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復職に向けてトレーニングが始まった

先日の産業医との面談後、会社の人事部のマネージャーと面談をし復職に向けて今後のプランを説明された。

そこで説明されたことは下記の通り。

・2月中は毎日何歩歩いたか記録を取ること。1日15000歩が望ましいとのこと。

・「生活記録表」という用紙に何時に起きて日中何をして過ごしたか、何時に寝たか等、1日何歩歩いたかも含めて記入する用紙を渡され、2月中は毎日これを書くこと。

・2月中は通勤の練習をする為、週に4日程会社に来てタイムカードを押すこと。
(私の仕事はシフト制のため、シフトの中でも一番早い出勤時間に合わせスケジュールを組まれた)
決められた時間までにタイムカードを押せばすぐに帰宅してもOK

・2月中、上記のトレーニングを問題なくクリア出来れば3月からは少し実務をやってもらう。(給与は支給されないのでその間は休職扱いで傷病手当金は支給される)

・3月のトレーニングもクリア出来、会社側が「復職させても大丈夫」と判断が下りれば4月から通常勤務開始。



他の会社はどうなのか知らないが、私の勤めている会社はまぁまぁ大きなグローバル企業である。
休職した社員に対する復職に向けてのプログラムはしっかり用意されているようで、その辺りはさすがだなと思った。

しかも大きい会社であるにも関わらず会社規定である「休職は半年まで」という期限を1〜2ヶ月も伸ばしてくれるという柔軟な対応をしてくれた。私の希望を聞いてくれたのだ。


早速通勤トレーニングが開始され今日で3日目。
早寝早起きは意外と楽で驚いた。
元々早起きは大嫌いな人間だったのに…。
人間はよく分からないな。

そして、通勤トレーニングを開始して私が感じた1番の変化は、

「会社に行くのに不安感や緊張感を感じなくなったこと」

「ばったり同僚と会っても心臓がバクバクしなくなったこと」


半年も会社を離れていたので、久しぶりに行くと最初は緊張していた。

「話しかけられるのではないか」と考えるだけでも不安や緊張でいっぱいで頓服を飲むのが当たり前だった。
不安感が湧き上がるのは双極性障害の特徴でもあるので余計に。
この半年間で約7キロ痩せたので「体型に関して何か言われるのも嫌だな」と思っていた。

だが先日の産業医面談や人事部のマネージャーとの面談、そしてこの3日間の通勤トレーニング。
これらを経て会社に向かうハードルがグッと下がった実感がある。

この1週間程の間に何人もの同僚とバッタリ会ったが徐々に不安や緊張感なく挨拶や会話をすることが出来るようになり、今では全く緊張しなくなっている。

しかも皆んな、1人残らず優しい。

双極性障害のことを話した時も
「この会社はそういうのに理解のある人が多いからきっと大丈夫だよ」
と言われたり、

「久しぶり〜!会えて嬉しい!今日の服装オシャレだね!」
と表現してくれたり、

「復帰するの楽しみに待ってますね!」
と満面の笑みで言われたり。

ここは天国か?楽園か?笑

「数百人も社員がいる会社にしては良い人率が高すぎる」と以前から思っていたが、今回のことでその思いは更に強くなった。

まぁ、こういう会社なので私は復職したい気持ちが強いのだ。

昨日はアイルランド人の同僚に英語で話しかけられた。
長らく英語は喋ってなかったが少しの時間会話が弾むくらいには英語を話すことが出来、そんな自分も本当に嬉しかった。
「まだイケるじゃん、私。全然衰えてないじゃん」って。


そんなこんなで、復職に向けて動き出しているところです。
鬱っぽさも今は全然ない。
かと言ってめちゃくちゃ躁というわけでもない。
主治医が言うように本当に寛解に近いのだろう。

双極性障害は寛解後も投薬を継続することがとても重要な病気。

症状が落ち着き社会生活が送れるようになったとしても、再発を防ぐ為にこの病気とは慎重に、しっかりと向き合っていきたい。

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