見出し画像

【IQ135】学校に行けなくても大丈夫【ギフテッド・2E】

noteお久しぶりです。  

今回この件は書くのにすごくためらいがありました。
主人や親友にすらも話したことがないからです。  

でも、今のご時世になって公開する意味があると思い書き始めました。
実際、嘘と思われる方の方が多いと思います。  

どなたかが目を通して心に留めてくだされば、私のような子供が増えないと信じて記しておきたいと思います。
そして、見てくれた子供たちの心が少し軽くなってくれれば嬉しいです。  

正確にお話しが書けるかわかりません。
なにせ診察を受けたのも、もう15年近く前。
言われるがままにお医者に連れられていったのですから。  


学生時代に家庭内の喧嘩を目の当たりにした私
ノイローゼのようになり精神科を一度受診しています。
例えていうなら燃え尽きたジョー。今でもあの時の虚脱感以上のものは経験したことがないです。

あちこちの科に回され、頭に脳波のチクチクするコードがついたシール貼られるし、CT撮られるし
食べ物を受け付けずカロリーメイトのゼリーだけで1週間ほど過ごしていたからとりあえず休ませてくれ、と内心思っていました。
心も体も疲弊していて最低限の会話をすることもままなりませんでした。

そのあと何回か通うのですが  、影やマーブルな絵を見てどう思うか質問されたり、パズルのような問題や法則を見つける感じの問題を愉しく解いたりしました。

ある日の診察で告げられたおじいちゃん先生の言葉を今でもよく覚えています。

数値でいうとIQ135
周りの人と話が合わなくて
苦痛に感じたり苦労する
学校を休んでいる間は
好きなことをさせてあげて欲しい


勉強も運動も至って普通の私が?
よくわからないけど、東大でIQ120と言われてるのに?
ちんぷんかんぷんですよ、そりゃ。

そして母も勉強ができたって、生活力がないとなんにもならないよ。
頭だけで考えるあんたが嫌いだ、感情がないのかともよく言われていました。

主人にも何を考えているかわからないとよく言われていましたし、友人や周りにはなんだこいつ?って雰囲気出されてました

先生は一目置いてくれていましたが、授業の中で理解し終えたら、聴きながらも違う教科の宿題をやったり日誌書いたり…。ある先生に怒られたけどね 。

実際効率が良かったし、家に宿題持ち込みたくないし…いいことづくめじゃん?ってよくイライラしていました。

とにかく周りと話が通じなかったり、効率悪かったりでイライラしたり、頭ごなしに否定され悲しい気持ちが強く、心のどこかでずっと疎外感を感じていました。

ただ、恵まれたことに私が診察を受けた病院は全国的に有名な優秀なお医者様が集まる大病院。
信頼できるお医者様の言うことですから…母も納得したのだと思います。

その後私は夏休みも含めて3カ月休みました。

大きなジグソーパズルを黙々とこなしたり、本を読んだり…。

学校の勉強が遅れてしまったり、部活をやめてしまったけれど、あの数ヶ月って、とても楽しくて
今でもいい体験だったと思えるのです。
おばちゃんは特にラッセン、夜空、海系パズルが好きでした。

私がIQの診断を受けた当時、パソコンやスマホなど文明の利器は我が家にありませんでした。

クラスに携帯電話を持ってる子が1人2人いればいい。
携帯電話を持ってる子がヒーローで、パソコンは学校に置いてある箱型テレビみたいなのとフロッピー。そんな時代に生まれた。

ふと自粛期間にアレはなんだったんだ?と気になって調べたくなりました。

私があの時に受けたテストは
「ロールシャッハテスト」
IQを測るためのテストとわかり、そして
「ギフテッド」
という言葉と意味を知ってから心の重りが少し消えたのです 。

以前ブログに書いたのですが

どうして話を聞いてくれないの?
わかってくれないの?
私の喋り方がいけない?

ずっとどこかで自分を責め続けて、自分が変なんだとこの齢まで苦しみ続けたのです 。
居場所のない感じや疎外感は育った環境だけではなく、私の方が少ないタイプの人種だからか!
と気づいたらみるみる自信が持てるようになったのです 。

そしてTwitterを真剣に使い始めてからは?さらに刺激を受け

私と同じ価値観の人がいる
たまたま近くにいないだけで
私に賛同してくれる人や話の通じる人がいる

と気付けて、今嬉しいのです。

もちろん今、コロナウイルスとリーマンショック以上の経済の危機がやってきて不安も大きいし
このまま家族にも会えず、荼毘に付されてしまうかもしれません 。

生きたとしても年金も定年もグッと上がって、正直働けるか?大丈夫か?
不安っす、私も。  

でもね、こんな体験をしたおばちゃんだから思うんです。
この時代まで生きててよかった。

オンライン授業等、子供達の芽がぐんぐん伸びる方法ができて、もっともっと素晴らしい人がたくさん見られると思ったら、少しワクワクするのです 。

これからの子供達の未来は明るいです。
基本の教科だけでなく、自分の興味に合わせてやりたい授業を受けたり、スケジュールを組むことも可能でしょう。

今学校に行けなくて不安だったり怖いこともあると思うけれど、学校で学べないことはたくさんある。
やってみたいことがあったら、やってみて欲しい。

保護者様は、もしできそうなことがあったら、見守ってあげて欲しい。

きっかけってどこにあるかわからないんですよ。
そこら辺に落ちてるどんぐりや石かもしれないし…漫画や歌かもしれないし…。

このおこもり期間を、世間体を気にしなくていいなんでもできるボーナスタイム!と思えたらすごくラッキーと思うんです。

そして病気やいじめ、様々な事情で通えなかった子供も平等に教育を受けられる日は、そう遠くないです。

こんな経験をしたおばちゃんからでした 。

2022年6月追記
私は、ここ最近で言う2Eの子供だったのかも知れません。
不器用さが目立つ、発達性運動協調障害の文献を読みそう感じます。
昔から人一倍努力はしているけれど、手先の動きや苦手な運動、力加減のなど課題は多く残っています。それでも生きることはできています。だから、大丈夫です。

サポート頂けると大変励みになります。 皆さまから頂いたご支援は、愛する家族のため、そして、縁あった皆さまに還元できる記事を執筆するイマジネーションのために使いたいと思っています。