見出し画像

Lessons no.52「場づくり」Personal Menu

こんにちは、「だんすまん」です。

既にある原稿から、note用に編集した書籍の一部を載せます。
タイトルに番号を振って、小見出し毎に載せています。
予定投稿数を数えてはいませんが、おそらく
60回くらい切り分けて投稿することになりそうです。

no.01no.39までは、筆者が抱く課題意識を中心にガイドしました。
no.40からは「あなたを社会に届けるプロセス」の創造のガイドです。

投稿当初は100回、途中から80回くらいの投稿と思っておりましたが、
最終章に入ったことであと数回となる予定です。

「あなたが社会に届く」少し長いツアーへようこそ

2019年5月から始めた場づくりです

Personal Menuの中身をここに紹介します。

Personal Menu
個人が抱く才能・個性や夢・志の「居場所」「行き場所」を創造する働きかけ。下記メニューをセッション形式で展開します。
①Share 自己理解と他者理解を深めることを目指す「会合」
②Meeting 一緒に考えることから始める「作戦会議」
③Lessons 現状を打破する「次の一手」を打つための能力を学ぶ講座群

2019年5月にホームページを開いた後から、私の都合に合わせて月に数回、テーマを変えながら開催していたところでした。集客を目的にするのではなく、「場をつくる」ことを目的にしていたことから集まった方は少数ですが、個別に良いフィードバックを受け取りました。

下表は、Facebook上で開催案内をした場づくりの一覧です。

場づくり一覧

表中のメニュー欄に「Cafe」と名付けたセッションがありますが、後の投稿でガイドする「Society Menu」に登場する社会課題についての勉強会として設置したメニューとなります。

セッションについては、Facebook上にイベント登録をした後、少額広告を行い、ついた「イイね」の数や人を見ながら、その方が抱えるテーマについても確認をしてまいりました。その方たちが登録をしているグループのいくつかに直接登録をして、セッション案内を試みています。

Lessonsについては、個人を対象にしたメニューの一部として配置しましたが、場づくりに注力していたことから「準備中」に留めておきました。2020年初頭からウイルスの話題が広がってきたので、各セッションの展開は落ち着くまでお休みし、著作の執筆に切り替えたところでした。

あえて書くまでもなく、知名度も何も無いところから集客したとしても、未だ「あなたを社会に届けるプロセス」を建築できている訳でもないので、セッションの開催を持ち掛けたとしても、関心を抱く方はどういった方なのか

「様子見」をするに留まっています。

可能性やニーズやキッカケや突破口があるかないか探るために、場づくりをしていたに過ぎませんが、それでもできることはあります。

あなたが抱く「歯がゆさ」と「テーマ」について聴くことです。

セミナーはあなたについて「無関心」です

SNSを開くと、様々なお誘いがあり、知的好奇心を喚起する情報を受け取ることができるセミナーやセッションが展開されています。

私も、若い時にも赴いておりましたし、今でも出席して聴くことに意味がある集まりには関心を持っております。また、そういった場によってその分野の伸び代を確認できることに自分自身が何かできることはないだろうかと考えることもあります。

このような「場づくり」を行うとき、確かに主催者である私の都合に合わせて場所と時間を設定して人を集めるコトになりますが、人が何故そこに来るかという理由や背景に焦点を当てた場づくりは少数です。下に、主催者と出席者の関係を表した図を載せます。

主催者情報提供

これは「主催者が出席者に情報を提供する」という関係です。出席者が主催者に何かを提供し、働きかけるという関係もあるかもしれませんが、それも主催者のコントロール次第となります。この関係に特に問題はありません。主催者も出席者が満足するような情報を提供しようとしていますし、準備も整えていることでしょう。

ここに、主催者が持つ「目的」と目的のリストを足しこんでみます。出席者側についても、その場に赴く理由を並べています。整頓をした程度なので、一つ一つに新規性はありません。

セミナー目的図

この関係において、主催者は場づくりをする「目的」があります。

大抵、「受注」に結びつくようにしていると思いますが、出席者は時間などの都合が合えば、あるいは重要度が高い場合は都合を合わせてその場に赴きます。主催者の目的は承知した上で、その情報の中身に満足すれば期待通りという関係が想像できます。

この、主催者が目的をもって情報提供をする場に、出席者がその提供された情報に満足している場合、

主催者は完全に出席者のことに「無関心」です。

会場の設備が良く、椅子の座り心地が良く、出入り口での接遇が良くても、出席者のあなたのことに「無関心」です。ひと言での理由は、受注に一生懸命になっているからです。

これは、仕方のないことです。主催者の事情であり、都合であり、活動として開催する自由がある以上、部外者としての私が口を出すことは余計なお世話ですし、だから何だという話にもなります。

しかし、この「主催者が出席者に無関心である」という関係に留まったままだと

「未来の顧客」には出会うことはありません。

ここでもう一つ要素を足しこみます。それは、主催者が持つ「目的」に対応する、出席者が持つ「テーマ」です。

出席者テーマ


セミナーとして建てつけた場づくりが、セールスやマーケティングを目的にする場合、その目的が達成または実現するように情報を構成することが求められます。一方、出席者が抱くテーマを達成または実現するように情報を構成することはできません。主催者は、

「誰が」その場に来るか分からないからです。

確かに、誰が何人来るかも分からないのですが、「あなたは何故、ここに来たのですか」と聴き、その方が抱いているテーマを引き出して、何か提案できればよいのですが、セミナー後に取るアンケートは全てセールスのために聞いているので、答えようがありません。

「場づくり」で確認すること

最初からそうできた訳ではありませんが、Personal Menuを展開するときに、about Youが意識していることを下図に表しています。

出席者確認

あなたが抱いている「テーマ」は何か
ここに来た「理由」は何かを確認することです。

お伺いする理由は、あなたが抱いているそのテーマにマーケットとニーズがあると考えているからです。Personal Menuでは、あなたが抱くテーマをお伺いするにあたって、3種類の場づくりを試みています。下図にある「自己実現の市場化」は、

あなたについてお伺いすることが、
未来のマーケットの創出につながることを表します。

PM全体図

Shareでは、主に一人ひとりが抱く「歯がゆさ」をシェアします。

あなた自身の力不足にかかる悩みについて、about Youは内面へのフォーカスを過度に行いません。代わりに、あなたの手と力が社会に届かない歯がゆさを共に見つめます。

Meetingは「作戦会議」とつけましたが、あなたのアイデアの3つの着地について、共に考え解き明かします。

変化:見出した突破口からカタチを変えること
価値付け:「私は何ができるか」という可能性を見出し、手持ちのものから差し出すこと
実現化:自らの力で、想いや考えを実際のものにすること

Caféは、社会課題の勉強会としてSociety Menuとして位置づけていますが、一人ひとりが抱える歯がゆさは社会にある「変革すべきテーマ」に結びつくことからPersonal Menuのひとつにもなっています。

変革すべきテーマは、社会にあり、組織内のマネジメントに内在し、マーケティングによって私たちに届けられるサービスやメッセージにもあります。

勉強会であることから、その場で効き目のあるやり方を見つけることが難しいテーマもあるかもしれませんが、場づくりの中で取り上げられたテーマや仕組みが持つ「効能と限界」を見つめることから、次の一手につながる経験や学びや出会いを共有することにします。

筆者から補足

ここまで、ご覧いただきありがとうございます。
次は、no.53「働きかけ」 Business Menu
という小見出しを掲載します。

全文について

no.07から毎回貼り付けることにしました。
目次を見て興味あるところからご覧ください。
よろしくお願いいたします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?