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「studioFLAT」が、廃棄予定のコスメで作り、提供された絵の具で、障害者の【パラアート】へと還元!

こんにちは、翼祈(たすき)です。

私は所属するTANOSHIKAが運営するAKARIで、2022年と今月掲載される記事で、コスメからクレヨンを作っている会社を2つ紹介しました。

とてもSDGs的にも良く、素敵なアイテムですが、あくまで一般的な社会福祉で、障害を抱えている方が、関わっているという話ではありませんでした。

そんな中で、障害を抱えている人と、廃棄するコスメから生み出された画材が、関わっている会社の存在を知りました。

東京都新宿区にある化粧品会社「日本ロレアル」は、知的障害を抱えているアーティストたちのアートをレンタルし、社内カフェへの展示をスタートしました。廃棄する予定だったコスメを絵の具として活かしたアート作品も2023年10月にお目見えします。

今回は「studioFLAT」に廃棄する予定だったコスメを絵の具に変えたものを提供する「日本ロレアル」の2つのことを取り上げます。

廃棄する予定だったコスメから作った絵の具を、「studioFLAT」に提供する「日本ロレアル」とは?



455mm四方のキャンバスからはみ出すくらいに、彩り豊かな4点のアート作品が2023年4月、新宿本社にある「日本ロレアル」のカフェに飾られました。

アートサブスク」と銘打って、新宿本社にある「日本ロレアル」のカフェ内への導入を提案した購買部マネージャーの女性は「凄く素敵です。想像以上のアートです」と笑顔を見せました。

アートを制作したのは、神奈川県川崎市幸区で障害者の生活介護事業所を運営するNPO法人「studioFLAT」(スタジオフラット)のアーティストたちです。継続的に「studioFLAT」のアート制作を応援するために、半年単位で展示するアート作品を入れ替える仕組みでいます。

「美とは多様で包摂的、公正なものです。目に見える形で、弊社製品との結び付きを表現したかったんです」と「日本ロレアル」の購買部マネージャーの女性。2023年10月に展示アートの替えに向け、廃棄する予定だったリップやファンデーションなどを「日本ロレアル」は「studioFLAT」に提供し、絵の具としてアート制作に活かす試みも始めました。

参考:廃棄予定の化粧品を絵の具に 障害のある作家を支援、作品をレンタルして社内に展示 日本ロレアル(新宿区)<都の企業とSDGs> 東京新聞(2023年)

2022年10月に改装した「日本ロレアル」内のタイルや塗料などにも、およそ60種類の自社アイテムが活用されているといいます。「日本ロレアル」の購買部マネージャーの女性は「これからも有効な廃棄する予定だったコスメの利用方法を模索し、ヒトとヒトを繋ぐ美を肌で感じて頂けたら」と述べました。

もしかしたら、以前からあったのかな?

私が廃棄するコスメからクレヨンなど画材にする話を知ったのは、2022年のことで、1年位しか経っていません。

去年は自分の中でSDGsな社会福祉のアイテムになる記事を沢山見つけていたことから、そういう記事を会社の運営サイトで紹介することも多かったです。

2023年に入って、自分が記事にまだ書いていないSDGsなアイテムの記事を見つけることが減って来て、私はライターの支援員さんから、「社会福祉の記事が1番得意だと思います」と言われていましたが、今年に入り、自分の力不足か、なかなか出逢わなくなり、まだまだ素敵な社会福祉のアイテムがあるはずなのに、紹介できないことが非常に残念に思っています。

なかなか見つけられなくなった中で、久々にコスメを画材にと、かつ障害を抱えている方が関わっている内容は初めてのことでした。

パラアートもアートレンタルの記事も書いてきたのに、本当にこの2つの組み合わせは、初めてでした。

それと同時にクレヨンしか知らなかった私は、「コスメって絵の具にもなれるんだ!もしかしたら、まだ私が知らない画材にも、何にでもなれるものなのかな?」とも思いました。

コスメを再利用した画材は、コスメに使われているラメの成分があることで、コスメ本来の発色の良さから、鮮やかなアートに仕上がると聞いています。

2023年10月から入れ替えてのアート展示ということなので、もう飾られているかもしれませんね。私自身が絵を描かないですし、コスメを再利用の絵の具を使ったアートが、どんなものか実物を観ないと分からないところもありますが、きっと素敵なアートなんだろうなぁと思います。

参考サイト


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