コースの実践では裁かないように攻撃しないようにということに、ついフォーカスしていってしまいがちです。そうではなく、裁きたがっている自分、攻撃したがっている自分に気づいていくこと、しかも、その自分を咎めないということです。それがコースの実践において私たちに求められていることです。
我々の意識をこの「今」という瞬間から引き離してしまう根元は、我々の「恐れ」です。その恐れを起こす元は「効率追求思考」であり、そしてもうひとつが「価値観」です。「これよりもこの方が大切」という考え。「遊びより仕事の方が大切」これが今の常識ですが、本当にそうでしょうか?
私たちはつい自我を邪悪なものとして捉えがちです。自我に良いも悪いもありません。そもそもが自我は実在しないのです。にもかかわらず、自我を悪しきものとしたり、自我を敵と見ることでパワーを与え続けています。なので、私たちがしていくのは自我を咎めずに見る、ありのまま見るということです。