「運良く」はつくれる。
高校生の時にたまたま将来の目標につながる「映画」に出会えた。頑張っているときに、こんな人になりたいと思える「大人」に出会えた。もうだめだ、投げ出したいと思ったときに、話を聞いてくれた「仲間」がいた。
今でも思う。これは「運」が良いのだ。
たまたま良いきっかけに出会えて、たまたまこんな人になりたいと思える「大人」に出会えた。
でもこの現象は決して誰にでも起こることではない。たとえ動けば動くほど様々な人に会えるといえど、最初はそうではなかったはずだ。
人はだれでも、最初は誰かに信じてもらいたい生き物だ。
だからこそ、言いたい。「運良く」はつくれる。
今日はそんなことを書きながら精一杯伝えていきたいと思う。
始まりは「出会い」
まずはじめに「自分を信じられた体験はなにか」を思い出していきたい。僕は自己肯定感が高い人間ではなかった。ただおちゃらけながら、周りの反応を見て、どうすれば場が盛り上がるかを考えていた。
いじめられやすい体質だったし、いじられ役も多かった。
でもそんな中で、僕も自分自身を信じられるきっかけがあった。
それは「自分を信じてくれる大人」との出会いだ。
今の偏差値や頭の良さ、様々な評価は一旦おいておいて、未来を見てくれる大人との出会い。一緒に未来をはしってくれる大人との出会い。
そんな「出会い」が僕の僕に対する認識を一気に塗り替えてくれた。
人によっては、その出会いが人ではなく、体験だったり、テストだったり、ものだったり、音楽だったりするだろう。
ただ、僕にとっては「人」だった。そして、そのきっかけをくれたのが「先生」だった。
では、その出会いは公平か。
公平と書いたらつよい言葉のようにも思うけど、今回はやさしい「公平」だと思ってもらいたい。ゆるやかな統一感といったところか。
ただ、この機会は正直、地域によってばらつきがある。生まれによってばらつきがある。
これは社会の仕組み上、仕方ないことかもしれない。
でも、仕方ないことを「どうしても仕方なくなんかない」と言いたい自分がいることも、僕は知っている。
あきらめがわるい人間なんだということも、僕は知っている。
変に真面目だということも、僕は知っている。
だからこそ、どうやったらこの「運良く」はつくれるのか、考えていきたい。
「運良く」はつくれる。今はまだ、その旅路。
今僕たちは、全国を回りながら、「あなたの人生には価値がある。人生は自分で選べる。だから、自分の可能性を信じてみて。僕たちはそのきっかけをつくるから。」ということを伝えている。
人生には様々な「選べなさ」がある。
その中で、僕たちは全国の高校にお話をしに行く。
正直「待ってました!!」と思ってもらえる高校生はあまりいない。
でも聞き終わった後に、「もうちょっとだけ話し聞いてみたいな」「将来が少しはたのしみになったな」と思ってもらえたらそれだけで嬉しい。
生きてみたい。大人になるって楽しそう。
そこからのような気がする。
そこから、どのサービスでもいい。行動しながら、自分の可能性に気づく瞬間をどんどん積み重ねたらいいのだ。
だからこそ、始まりは「自分の可能性を信じてくれる大人」との出会いが大切なのである。
そして、その「運良く」をつくっているのだ。
「運良く」はつくれる。まだその旅路の途中だけど、その旅路が心の底からたのしいと思えるチームと一緒だから今日も頑張れる。
そんな毎日に、たくさん感謝したい。
今日も読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでくれたあなたはそれだけで「はな丸」じゃないか。
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