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ただただ作曲が楽しいという話

幼少期から家の2階にあるYAMAHAの電子ピアノ。アップライト型で茶色のそれは、僕の音楽人生そのものである。
数ヶ月前、MIDIケーブルでそのピアノをMac Book Proに繋ぎ、作曲ができるようにした。昔からあったピアノがレベルアップしたのだ。ドラクエの効果音が連続で何十回も流れるほどのレベルアップだ。
ここ最近は、ふと思い立った時に作曲をするようにしている。コード進行を決めながらメロディを考えていく。ストリングスや管楽器、ドラムやベースも打ち込んでいく。そのピアノから多くの音が生まれる。気がつけば、いつも数時間経っている。

僕は学生時代、美術や図工の時間が好きだった。絵を描いたり、立体物を作ったりするのが好きだった。小学校の時に作った作品は、よく学校の廊下などに飾られていた記憶がある。
目の前にあるモノは手を加えるほど、美しくなっていった。出来上がったモノは、見て、触れて、鞄に入れて持ち帰れる。
でもそれらとは違った感覚が作曲にはある。触れることができないものを作っているという感覚は、不思議な気持ちになる。
まさしく、「時間」に乗せている。全ての人に等しく流れる時間に、音を重ねていく。繊細で、過ぎてく空間に色をつける行為は、音楽の奥深さを再確認できる。何度も弾いては消してを繰り返す中で、良いフレーズが出来た時は、とても嬉しい。

誰かの心の琴線に触れるような曲を作りたい。そんな思いは、僕を電子ピアノの前に連れてゆく。
今まで無かったような、ルールに縛られない曲を作りたい。そんな思いは、僕の遊び心を「時間創作」へと導いていく。

電車も動かない真夜中、1人の部屋。電子ピアノとノートパソコンの電源をつける。SHUREのイヤモニをつけて、Logic Pro(作曲ソフト)を立ち上げる。

ここから、世界の誰かに繋がれば面白いな。そんな思いは、僕の手を鍵盤へ運ぶ。

もしも人前でライブなんてものができたらな。
そんな妄想をしてみるが、「そんなことあるわけない」とすぐに“現実”という名前のついた霧が辺りを覆う。

情報が民主化された現代において、知識量で勝負するのは時代遅れだ。エンターテイメントを提供する価値が上がり続けている。そして、そんな人で溢れる世界が目の前まで来てる。
インスタやツイッター、ユーチューブなど、個人が世界に発信できるプラットフォームは揃ってきた。1億人総クリエイター時代だ。事務的なことや、その他は、AIに任せて、「人間にできるのはエンタメ」という考えが、これから濃くなっていくだろう。その中に僕はいたい。だから僕は、これからもやりたいことをやる。純粋に面白いと思うことをしていく。死ぬまでずっと。その一つが音楽だ。

時間を作っていく。あなたの人生に少しでも色を付けられるように時間を作っていく。
僕は音楽が好きだ。


【2022/07/22追記】

↓完成した曲はこちらです。聞いてもらえると嬉しいです。



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