見出し画像

感情に正直であること

唐突な話ですが、私は昨日、母親からのとあるメッセージに3回泣きました。

みなさんは、自分の感情を受けとめられるタイプでしょうか。それとも押し込めてしまうタイプでしょうか。

私は圧倒的に押し込めてしまうタイプで、特にプラスな感情には気づく感度も弱いタイプでした。

自分の感情を正面から受けとめる自信がなくて、それなら感じないようにすればいいと、ある意味むかし流行った「鈍感力」のように自分の性格を捉えていました。

だけど最近、感情自体も感情を感じる感度も豊かになり、違う世界が見えてきている感覚があります。私に起きた変化を書いておきたいと思います。

感情を押し込めること

数日前にこちらの記事を書いたとき、私の思春期は結構危うかったなと気づきました。

いまでこそ安定しているけど、当時は家庭に危うさがあった。それと同時に、学校にはハッキリとしたスクールカーストがあって、心を許せる人がとても少なかった。

私が心を許していた祖母とは私の成長につれて会う時間が減ったし、母と私は正直うまくいっていませんでした。

やっぱり思春期の心の使い方は大事なようで、その後ずっと最近まで、感情は押し込めて優等生に振る舞えばいいと思っていました。そうすれば波風は立たないのに、なんでみんなそうしないんだろうとも思っていました。

感情と向き合う自信がなかった

感情を押し込めることが強さの1つであるかのように、勘違いをして社会人を過ごしてきました。

だけど最近気づいたのは、これは強さではなく「感情と向き合う自信がない」という弱さだったということです。

思春期にネガティブな心の使い方が多かったからか、私の心は基本的にネガティブに傾きやすい。だからネガティブな感情を察知する感度は高くて、でもそれだと苦しいから、感情を押さえ込んでいました。

その結果、感情と向き合うことを放棄してしまい、ポジティブな感情への感度も弱くなってしまった。そんなことが起きていたのだと思います。

感情が豊かになったこと

感情をそのまま感じて受けとめることが怖かった私。

そんな私が感情を受けとめられるようになったのは、間違いなくコーチングを学んだことがきっかけです。特にこの「サブパーソナリティ」との出会いが大きかったと思います。

私のなかにはたくさんの人格があって、それぞれに居心地のいい環境と悪い環境がある。

それぞれの人格を理解して、少しでも快適にいられるように寄り添ってみようと思ったら、自分を客観的に捉えて感情を受けとめられるようになりました。

そうしたら、私自身の感情の幅が広がって、いままで苦手だったポジティブな感情がもっと強く出るようになりました。

友人と話していてもどこか冷めていることの多い私だったけど、最近は「いまの私、すごく楽しいんだなあ」と感じ取れるようになりました。

感情に正直であること

昨日3回も泣いたのは、母から思わぬメッセージのプレゼントをもらったからでした。

数ヶ月前に申し込んだ、母世代のセカンドキャリアに向き合うワークショップ。やっと母が受講して、昨日運営の方から写真とメッセージが届きました。

そんなものをいただけるなんて、すっかり忘れていた私。メールに添付された写真のなかの母が見たことのないような笑顔で、ちょっと笑いすぎじゃない? と、このあとLINEしようと思いながら開いたら。

写真の横には、母から私への謝罪とも取れる言葉と、私なりの幸せを願う気持ちが添えられていました。

やっぱり、昔のうちの家族はちょっと危うかったよねと、中学生や高校生の頃の私が突然わっと出てきて、お母さんも当時は大変だったよねと寄り添っていました。

感傷に浸りすぎて、一夜明けてもまだ母に連絡できないくらい。そんなにも、私の心は感情的になることができています。


ポジティブな感情にも、ネガティブな感情にも、これからの私は正直でありたい。

感情と密接に関わっているサブパーソナリティを「いまあなたは出てこないで」と押し込めるのではなく、「大丈夫、私が受けとめるから感情を教えて」と言いたい。

とにかく、昨日はよく泣きました。まだしばらくは母からのメッセージを見るだけで泣きそうな気がします。

お母さん、ありがとう。お母さんと距離を取りたい時もあったけど、この先はもう少し手を取り合っていきたい。そんな感情に気づきました。

7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️