僕とあなたは相思相愛
両想いと思いたい
いやでも
僕の片思いかも知れない
少なくとも
嫌いと嫌いじゃないのは
信じてみても信じてもらっても
いいのかなぁなんて
言い訳じみた言葉を並べて
いつも一緒だってわかる人には分かるし
好きなのねって分かる
でも直接好きとは言わないよ

アニョハセヨ
なんにせよ
巡ることって
巡礼なんだよ
人に何かを強制するくらいなら
共生したいと願う
警報級の雪が降るぞと
注意喚起の声が重なり合う
２月のある夜
シネマのような結晶が舞っていた

世界なんて天気の子

パウダースノーを溶かして飲み干したくもり空は私の中で酸性雨となって降り注いだ
一滴零しただけで使用不可能な
トイレットペーパー
ハートビートはメロウに
せせらぎは午前四時のランドリー
どくどくと流れる
かわかわかわ
カワカワカワカワ
川川川川川
繋がる
太くなる
分岐して
循環する
永久機関
なフリした
せいぜい
１００年
ばかりの
わたし

グーグルは僕を孤独にする

ホワイトアウトなんて雪国特有の話だなんて
とんだ思い違いで人と人が車と車が行き交ってコンビニも目の前にあるしベニマルもすぐそこにあるし太陽は眩しくて風も穏やかな昼下りに僕は遭難した
どこに向かえばいいのか
今どこにいるのか
北が
南が
西が
東が
わからない
わからない
現在地
目的地
ピンと
ピンが
宙に浮いている
空は飛べなかった

２分
1.2キロ

混沌のコントラスト
渦巻くシナモンロール