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ADHD(注意欠如多動症/注意欠陥多動性障害)という”障害”

ADHD_noteです。

私は、ADHD(注意欠如多動症/注意欠陥多動性障害)という”発達障害”の当事者です。

”発達障害”は、生来(生まれつき)の”障害”で、客観的・医学的に”障害”と認められているわけですが、”障害”の診断には理由が必要です。

今、この記事を見ている方の中にも
「もしかしたら、自分もADHDかも知れない」
「ASD(自閉スペクトラム症)かもしれない」と、症状から”発達障害”を疑っている方もいるかもしれません。

「でも、気のせいだろう」
「確かに症状はあるけど、自分は絶対に違う」

と、思われている方もいるかもしれません。


・子どもの頃は落ち着きがなく、よく迷子になった
・忘れ物が多い
・遅刻をしてしまう(約束の時間に間に合わない)
・モノを失くしやすい
・自宅の部屋や職場のデスク周辺などが散らかっている
・片付けが苦手
・気が散りやすい
・じっとしていられない

上記の様にADHDと言われる主症状はたくさんありますが、
どれも、”一般的に誰にでもあるような症状” であることも事実です。

上記に挙げたような症状で、生活に問題が発生しているかどうか?
が診断を受ける上で重要な基準となります。

たとえば、幼少時に
・出掛けると必ず迷子になり、誰かのお世話になった。
・毎日忘れ物をして、先生に怒られたり、友人たちにいじめられたことがある。
・宿題に集中しようとしても、マンガを読む、テレビを観るなどで気が散ってしまって手につかず、結局夜になってギリギリにやった、あるいはやらずに登校した。


たとえば成人後は

・忘れ物が原因で仕事に支障を来たした。
(書類や印鑑を忘れて仕事が進まなかった、それにより取引先に影響が出たり、会社に損害を与えたなど)

・遅刻が原因で仕事、友人関係に問題が生じた。

”忘れ物” の根本原因にもなる”片づけ”については、
・部屋が足の踏み場もない状態になることがあり、明日仕事で使う重要な書類、印鑑、今週末に支払期限の料金の納付書などがどこに行ったか分からなくなり、仕事や支払いなどに支障を来たしたことがある。

・仕事で会議や課題に集中しようとしても気が散ってしまい、別のことを考えてしまう。それにより、遅々として仕事が進まず、同僚や上司に指摘、叱責、あるいはパワハラされる。
(やる気が無い、集中力がないなどと言われたり、それ以上にエスカレートしたことがある。)



このように明らかな症状があっても、”誰にでもある症状”であるために、中には自分で”障害”に気づけない、あるいは認めない人もいます。

客観的に、どこまで自己理解、自己分析できるかです。

上記に挙げたような状況になっていれば、

自身の生活に明らかに生活に支障が生じています。


たとえば、私は今朝起きて、テレビを観ながらYouTubeの複数のチャンネルを見ています。

どこまで自分で理解ができ、どう対処できるのか?

生活上に問題なのは、

まずは自己理解と診断が必要なのだと私は思います。


ちなみに画像は、「発達障害があると、誰にでも越えられるハードルが越えられない。見えないハードルがある状態であり、言語化しなければ伝わらない。」的な画像。

Vlad VasnetsovによるPixabayからの画像

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