された(ヘッダーは延世大学校の100周年記念館)。

角野さん、韓国ツアーのご成功おめでとうございます!!

今年は角野さん(以下敬称略)にとって国際舞台での活躍が本格化した記念すべき年に

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Hayato Sumino "Cateen" Piano Recital in Singapore 12 Oct. 2022 (2023.3.4追記)

Hayato Sumino "Cateen" Piano Recital in Singapore 12 Oct. 2022 (2023.3.4追記)

10月12日夜、角野さん(以下敬称略)のシンガポールデビューコンサートに行ってきた。

と、さらっと書いたが、今は日本在住の身、シンガポール行きを決意したのはデビューコンサートの1週間前。10月4日のサントリーホールでのアデスのピアノと管弦楽のためのコンチェルトを聴き、圧倒された後、休憩時間に(ルイサダ、角野の公演含む)3公演のバンドルチケットがバラ売りされ始めたことをたまたま耳にしたのだ。久しぶ

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NOSPRツアー2022 ショパンピアノ協奏曲1番編

NOSPRツアー2022 ショパンピアノ協奏曲1番編

夢のような日々が過ぎ去った後でも、ふとした瞬間にさまざまなシーンが脳裏をよぎり、夢見心地の気分からなかなか覚めない自分がいる(ヘッダーは鑑賞した4会場の自席から撮影)。

※ 本稿は4公演等の直後に書いたメモと記憶を頼りに纏め、加筆修正して公開する決断に至ったもの。自分向けに書いたものだが、本稿を見つけた方が部分的にでも共感頂けたらさいわいです。

ツアーの発表を知って・・

ショパンの国、ポーラ

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プログラムの予習 ポーランド国立放送交響楽団 Marin Alsop指揮 角野隼斗pf.

プログラムの予習 ポーランド国立放送交響楽団 Marin Alsop指揮 角野隼斗pf.

待ちに待ったポーランド国立放送交響楽団(NOSPR; 彼らの来日履歴等についてはこちらを参照)の来日公演 (Marin Alsop指揮、角野隼斗ピアノ) がまもなく始まる (ヘッダーはドイツのBoppardのGedeonsEck(展望台)から撮影したライン川の大蛇行:2015年6月)

これに先立ち、プログラムの予習をしている。本noteは、自分の関心の向くままに調べて分かったこと、興味深く感じた

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角野隼斗ツアー2022 "Chopin, Gershwin and ..." @ 東京国際フォーラム (2022.2.20)

角野隼斗ツアー2022 "Chopin, Gershwin and ..." @ 東京国際フォーラム (2022.2.20)

現地で叫べなかったから、ここでまず叫びたい!

BRAVO HAYATO!!
BRAVO Cateen!!

今夜の感想、私が知る言語、私の稚拙な表現力や乏しい語彙力では到底言い表せない。しかし、現地組(前から4列目;センターより少し右寄り;ピアノの大屋根の斜め右)として、ホールで聴いたフレッシュな感想を、写真も少し差し込みつつ、断片的にでも残しておきたい。

今回はプロのライターさん(飯田さん

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角野隼斗ソロ最終公演 @札幌(2022.2.5)

角野隼斗ソロ最終公演 @札幌(2022.2.5)

札幌での角野隼斗/Cateenさんは色々な意味で素晴らしかった!!(以後敬称略)(ヘッダーは撮影可の演奏終了直後)

特にプログラム後半、Cateeney Landは楽しかった!今回特筆すべきはホールの音響の良さ。わざわざ訪れる価値があった。

札幌は全国ツアー8公演目で、ソロのみの公演としては最終日。

実は私にとって3公演目で、過去2公演の感想文(大阪編、沼津編)をしっかり書いたため、今回はツ

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角野隼斗全国ツアー @ 沼津 (2022.1.29)

角野隼斗全国ツアー @ 沼津 (2022.1.29)

今日は角野さんの全国ツアー7つ目の沼津公演へ行ってきた(ヘッダーは"沼津港大型展望水門 びゅうお"から撮影した夕方の富士山)。私にとっては、大阪公演に次いで2公演目。以下敬称略。

※ 昨夜(1/29)遅くに書き上げた自分用の振り返り感想文、今日(1/30)見直し、加筆修正し公開することに・・。とても長いので、ご関心を持って下さった方も、どうか飛ばし飛ばし読んで下さい🙏

いきなり余談・・・井上

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角野隼斗全国ツアー @ 大阪 (2022.1.15)

角野隼斗全国ツアー @ 大阪 (2022.1.15)

1月15日(土)昼前に到着した大阪梅田駅は、風こそ冷たいものの、青空が広がり好天気だった。大阪駅で野暮用を済ませた後、角野隼斗さん(以下敬称略)のソロコンサートが開催されるシンフォニーホールに歩いて向かった(ヘッダーは撮影可だった曲が終わった直後の舞台; 左側に微かに映るのは... ww)。

昨年9月にチケットが販売された際、発表された全国ツアーのタイトルは、"Chopin, Gershwin

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"Competition menu: Mazurkas (マズルカ)" 記事拙訳& H.Sumino (11/6追記)

"Competition menu: Mazurkas (マズルカ)" 記事拙訳& H.Sumino (11/6追記)

 1週間ほど前に書いた記事を上げるかどうか躊躇っていた。その間、国内外の音楽ライターによる角野隼斗(敬称略)のマズルカの絶賛の声が止まないので、1つの記事に纏めておきたくなった。本選コンチェルトの最終日で数時間後に結果が発表されるタイミングではあるが(ヘッダーはマズルカOp.24-1の冒頭;Wikimedia Commonsより)。
 個人的にはショパン国際ピアノコンクール(以下ショパコン)でのさ

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"Chopin the improviser (ショパン 即興演奏家)" 記事拙訳 & H.Sumino

"Chopin the improviser (ショパン 即興演奏家)" 記事拙訳 & H.Sumino

 今回はショパンと角野隼斗(以下敬称略)の共通の特技である即興(演奏)について、予選2次直後の角野のインタビューの関連箇所と国立ショパン研究所(ショパコンの事務局)がショパコン期間中、毎日発行している「ショパコン新聞」No.8に特集された記事の全訳を紹介したい(ヘッダーはショパンが芸術家仲間の前で演奏している画;Wikimedia Commonsより)。

予選2次直後の角野のインタビュー
角野が

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Hayato Sumino - ALL Chopin Program @アプリコの感想 (2021.8.25)

Hayato Sumino - ALL Chopin Program @アプリコの感想 (2021.8.25)

 今夕は蒲田駅から徒歩5分の距離にある太田区民ホール アプリコ 大ホールに角野隼斗さんのFC限定のオールショパンプログラムのコンサートに友人と一緒に行ってきた(ヘッダーはショパンピアノ協奏曲第1番の楽譜の1ページ目の上部(管楽器パート));Wikimedia Commonsより)。以下の写真は開演前にホールの左手後方から撮影したもの。座席はコ口ナ対策として1席置きとなっており、ほぼ埋まっていた。

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Hayato Sumino - Chopin Piano Concerto no.1 @城陽の感想 (2021.8.22)

Hayato Sumino - Chopin Piano Concerto no.1 @城陽の感想 (2021.8.22)

 今日の午後、文化パルク城陽プラムホールに関西フィルハーモニー管弦楽団(以下「関フィル」と略す)第11回城陽定期演奏会に行ってきた。藤岡幸夫マエストロの下、プログラムは、ショパンのピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11(ピアノ:角野隼斗さん)とチャイコフスキーの交響曲第4番へ短調Op.36の2曲。ここでは前者に絞って自分用に感想を残したい。ヘッダーはピアノ協奏曲第1番のタイトルページ、Wikimedi

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ショパコン予選: 7/20の感想 (G.Osokins & 角野隼斗)

ショパコン予選: 7/20の感想 (G.Osokins & 角野隼斗)

 予選前からGeorgijs Osokinsと角野隼斗の演奏を楽しみにしていた(本noteでは敬称略)。以下各曲が作曲された背景に触れつつ、2人の演奏について感じたことを自分用に書き残しておきたい(暫く公開設定できずにいた)。(ヘッダーはCat piano, from La Nature, 1883、出典:Wikimedia Commons)

【Georgijs Osokins】 

 Osok

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