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ケネス・ワプニック博士の語録

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『A Course in Miracles』をもっとも理解していたその第一人者であるケネス・ワプニック博士の言葉を引用したnoteコラム
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2022年3月の記事一覧

コースを神聖化、崇拝化、偶像化、儀式化しないこと

コースを神聖化、崇拝化、偶像化、儀式化しないこと


コースという本が神聖なのではありませんコース(奇跡のコース/奇跡講座)が正しく学ばれていない場合によく見られるケースが、『ア・コース・イン・ミラクルズ(奇跡のコース/奇跡講座)」というものを神聖化してしまうということです。

「私は清く正しい神聖な霊性の道を歩んでいるコース学習者である」というふうに勘違いしたり、あるいは、コース学習者はそのようにならなければならないと思い込んだりして、コースを特

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「兄弟の中に愛を見る、兄弟の中のキリストを見る」ということについて

「兄弟の中に愛を見る、兄弟の中のキリストを見る」ということについて

自我/幻想を看過して見るコース(奇跡のコース/奇跡講座)では、「兄弟の中に愛を見なさい、兄弟の中のキリストを見みなさい」というふうに述べられています。

なので、私たちはついその言葉通りに、「相手の中に愛を見る、相手の中のキリストを見る」というような実践をしてしまうことになります。

ここで私たちがよくよく理解しておかなければならないことは、相手を自分とは異なる他者として知覚しているなら、他者の中

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聖書の教えとコースの教えは似てまったく非なるものである

聖書の教えとコースの教えは似てまったく非なるものである

悪魔の教え呼ばわりされてコース(奇跡のコース/奇跡講座)とは、どういうものか?

ワプニック博士の言葉の表現を用いるなら、「コース(ア・コース・イン・ミラクルズ)は聖書の訂正本である」という言うことができます。

さらに、ワプニック博士は、こう云います。

「聖書のイエスと、コースのイエスを一緒にしないでください」と。

ようするに、聖書の教えとコースの教えは似て非なるものであるということです。

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この世界は罪悪感により狂ってしまった者たちによる妄想的体系である

この世界は罪悪感により狂ってしまった者たちによる妄想的体系である

この世界にいる私たちはみんなまともじゃない「自分は人間である」「この世界は現実である」と信じていることが何を意味するのか?

というなら、「私たちは一なる神のひとり子である」という真理を否定しているということであり、

偽りの自分をアイデンティティーとしてしまっているということです。

つまり、偽りの自分(自我)と同一化してしまっていることを意味します。

この世界にいる私たちはまさにそのような状

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言葉に騙されないように、言葉も象徴にしかすぎない

言葉に騙されないように、言葉も象徴にしかすぎない


これは概念を弄ぶコースではないコース(奇跡のコース/奇跡講座)学習の歩みは、「形而上学の学び」と「形而上学に基づいた実践」の両輪によって進んでいくといえます。

つまり、理論的な理解と、その理論に基づいた実践を通して、コースの学びは深まっていくということです。

そのどちらかがおろそかになってしまうなら、その学びが深まっていくことはけっしてあり得ないということです。

そして言えるのは、学びが深

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