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CHEESE🧀「子どもとの関わり方」研究会

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ただ今開催中の研究会(講座、勉強会)に関連した内容をアップします。ただ今第二期がスタートしました!ご参加頂いた方には、テーマと関連する重要事項もお伝えしています。それは有料エリア…
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#マルトリートメント

「性」、そして「生」(第二期:第5回④)

「性」、そして「生」(第二期:第5回④)

 「性」に関わる話題も非常にデリケートで、以前の「性同一性障害」が今では「性別違和」(DSM-5)という名称になっています。障害というラベルも外され、直すべき異常な状態そして差別の対象となってしまうものから多様性として認めるものへと認識が変わっています。LGBTも注目されるようになってきました。

1.さまざまな「性」のあり方 「性」には、生物学的な分類や機能(sex)の他に、社会的役割(gend

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「子どもとの関わり方」改善法<その1>(第二期:第1回②)

「子どもとの関わり方」改善法<その1>(第二期:第1回②)

ステップ1:全体像の把握「子どもとの関わり方」に限らず、物事を改善するためには、
当然分析が必要で、そのためには多少雑でも、全体像の把握が第一に重要になります。
例えばダイエット、お金の使い方、夫婦関係でも。「何を」「どれだけ」を把握します。
ダイエットでも一時流行った「レコーディング」つまり「記録」です。

ステップ2:ランキング作成レコーディング(記録)はリストアップとも言えます。
全体像を把

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「子ども」と関わるために、まず知っておくべきこと(第二期:第1回①)

「子ども」と関わるために、まず知っておくべきこと(第二期:第1回①)

「子ども」とはどんな存在でしょうか。宇宙が誕生してから130数億年が経つと言われています。
そこから地球が生まれ、生命が生まれ、その生命が枝分かれしながら時に選定もされて現在に至るわけですが、現在の生態系の頂点に私たち人間がいることはまず事実です。
そして現在がその歴史の最先端です。

ですから、「子どもとは何か」という問いに対して
「この130数億年の宇宙史における最上で最先端の生命」
と答える

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「CHEESE」という名称②(本研究会開催の意図③)

「CHEESE」という名称②(本研究会開催の意図③)

前々回と前回の記述で、
「発達障害」が溢れていることについて

①本当に溢れているなら、「発達障害」ではなくて
 「社会」を直す(治す)べきだ
②「発達障害」といわれている多くのケースが
 「生育」という視点が抜けており、実はほとんどが
 「愛着障害」である(と考えた方がいい)。
そんな主張をしました。

そして二つ目においては、
その人の「人生」をしたいという想いを
この研究会の名称に込めて

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「CHEESE」という名称①(本研究会開催の意図②CHEESE#01-1b)

「CHEESE」という名称①(本研究会開催の意図②CHEESE#01-1b)

溢れかえる「発達障害」について…
もう少しつっこんでみたいと思います。

「発達障害」を理解するためのツールとして、
ウィングという学者さんの
「三つ組の障害」という概念があります。

アスペルガー症候群(現在は用いません)を含む
自閉症スペクトラム、いわゆる「発達障害」を、
「社会性」、「コミュニケーション」、「想像力」の障害とした
モデルです。

そしてこの3つからなる三角形の内部を
「発達障

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まだまだ溢れる「発達障害」(本研究会開催の意図①CHEESE#01-1a)

まだまだ溢れる「発達障害」(本研究会開催の意図①CHEESE#01-1a)

ちまたに溢れる「発達障害」。
まだまだ「発達障害バブル」が残存しているように思います。

「あの人、発達障害じゃないの?」
「あの子、発達の問題を抱えてるよね…」
「私、もしかしたら、発達障害なのかな…」

猫も杓子も「発達障害」こんなに「発達障害」は多いわけがありません。
「グレーゾーン」という言葉があります。
「発達の遅れ」、「発達の問題」などなど…。
「発達障害」については色々なことが書かれ

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