えびちゃん先生

元看護師/養護教諭 小6〜中3不登校→通信制高校→看護大学→看護師→養護教諭 不登校の…

えびちゃん先生

元看護師/養護教諭 小6〜中3不登校→通信制高校→看護大学→看護師→養護教諭 不登校の子どもたちにも学びの場・居場所を。 自己肯定感を育む教育とは何か生涯研究していきたい。 不登校から教員になっての経験を経てからこそ分かる、不登校について自由気ままに書いていきます。

記事一覧

三度の不登校から教員へ、15年越しの学校復帰#4「三度目の不登校」

「#3同級生が怖い」の続き 「転校してやり直したい。」 そう言ったら、母も相談員さんも応援してくれた。 すでに学区外の学校に通っていたため市内での転校ではなく、私…

フィンランド学校視察記 2Hyva! オーロラより遭遇できないスクールナースの謎

フィンランドに行った目的の一つに、スクールナースと話すというものがあった。 養護教諭は日本独特の職業であり、海外は非常勤のスクールナースの制度をとっている。 常…

三度の不登校から教員へ、15年越しの学校復帰 #3「同級生が怖い」

「#2 卒業式2日前の半強制的な学校復帰 」の続き 強制的に学校に復帰し、卒業式を迎えた私は中学生になった。 小学校の同級生が通わない、学区から離れた中学校に入学し…

フィンランド学校視察記 1Hyva! 目的志向

ユニセフの先進国38か国の子どもの幸福度を調査した「レポート16」によると、日本は身体的健康が1位であるが、精神的幸福度は37位。 なぜ体は健康なのに、心は健康…

三度の不登校から教員へ、15年越しの学校復帰 #2卒業式2日前の半強制的な学校復帰

「#1突然私は不登校になった」の続き 「学校に行きたくない。」 その言葉がでた時に私の母は、 「そんなところ行かなくていい。」 と言ってくれ、母は私の味方になって…

三度の不登校から教員へ、15年越しの学校復帰 #1突然私は不登校になった

私は保健室の先生(養護教諭)として中学校で働いている。 毎日色んな生徒と接し、心と身体のケアをしている。 どこにでもいる中学校の保健室の先生だ。 だが、ここに至…

三度の不登校から教員へ、15年越しの学校復帰#4「三度目の不登校」

三度の不登校から教員へ、15年越しの学校復帰#4「三度目の不登校」

「#3同級生が怖い」の続き

「転校してやり直したい。」

そう言ったら、母も相談員さんも応援してくれた。

すでに学区外の学校に通っていたため市内での転校ではなく、私立への転校で学校を探した。
とんとん拍子に転入試験を受け、中2の4月からの転校が決まった。

私立の女子中学校に転校し、学校復帰した。
少人数で穏やかな子が多い学校であった。

女子同士のしがらみがあるわけでもなく、部活に入り先輩か

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フィンランド学校視察記 2Hyva! オーロラより遭遇できないスクールナースの謎

フィンランド学校視察記 2Hyva! オーロラより遭遇できないスクールナースの謎

フィンランドに行った目的の一つに、スクールナースと話すというものがあった。

養護教諭は日本独特の職業であり、海外は非常勤のスクールナースの制度をとっている。

常勤でなくて、体調が悪い子が出たらどうするのか、はたまた心停止など緊急事態が学校で起きたらどうするのか疑問でならなかった。

スクールナースに聞きたいことをまとめていた。

ーが。スクールナースには会えなかった。

養護教諭がいることが当

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三度の不登校から教員へ、15年越しの学校復帰 #3「同級生が怖い」

三度の不登校から教員へ、15年越しの学校復帰 #3「同級生が怖い」

「#2 卒業式2日前の半強制的な学校復帰 」の続き

強制的に学校に復帰し、卒業式を迎えた私は中学生になった。

小学校の同級生が通わない、学区から離れた中学校に入学した。

小学校で学校に行けないブランクの後、自分が学校に馴染めるのか不安だった。

緊張で足がすくむ。
階段の一歩一歩が重い。

そんな感覚を覚えた。

その学校では、すでに小学校からの仲良しグループができている状態で、女子の輪に入

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フィンランド学校視察記 1Hyva! 目的志向

フィンランド学校視察記 1Hyva! 目的志向

ユニセフの先進国38か国の子どもの幸福度を調査した「レポート16」によると、日本は身体的健康が1位であるが、精神的幸福度は37位。

なぜ体は健康なのに、心は健康でないのか。
とても疑問に感じた。

気づいたら、世界幸福度ランキング1位のフィンランドに飛び立っていた。

このnoteでは、フィンランドの学校視察記をまとめていく。

①目的意識がはっきりしており、無駄がない学校教育

「学校は子ども

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三度の不登校から教員へ、15年越しの学校復帰 #2卒業式2日前の半強制的な学校復帰

三度の不登校から教員へ、15年越しの学校復帰 #2卒業式2日前の半強制的な学校復帰

「#1突然私は不登校になった」の続き

「学校に行きたくない。」

その言葉がでた時に私の母は、

「そんなところ行かなくていい。」

と言ってくれ、母は私の味方になってくれた。

だが、そこから長く、つらい不登校生活が始まった。

小学校6年生の卒業式まで後1か月前の時期だった。

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きっかけはとっても些細な出来事。
担任の先生の勘違い

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三度の不登校から教員へ、15年越しの学校復帰 #1突然私は不登校になった

三度の不登校から教員へ、15年越しの学校復帰 #1突然私は不登校になった

私は保健室の先生(養護教諭)として中学校で働いている。

毎日色んな生徒と接し、心と身体のケアをしている。

どこにでもいる中学校の保健室の先生だ。

だが、ここに至るまでは他の人とは少し異なる道を歩んできた。

私は小学校6年の終わりから中学校卒業までは学校に行ってない。

いわゆる不登校だ。

「学校に行きたいけど、行けない」

そんな私だったが、今は保健室の先生として学校に行っている。

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