部活小説 文化部編
こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。
本好きの私は、図書館の常連です。
司書さんにすすめられた手作りの「読書情報誌」を読み、その世界にはまってしまいました。
記事を書いているのは、現役の中学生&高校生。
懐かしく思いながら楽しんでいます。
部活小説というジャンルを取り上げた特集が面白いので、前回3冊の本について書きました。
全て運動部です。
今回は、文化部の本を紹介しますね。
●1冊目は、合唱部。
タイトル 『くちびるに歌を』
あらすじ
中学校合唱部顧問の松山先生。
産休に入るため、元神童の美しすぎる臨時教員・柏木に指導を依頼。
すると、柏木目当ての男子が多数入部。
練習をろくにしない男子部員と女子部員の対立が激化してしまった。
心当たりがある人も多いのではないでしょうか。
部活動に限らず、お掃除をサボりたがる男子と、真面目な女子との対立など、昔からあるパターンです。
歌うという、本来の目的から外れた理由での入部。
温度差があるのは、当然でしょう。
同じことは、社会人になってからでもあります。
所属するコミュニティに求めるものは、それぞれ違う。
たとえ同じでも、熱意の傾け方にばらつきがあります。
正論を主張するのは簡単。
でも、納得させるのは難しい。
この小説がどう展開していくのか、楽しみです。
●2冊目は、放送部。
タイトル 『ドキュメント』
○あらすじ
高校の放送部が舞台。
全国大会をめざしてドキュメント作品を作り始めます。
ところが、思わぬ人物の予期していない姿が撮影されていました。
誰が仕組んだのか?
著者は湊かなえさん。
「Nのために」や「告白」など、ミステリー小説で活躍されています。
どんな罠があるのか。
その罠の意図は何か。
推理小説ですから、読み始めたら終わるまでやめられない。
この小説を読むためには、あらかじめ時間を確保しておく必要があります。
家でお茶を飲みながら本を開く。
図書館の閲覧席を利用する。
お気に入りのカフェで読む。
どれを選べばいいのでしょう?
答えは、胃袋が知っています。
【飲食が出来る場所】
自宅か喫茶店しかありません。
どちらかにするか、検討中です。
●3冊目は、数学研究部。
タイトルは 『無限の中心で』
○あらすじ
数学オリンピックに挑戦する数学研究部。
その取材をすることになった少女。
部室では、3人の部員が1枚のプリントを前にして、大興奮。
数学の難問を置いておくと、誰かが解答した状態になっているらしい。真相は?
数学が得意ではないため、数学研究部の存在は雲の上です。
ましてや、数学オリンピックなんて、私の辞書にはありません。
宇宙語並みの数式が解ける人を、尊敬しています。
どの部活も、悩みや葛藤と無縁ではありません。
内容は違っていても、気持ちは同じ。
日々の出来事に一喜一憂してしまう。
時間が経てば、思い出はセピア色に染まります。
その中でも、鮮やかな色彩を失わず、意識に留まっているシーンがある。
普段は目立たないけれど、光に当てると輝くようなもの。
それは、本人が思っているよりも貴重な経験なのだと思います。
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