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2018年5月の記事一覧

かがみの孤城

かがみの孤城

わたしに、辻村深月さんを教えてくれたのは、部活の先輩だった。すでに文庫本が出ていた何冊かをまとめて買って、そこから一気に惹きこまれていった。それが、「ぼくのメジャースプーン」と「凍りのくじら」だった。



昨日、無性に小説が読みたくなって、Kindleで購入したのは「かがみの孤城」夢中になってページをめくって、寝不足になりながら読み終えた。

ドキドキする展開、SFのような要素もありつつ、読み

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なんでもない日の花束

なんでもない日の花束

”恋人がなんでもない日に買ってきてくれたおみやげ。何がうれしい?”

さえりさんの新刊「やわらかい明日をつくるノート 想像がふくらむ102の質問」のなかの1問だ。ティファニーブルーに近い表紙の、ぱらぱらとめくりやすい書き込み式の本。私はどちらかというと、自分が書き込むというよりは、さえりさんの回答が読みたくて買った。さえりさんの書く、やわらかくてあたたかい文章にふれるのが好き。

すぐに部屋のなか

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社畜上等!/常見陽平

社畜上等!/常見陽平

刺激的なタイトルの本かもしれないけれど、本質的な話をしている。装丁もかわいいし、おしゃれな感じ。全4章。

第1章:会社を捉え直す 第2章:自分を見つめ直す 第3章:会社の中で自分を活かす 第4章:楽しく働くための仕事術

同じ目標に向かうーーー会社とはコミュニティ。会社に”やらされた”仕事で道が広がった例は枚挙に暇がない。看板があるから信頼を勝ち得る。会社をどう利用できるか?「やりたいこと」でな

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オトナ女子の気くばり帳

オトナ女子の気くばり帳

オトナ女子の気くばり帳/気くばり調査委員会 編 を少し前に買って、ぱらぱらと読んでみた。ますこえりさんのイラストが素敵で目を引く。「媚びない 無理しない さりげない」表紙の言葉は、まさに気配りってそういうものだな、と思わせる。私みたいに、見返りを求めがちな女子でもできるのかな…笑

基本的には、社会人としてのマナーで、ただそれを押しつけがましくなく、優しいタッチのイラストがたくさん添えてあって、そ

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18時に帰る

18時に帰る

18時に帰る 「世界一子どもが幸せな国」オランダの家族から学ぶ幸せになる働き方/1more Baby 応援団

タイトルから、日本の話じゃないの、って思ったかもしれないが、可能性の提案として面白く読めた。一番感じたのは、会社と個人との「信頼関係」が大切だということ。話し合いながら働き方を決めていける、そして皆で決めたルールがあるなら、個人的に反対だったとしても守る。チームだから協力するのは当たり前

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働き方完全無双/ひろゆき(西村博之)

働き方完全無双/ひろゆき(西村博之)

作者は、2ちゃんねるを開設、管理人のひろゆきさん。すごーくざっくり言うと、日本ってヤバい?じゃあどうする?ってことがまとめてあります。

▼△▼△▼△▼△▼

①インターネットで情報流通コストが無料になった。②コンテナ発明で輸送費用が安くなった。③ゲーム理論的に正直に商売したほうがトクになった。先進国では二極化が進む、それとは違う「個人として、ワンチャン狙いながら幸せを目指す」生き方を提唱し、「個

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お金ってなんだろう

お金ってなんだろう

もう、世の中に言い尽くされた、話尽くされた、それでもずっと尽きないことのひとつに、”お金”がある。

「お金と幸せの答えを教えてあげよう」宝くじで3億円を宛てた図書館司書の一男は、大富豪となった親友、九十九ももとを訪ねる。直後、九十九が3億円と共に失踪。一男のお金をめぐる30日間の冒険が始まる。

以前ハードカバーで読んだことを忘れていて、文庫版を最近購入した。私自身、いま現在東京で暮らしていて、

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シンプルに考える/森川亮

シンプルに考える/森川亮

LINEといえば、日本では知らない人はいないコミュニケーションツールで、するりと生活に馴染み、いまや無くてはならないものになった。この本は、2015年3月までLINE株式会社の代表取締役社長だった森川亮さんが書いた、全部で40個のシンプルなこと。え、それもいらないの?とびっくりするようなこともあった。印象に残ったものを紹介したい。また、LINEができるまでの話も書かれていて、そちらも結構興味深かっ

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掃除と料理

掃除と料理

自分にはまだ早かったのかもな、と思った、買って、読んだけれど、うまく使いこなせなかった本たち。

◆考えない台所/料理家 高木ゑみ

◆イラストでよくわかる世界一のお掃除術/新津春子監修

私もこういうきちんとした生活にあこがれるけれど、現実は週に1回水廻りを掃除して、洗い物は溜まったら、洗濯は割とマメにやるかな、って感じなので、家族ができたらまた読みたいな~と思った。とりあえず手に取って、気にな

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1週間で8割捨てる技術/筆子

1週間で8割捨てる技術/筆子

ミニマリストにあこがれてこの本を手に取った。片付けることが昔よりは好きになったし、自分の暮らしに必要じゃないかもしれないものを、なんとなう買ってしまうことも減った気がする。

この本を読んだあと、タイミングが重なったこともあり、実家に置いてあった自分の大量の荷物をすべて整理した。小さなボックスに、帰省した際の着替えを一式残し、あとはすべて処分、もしくは自分の一人暮らししている部屋へ持ってきた。根気

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