明 惟久里

俳句を詠んだり読んだり

明 惟久里

俳句を詠んだり読んだり

記事一覧

2024年上半期自選二十句

2024年1月から6月、冬と春の十句ずつ、 主にどこかしらの入選句から。 正直、今はまともに句作出来る環境でも なく、吟行も基本一人でしかダメなので、 いつか、こんな時期…

明 惟久里
8日前
9

鑑賞「浮遊」創刊号

「浮遊」創刊号 俳都よりようやく拝受(^人^) 「浮遊」ご創刊おめでとうございます 惠月さんの題字・古井フラさんの装画が とても素敵♪ 寄贈であれ購入であれ、ご恵送い…

明 惟久里
8日前
17

中国語の「若」

中国語の「若」 ~現地の句友さんに教えていただいたこと  私は、俳句のYouTubeチャンネル「俳句LOVE」の末席メンバーとして、ささやかなお手伝いをしている。 このたび…

明 惟久里
1か月前
8

黒田杏子先生のお墓参り

          2024(令和6)年3月7日  黒田杏子先生のお墓参り                 明 惟久里  3月13日の一周忌少し前、四温晴の午後、俳句の恩師の…

明 惟久里
3か月前
20

2023年自選十句

 筆はじめ母の卯の字のやはらかく           〈黒田杏子先生選〉  たしだしにみづ八重椿紅椿          〈夏井いつき先生選〉  のあそびのかぜ…

明 惟久里
5か月前
21

追悼五句

追悼五句追悼・黒田杏子先生  2023年3月13日(月)、黒田杏子先生急逝。 その二日前、山梨県笛吹市「俳句の里境川 飯田龍太を語る会」で「『山廬』三代の恵み」をご講演。…

明 惟久里
6か月前
15

カラー図説『日本大歳時記』座右版(講談社)

http://itsuki.natsui-company.com/?eid=6999#comments 2023.10.5 組長ブログのコメント欄

明 惟久里
8か月前
8

青い鳥が…

明 惟久里
11か月前
11
2024年上半期自選二十句

2024年上半期自選二十句

2024年1月から6月、冬と春の十句ずつ、
主にどこかしらの入選句から。
正直、今はまともに句作出来る環境でも
なく、吟行も基本一人でしかダメなので、
いつか、こんな時期だったなと振り返る
備忘録のつもりで記録を残します。
秀句ではなく佳句ばかりな気がしますが、
今の、ただ俳句が好きな等身大の私です。

二〇二四年上半期自選十句〈冬〉

かくれんぼ鬼になりたき寒さかな
        〈夏井い

もっとみる
鑑賞「浮遊」創刊号

鑑賞「浮遊」創刊号

「浮遊」創刊号

俳都よりようやく拝受(^人^)
「浮遊」ご創刊おめでとうございます
惠月さんの題字・古井フラさんの装画が
とても素敵♪

寄贈であれ購入であれ、ご恵送いただく形は
さまざま。 過ぎるのも驚くが、なかなかに
荒んだ日々を過ごしているからか、ふとした
心遣いにはじ~んとしてしまう。
「浮遊」もそんな1冊だった。
目次を掲げる。

参加の7名が、それぞれの形で言の葉と
格闘し、それぞれ

もっとみる
中国語の「若」

中国語の「若」

中国語の「若」 ~現地の句友さんに教えていただいたこと

 私は、俳句のYouTubeチャンネル「俳句LOVE」の末席メンバーとして、ささやかなお手伝いをしている。
このたび「“若”のつく夏の季語」を配信。この原稿を書き、(宮内メグ名で)ナレーターも務めた。お時間のある時にご視聴いただければ幸いである。

この中にある「日本語の漢字“若”は、中国語の”若“と意味が異なる」について、付記したい。

もっとみる
黒田杏子先生のお墓参り

黒田杏子先生のお墓参り

          2024(令和6)年3月7日
 黒田杏子先生のお墓参り

                明 惟久里

 3月13日の一周忌少し前、四温晴の午後、俳句の恩師のお墓参りを短くして来ました。

黒田杏子先生は、2024(令和6)年2月25日に、ご親族で納骨、そして一周忌法要を済まされ
ました。
命日の3月13日当日には、夫である黒田勝雄
さまのお名前で、杏子先生ゆかりの方々に
これ

もっとみる
2023年自選十句

2023年自選十句

 筆はじめ母の卯の字のやはらかく
          〈黒田杏子先生選〉

 たしだしにみづ八重椿紅椿
         〈夏井いつき先生選〉

 のあそびのかぜのじやまするいとでんわ
          〈西村麒麟先生選〉

 無伴奏チェロのジーグと雲海と
  〈五十嵐秀彦先生・津髙里永子先生選〉

 灼けてなほ思惟のかたち石仏
            思惟=(しゆい) 
 

もっとみる
追悼五句

追悼五句

追悼五句追悼・黒田杏子先生

 2023年3月13日(月)、黒田杏子先生急逝。
その二日前、山梨県笛吹市「俳句の里境川 飯田龍太を語る会」で「『山廬』三代の恵み」をご講演。翌日朝食後、温泉へ向かう途中で体調を崩されたのだろうか。倒れてしまわれた石和温泉の旅館から甲府の病院へ。救急車で運ばれてから天に召されるまでは、ご親族と共に付き添われたという飯田秀實(飯田龍太のご長男)さまから、後になり直にお話

もっとみる