和奈(あいな)

徒然なるままに。気の向くまま風に吹かれるが如くに今日の着地点を見つけに行こう。 アラフ…

和奈(あいな)

徒然なるままに。気の向くまま風に吹かれるが如くに今日の着地点を見つけに行こう。 アラフィフの女性です。 障害をものともせずに、小説や絵に取り組んでいます。小説も絵もアラフィフになってから始めた事。 誰でもいつからでも何でも始めようと思った時が初めドキ❣️躊躇してる暇なんてないない❣️

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小説

小説。私小説といってもいいかと思いますが最近、noteの方でも連載を始めました。 題名は「冬のひまわり」です。 その前、去年の12月は、処女作として「クリスマスの前に」という話しも書いていました。 これは、冬のひまわりが終わったらアップしようかな?とかとか考えていて。いや、新作が出来たらそっちを書くかもしれませんが。 冬のひまわり🌻は日帰り温泉がメインの話しで。楽しく書いています。遅筆なんでね。なかなかアップしないので、ヤキモキしてしまうかもしれませんが。なるべく早く書くよう

    • 冬のひまわり🌻(第11話)

      キー。バタン。 「こちらです」 看護師が促す。 薄暗い部屋へと通された福田は、もう動かぬ母の姿に愕然としていた。頬を触っても、もう温かみは無くなっていた。 「お袋。。。どうして」 涙は出なかった。まだこの時は急なことで驚きの方が勝っていたのかもしれない。 側から見たら福田の顔は真っ青だったに違いない。血という血が身体から抜け出てしまったような気さえしていた。 どれくらいそうしていたのか? 看護師から声を掛けられて福田はハゥとした。 「先生から説明がありますのでこ

      • あるがままに

        おはようございます。 ちょっと、体調がすぐれずに小説の連載がストップしております。 けれど、ふと考えが過ったので文に残しておこうかな?と。 私がそもそも作品(絵や小説やその他もろもろの趣味)を作成しているのは、病気を発症して自分が生きた証を残したいと思ったから。 本当は、子供が欲しかったのですが、身体の機能的に無理でした。 で、その間でも、何か。 何かないか?と、模索しておりました。 病気を発症して、自然と精神世界の方へと傾倒していき、スピリチュアルの世界へと誘われて

        • 冬のひまわり🌻(第10話)

          おはよーっス❣️と、会社のバックヤードに裏口から入った福田は、そう声に出しながら進んだ。 「おはよ〜ございます」涼やかな声の方を見ると、有本泉が声を掛けてきた。 (おっ!) と、心の中でニヤけながら、 「あ!泉ちゃん!おはよう」 と、答える。 「ねぇねぇ、福さん知ってます?」 「ん?何?何?」 泉ちゃん相手だとつい顔が綻んでしまう。 「ウチのお風呂にTVの取材が来るらしいですよ?」 「え?マ、マジ?」 TVの取材と聞いて心底ビックリして、素っ頓狂な声で聞

        • 固定された記事

          冬のひまわり🌻(第9話)

          ピピピッピピピッ。 バチッと目覚まし時計を止める。 カーテンの隙間から覗く太陽の光は春に向けて段々と強くなってきている。 もう、昼の12:00だ。 今日は夕方からの勤務の福田はのんびりと起きた。 昨夜の夜勤務はハードだった。金曜日だったからか、若いお客様が沢山来ていた。 「若いって良いよな。それだけで、生きてるって感じるもんな。」 などと独り言を呟く。 ふ〜。っと、ため息をつく。 (泉ちゃんは可愛いよな。) などと、泉ちゃんの顔を思い浮かべていると、もやもや〜っ

          冬のひまわり🌻(第9話)

          冬のひまわり🌻(第8話)

          〜〜〜〜 風呂に浸かって出た福田は、おもむろに休憩室へと向かった。 夜の22:00からのフロント業務までの時間をここで過ごす事にしたのだ。 一度帰ろうか?との考えも頭をよぎったが、一人きりの部屋に帰る寂しさよりも、ザワザワとしているが、人がいる雰囲気に寄りかかりたかった為だ。 ここは、漫画は読み放題だし、テレビも見放題。月に一度ならば岩盤浴も入れる。まだ今月は福田も入るチャンスがあるが、今日はやめておいた。何故ならばまだ月初めで、もっと入りたい気持ちが強い時に入りたいからだ。

          冬のひまわり🌻(第8話)

          テーマ曲

          おはよう御座います😊🌈 テーマ曲ですが、何の?ですよね?笑)小説のです。今書いている小説「冬のひまわり🌻」のテーマ曲は、バックナンバーさんの「繋いだ手から」がテーマ曲として、小説を書いている時に頭の中で流れています。 小説毎に違うんです。処女作の「クリスマスの前に」のテーマ曲は、やはりバックナンバーさんの「ハッピーエンド」です。いや、むしろ「ハッピーエンド」を聞いて、話しが出来上がったのですが。笑) 小説。書いてて楽しいです。こんなに楽しいんだな?って、思うの。ストーリーって

          冬のひまわり🌻(第7話)

          今日も一通り仕事を済ませて、ドリンク一杯だけ無料なのでコーラを飲んでいた福田は、バイトの子が急に休みたいとの事で、夜のフロント業務を頼まれたので、一回家に帰ろうか迷っていた。家までは自転車で20分くらいである。 「ふう〜。夜の22:00からか。どうするかな〜?」 1人呟いていたが、側からは思い悩んでいるように見えたのか、フロントから休憩にやってきた有本 泉が横から顔を覗かせた。 「福さん!何か悩み事ですか?」 いきなり泉ちゃんの顔が見えたので、びっくりして、 「え?

          冬のひまわり🌻(第7話)

          冬のひまわり🌻(第6話)

          2日酔いの福田は眠い目を擦りながら自転車を漕いでいた。 頭の中は昨日の飲み会の事 、 泉ちゃん…。可愛かったなぁ〜。泉ちゃんは見てるだけで癒される。 しかし…。木村女史…。歳の割になかなかのナイスバディだったな。  もうちょっとシラフだったら…。惜しい事した。 いやいやと首を振りながら、何もなかったんだ!と、自分に言い聞かせた福田であった。 やれやれ本当に何もなかったんだよ。と、ツッコミたくなるが、それは神のみぞ知るである。 会社に着くと、息をはぁーと吐き出した。 白

          冬のひまわり🌻(第6話)

          冬のひまわり🌻(第5話)

          ピピピッ。目覚まし時計が鳴る音で飛び起きた福田は横に何かがあるのを感じていた。 「ん?」 ゴソゴソと動く物体。 「んん?」 布団をそーっとめくる。 と、そこにはキャミソール姿のあの!木村さんが! 「う、うそっ!!」 福田は慌てて飛び起きた。 「う、う〜ん何よ〜」 と、髪に手を当て木村女史が目を開けた。 「あ!福さん!え?うそっ!何で?」 木村女史が呟く。 福田は咄嗟に 「な、何もしてないですよ!」と、うそぶいた。 「え?そうなの?」 身体を毛布で

          冬のひまわり🌻(第5話)

          冬のひまわり🌻(第4話)

          今日は3ヶ月に1回の飲み会だ。 設備点検という名の店休で、その日の夜は懇親会という名目の飲み会となる。 昼間は店の掃除を主にやる事になるのだが、ワイワイと楽しく過ごす。 もちろん掃除をしているのだが、その日は上層部(幹部だ)も来る。 そして、メインイベントは夜!夜なのだよ! 一人ヤモメの福田だが、そんなに意気込んではいないが、誰かいい子はいないかな〜?の気分で毎回参加している。 むしろ大学生の男子諸君の方が、鼻息ふんふん言わせながら、バリっとキメこんでいる。 ま、女

          冬のひまわり🌻(第4話)

          冬のひまわり🌻(第3話)

          ジージージー。福さん!福さん!応答願います。 外でタオルを干していた福田は、トランシーバーで呼ばれていることに気づいて答えた。 「はい。福田です」 「福さん。今どこですか?すぐ風呂場に来てください」 イケメン佐藤の声だ! 「今、外です」 福田は答えた。 「福さん!湯舟で粗相をした人が居ます!」 「了解!」 と、福田は干しかけていたタオルを置いて、風呂場へと急いだ。 階段を駆け上がり風呂場に着くと、フロント係のイケメン佐藤が待ってましたとばかりに、福田に駆け寄ってき

          冬のひまわり🌻(第3話)

          冬のひまわり🌻(第2話)

          日帰り温泉「和(なごみ)」の開店があと1分に迫っていた。 3・2・1・。 「開店です!」の声が掛かる。 「いらっしゃいませ〜」 ドドドドド。。。という地響きと共に、お客様が扉から勢いよく入ってくる様は圧巻だ。 その日の従業員が一列に並び、1人1人頭を下げて出迎えるが、常連客が殆どだ。平日の今日は、特に常連客ばかりになる。ま、強いて言うならばお得意様という事だ。 最近の「和(なごみ)」の客層は外国の方が6割程だろうか?大体片言が話せるので助かっているが、それでも早口に

          冬のひまわり🌻(第2話)

          冬のひまわり🌻(第1話)

          「おーい福さん!」 福田圭太は、同じ会社で働いているアルバイトの大学生佐藤に呼び止められた。 「福さん!あっちのトイレ掃除したんスか?」 したんスか?って、大学生のくせに!と、少しムッとしながらも福田は、 「ああ。終わったよ」とだけ答えた。 福田の勤務先は、日帰り温泉「和(なごみ)」だ。 閑静な住宅街にデカデカとそびえ立つ建物がそうだった。 もう、四十路をちょっと超えた福田はバイトとして働き始めて1年ちょっとになる。そう、大学アルバイトの佐藤より2ヶ月遅く入った。だか

          冬のひまわり🌻(第1話)

          解釈

          バックナンバーというバンドの曲にハッピーエンドという曲がある。 一般的に日本ではハッピーエンドというと、幸せな結末と解釈される。 けれどその曲のYouTubeでのコメント欄にて、「幸せの終わり」と書いてあった。 ん?と、字面を見て私は内心「ああ。」と思った。「なるほど、そう解釈したのか?」とね? しかし調べてみると、英語圏ではハッピーエンドとは字面の通り「幸せの終わり」と、解釈するらしい。 英語圏での幸せな結末は、ハッピーエンディングと言うらしい。 え?知らなかった。 解釈の

          大切だと思う気持ち

          何にも邪魔されず、心穏やかに鮭のおにぎりとカップ麺を啜れる幸せ。 そこに気づく事が大切である。 腹に収まれば同じなのかもしれないが、ただ、食べるという行為なのだが、そこに幸せだと気づく事が大事である。 このひとときを大切だと思う気持ちがある心が幸せへと繋がるのではないかと思うのである。 食べるという行為は、普通は幸せへと繋がる筈なのですね? 何故ならば、食べる=命を紡ぐという事だから。 命を紡ぐとは?生きるという事。 生きてさえいれば、何でもできるのです。 笑う

          大切だと思う気持ち