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ちあきろく(育児編)

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2019年10月に誕生したむすめ「ちあき(仮)」の記録なので、ちあきろく。育児編。最低週一更新でゆるく書いていきます。
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#エッセイ

2歳になった息子へのキュンと、4歳の娘との2人時間。

2歳になった息子へのキュンと、4歳の娘との2人時間。

うまく泳げない鯉のぼりたちを眺めながら、「ひとりになりたい」の正体と向き合おうとぼんやりしている。せっかくのひとり時間なのに。

「たっちぽんして!!!」(2歳の息子語で「立って抱っこして!」と言う意味。立ってないと怒られる)とすぐ言ってくる息子は私にベッタリで、それゆえに娘との時間をうまく作れていないな・・・ということに悩んでいる。娘は時折、息子の目を盗んで「抱っこして!」という。このタイミング

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コンクリートの隙間から咲く、一輪の花の凛とした美しさよ。(春だ)

コンクリートの隙間から咲く、一輪の花の凛とした美しさよ。(春だ)

ばあばはどこにいったの?お空にいっちゃったの?なんで?なんで死んじゃったの?と、娘からふっと質問される。
お寺の娘だけれど、全然答えられなくてうーむ、と悩む。こういう死への不安と向き合うために宗教ができたのかなと思うけれども、私自身のなかにはまだまだ馴染みきっていない。(何かが死んでしまった時には、習慣的にお経をあげたりするけれど)どこにいったのか、なくなったのか、まだこのあたりにいるのか。

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「ママ、じいじばあばにならないで」と4歳娘。

「ママ、じいじばあばにならないで」と4歳娘。

先ほど寝る前に娘がぐすぐすし出して、なんだか怖いこと考えてしまったのかな?と思ったら「ママ、じぃじばあばにならないで…」と言われた。娘は4歳。

昨年末、63歳の若さで私の母が死んだ。
最後の1年半は、どんどんと寝たきりになって、意識が遠くなっていく様を娘も一緒にみている。
ほんの2年前までは、息子が切迫流産になりかけて寝たきりの私のために東京に1ヶ月手伝いにきてくれていたくらい元気な母であった。

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嗅覚が消えた1月3日〜頭から抱きしめてあげるから落ち着いて2024〜

嗅覚が消えた1月3日〜頭から抱きしめてあげるから落ち着いて2024〜

田中みな実、結婚するとかしないとか・・・と思いながら彼女が愛用してたとかで以前衝動買いしたままなかなか無くならないサミュのphクリームを顔に塗ったら、いつも「香り強すぎるなあ」と思うのに今朝はまるで無香料であった。鼻に近づけても何も匂いがしない。ゾッとする。

インフルエンザA型で高熱を出しながら年越し、お正月三ヶ日は隔離政策で夫の部屋にて引きこもり生活を送っている。元旦には解熱して元気になってき

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忌引き1週間からの娘の高熱1週間(入稿1週間前)

忌引き1週間からの娘の高熱1週間(入稿1週間前)

発狂しそうな日々であった。
娘が発熱した。帰省し、母の通夜だ葬儀だで1週間ほど違う環境にいた疲れも出たかな?と思ったが、そこから39度越えの熱が4日間続き、カロナールが切れてくるとまた高熱で朦朧としてくる娘が可哀想でならず、あと数時間で飲ませても良い…という時間をものすごく見計らいつつ、咳も酷く夜間は15分ごとに咳からの泣き叫んで起きては水と叫び、オムツ外れからはほとんどなかったお漏らしを繰り返し

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母の葬式の後の、メモ(そのまま)

母の葬式の後の、メモ(そのまま)

母が死んだ。
お通夜まで駆け抜け、疲れ果てた。
母の死を悼みながら、母のやってきた事の大きさを感じながら、何もわからない自分自身の不甲斐なさと、子供達がいて長女なのに動ききれない自分自身と。本当にひっきりなしにくるたくさんのひとたちの悲しみと、それを受け止めるほどのキャパはない自分自身の大きな悲しみと。(実家は寺だから余計)

夜、妹に負担がかかってて申し訳ない、と思いながら話していると「私は、私

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「ママなんか大嫌い」って2回言われてしまった日曜日。

「ママなんか大嫌い」って2回言われてしまった日曜日。

心が限界だなぁという日である。
ワンオペ帰省をきめた。3ヶ月ぶりに、倒れてる母に会いに。片道新幹線もつかって4時間近くかかる道中。子供達はすごく酔いやすい体質。今回は行きで息子の方が新幹線で3回吐き、ワンセットずつ持ってきていた着替えは使い果たしセルフ野球拳状態。抱っこ紐もゲロまみれで封印。自分自身はペラペラヒートテックにダウンを着て誤魔化す。あまりの惨状に乗務員の方が多目的室をあけてくれて、そこ

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こんな夜更けに、餃子だよ。

こんな夜更けに、餃子だよ。

自分のためだけに餃子を焼き始めた、のは深夜0:59。
むしゃくしゃしてやった、相手は何でも良かった、シリーズである。23:30くらいに寝落ちの国から帰還してJALセールで航空券を取ろうとしてもがいてあきらめたのちの、帰ってくる予定だった夫は「ごめん飲みに行くことなった」で飲みに行けるんだなあ、からの、もう何か、むしゃくしゃしてしまって、これは夫のせいではなくってきっとホルモンのせい(そろそろやって

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ワンオペ帰省to帰省

ワンオペ帰省to帰省

を、キメている夏。ひとりで二人抱えて3時間半以上の電車の旅×3セット、とにかく移動がハードである。特に娘3歳は電車も車も酔いやすく、吐き気パニックになりがちであり、1歳の息子はうきゃーとなるとカオスである。

お菓子のチョイスと、飲み物の完備。耳抜きのタイミング…色々考えつつ、2セット目を乗り越えて夫の実家に私と子供達だけ帰ってきている。(義兄家族+甥っ子3人もいる)子供がいっぱい。夫側の家族のこ

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夫婦喧嘩は向いてないけど溢れてしまう時もあるし「期待値調整」が大切なの、きっと

夫婦喧嘩は向いてないけど溢れてしまう時もあるし「期待値調整」が大切なの、きっと

弊夫、激務である。繁閑あれど、激務。そしていまはまさに繁忙期の先駆けで、なんなら本番はここからはじまるといっても過言ではなく、ここ最近は土日という概念も消失。そんな中で子供たちが風邪をひいてはなかなか治らず、先週に至っては娘が3日間ご在宅で熱はないけど夜間咳き込み昼間は元気で仕事にならず、夜間は素手でゲロキャッチし、ゲロまみれの寝具を何度も洗い、咳込みで1〜2時間おきで起きる子供達に対応し(夫は仕

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【1歳2ヶ月と1日】それは突然のさよならおっぱい

【1歳2ヶ月と1日】それは突然のさよならおっぱい

息子が突如、卒乳した。近頃おっぱいが足りなくてうまく寝付けず苛々しているなあ…と寝かしつけのルーティン再構築に難儀していた最中であった。

その日は寝る前に、3歳の長女と一緒のストロー付きのコップに牛乳を入れて二杯飲んだ。「おいちぃ!」と最近覚えたキラーワードを呟きつつぷはー!と満足そう。寝かしつけのルーティンを息子にも、と、息子のための絵本も2冊読むようにしたら、だんだん上手く集中するようになっ

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添い乳寝かしつけルーティンの末路(1歳ともうすぐ2ヶ月)

添い乳寝かしつけルーティンの末路(1歳ともうすぐ2ヶ月)

おっぱいジャンキーの息子。ジャーキーまではいかないが、へちょへちょになってきたおっぱいでもなお求めてくれるのだが、たぶん供給量が足りない。生後2ヶ月くらいからずっと、寝る前にミルクをたっぷり+添い乳でさくっと寝かしつけてきたが、流石に一歳過ぎたし、いっぱいご飯も食べるし…と寝る前のミルク200mlをやめてみたが、物足りないようで毎晩荒れ狂う。添い乳を求められるが、吸っても吸っても中身がないのか、キ

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当たり前に別室で寝られるのがしんどい

当たり前に別室で寝られるのがしんどい

最初は仕事が忙しい夫へ子供達の風邪をうつさないための配慮だった。気がつけばここ数ヶ月、当たり前のように別室で寝るようになる。

そして時折一緒に寝ては「娘に蹴っ飛ばされて起きてしまった」とアピールするのもしんどい。かくいう私はここ数週間、息子が2時間おきくらいに夜間に起きるのを対応していて、朝起きて1番最初のバタバタもひとりでなんとかして、夫が物音でちょっと遅く起きてくるのもしんどい。

ほんとに

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息子一歳歩き出し、娘三歳6月転園。

息子一歳歩き出し、娘三歳6月転園。

息子が、あっという間に一歳になった。ということを感慨深く振り返る間も無く一ヶ月経ってしまいそうになっている。これが2人目…いや、そうやって蔑ろにしないでいる心つもりだったのだが…転園が…復職が…などとモゴモゴ言い訳を並べる。三男(4人男兄弟)の夫は「ま!俺なんて三男だからもっと雑だっただろうね!」と、なぜか先輩風を吹かす。長女の私、もごもごと気にしつつも日々を生き抜くので精一杯という感じで気がつい

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