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詩・作詞

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#作曲

【作詞】ひとりじゃない

【作詞】ひとりじゃない

寂しいですか あなたは今
わたしも同じ気持ちでいます
見えていますか 同じ月
わたしは足を止め見上げてます

毎日汚れた音や言葉が胸を傷めます
そのたび耳を塞いで世界遮ります

今 静かにイヤホンを外します
弾けて散った星の花火
流すなら 輝く涙を
溢れるままに 解き放ち 
ともに 空に還しましょう

届きましたか あなたへの手紙
何を書いたか覚えてません
伝わりますか この想い
わたしはずっと大

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【詩】麦の海

【詩】麦の海

「麦の海」
青い麦苗が気をつけしている
畑に降り注ぐ水の鏡
小さな体で空に挨拶をする
風は優しく遊んでくれる
お日様を掴もうとする小さな手
水の月に生まれた命よ
路をひらいて澄み渡れ
麦の海の煌き
いつかこのカメラのレンズで望むから
大きな手と温かな手に守られて
麦は恵みに満ちた粒を育む
よどみのない鮮やかな水は
いつか黄金に輝く雲となる
あなたは希望の雨になる

2024年5月8日放送回の『ピア

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【作詞】春のせい

【作詞】春のせい

ふわふわ浮つく
かすみのあかり
ふわふわ揺らつく
ぬるい世界
首に吹く風
ふと冷たい
見開く目にうつる
淡い色と声たち
足並みそろわない
春のせい

ふわふわ浮き立つ
めくった袖に
ふわふわ漂う
甘い世界
無駄に青い空
雲ひとつない
逆さの心にうつる
固い蕾重たい
足並みそろわない
春のせい

ふわふわどこまで
つづくのだろう
ふわふわどこから
現実だろう
軽やかであれば
幸せであれば
浮き彫りに

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【作詞コンテスト応募作品】存在

【作詞コンテスト応募作品】存在

−はじめに−

2023年の秋。ひとつの大きなプロジェクトが動き出した。
「エターナルソング•コンテスト」と銘打たれた作詞作曲の公募であった。

審査委員長は偉大な作詞家、湯川れい子先生。

ツイッターでこのコンテストの話を知った私はそれまで数年間欠かさず投稿し続けてきた月に4箇所の詩の公募を『月刊詩誌ココア共和国』のひとつに絞り、そしてこの作詞コンクールに2023年の残り全てを捧げようと決心した

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