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ユニバーサルツーリズムを実践する上で3つのバリアフリーが重要と考えています。


社長 河瀬豊の記事です。
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透析通院往復が4件と定期通院往復が4件で8件の事前予約、ゆるゆるの土曜日でしたが、当日予約が2件あり、対応させて頂きました。
1件目は朝一対応後の8時20分入電。
南熱海地区から熱海駅まで。
花火大会翌日の土曜日、まだ渋滞する前の時間帯、タイミング良く対応させて頂きました。
2件目は11時頃入電。市内のホテルから熱海駅まで、車椅子3台と同乗者3名との問い合わせ。聞き覚えがある内容でしたので、確認すると、数週間前にお問い合わせいただいた方でした。 その時のお問い合わせ内容は、「ホテルのチェックアウト後、来宮神社まで、車椅子3台と同乗者3名」との内容でした。
「来宮神社は、新しい建物を建設中で、階段以外のアプローチがありませんが、大丈夫ですか?」とお話しすると、知らなかったと驚いていました。また、来宮神社から次の移動場所までは、どうするつもりですか?と聞くと、来宮駅まで近いから自走して、電車で帰りますとの事でしたので、「来宮神社から来宮駅まで、近いですが、歩道が狭く、段差もあり、自走式車椅子だと歩道は走行出来ないと思います。そして、来宮駅は無人駅でエレベーターもありません。改札からホームまでは階段ですよ。」と情報提供しました。
その情報提供で、スケジュールを変更するとの事で、感謝はされましたが、仕事には繋がらずに、どうしてるだろうか?と気になっていたところでした。
結局観光は諦めて、ホテルから熱海駅に直行する予定に変更したようでした。
今回の件で、改めて観光地のユニバーサルツーリズムについて考えました。ユニバーサルツーリズムを実践する上で3つのバリアフリーが重要と考えています。1つ目は階段や段差、急坂などハード面のバリアフリー。これは、重要ではありますがバリアフリー化するために、設備投資が必要で中々難しい側面があります。2つ目は、ハート面のバリアフリー、心のバリアフリーです。観光地の観光業に関わる皆様、一人一人が、困っている人がいたら、何とかしたいと思う様な、そんな観光地になれば、ハード面のバリアがあっても、乗り越えられると思っています。 ですが、一番大きなバリアは、情報のバリアだと、改めて思いました。今回の事例をとっても、来宮神社が工事中である事、来宮神社から来宮駅まで、歩道が狭い事、来宮駅が無人駅でエレベーターがない事。最初のお問い合わせの段階で情報提供した事で、そのグループは来宮神社を諦めてスケジュール変更しましたが、 その情報提供が無く、実際に来宮神社に行っていたら、その後とても困っていたと思います。今日、ホテルから熱海駅までの道中で、そのことに関して、何度もお礼の言葉をいただきました。そのグループは、熱海旅行は初めてと言っていました。
「熱海駅からホテルまではどうやって移動されたのか?」と尋ねたところ、熱海駅が高台にあるとは知らず、宿泊するホテルまでも、距離はまずまずあるが、車椅子を押して行けると思っていたそうで、宿泊するホテルまで長い坂を下り、大変だったとのこと。
そのため、帰る日は、都内ではたくさん見かける一般タクシーのユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)を呼ぼうとしたそうですが、花火大会翌日では難しい、、とホテルの方から言われ、一度、来宮神社の件で問い合わせした弊社に連絡をくださいました。
花火大会翌日でしたので、弊社から通常15分位でお迎えに行けるホテルですが、この日は35分掛かり、ホテルから熱海駅までも通常10分程で
行けますが約45分掛かりました。
車内で車椅子で行ける観光施設など色々と情報提供しましたので、季節を変えてまた来ますと言ってくださいました。楽しい思い出と共に帰路についていただけて良かったです。

伊豆おはなのブログにも書いてみました。
お時間ある時に読んでいただけたら有り難いです。

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