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そあ
2019年11月25日 22:52
黒猫見えたら影法師スーツの革靴に踏まれて消えてったアスファルト ザラつく うわの空公園の時計は止まったまま 僕は大人になった 春風が撫でた心は 木枯らしに涙して無垢な記憶を思い出しては 痛む古傷に安堵する何を忘れていく 何が変わっていく高いアクセサリーを買って 満足したのは何で あの道も この道も 交差点と信号機の気紛れただ迷っていただけなのに ブルーとイエローの絵の具
2019年11月23日 21:02
君がマスクの下に隠したものは何赤く 白い肌が燃えて君の孤独が露わになって 薄曇りの昼間 視線は罪人のような気分君の心の傷跡 間違いだとしても 触れさせて 君に自分の横顔は見えないから僕が代わりに胸の前で 十字を切ってもいいの 祈って 僕の気が変わる前に 僕の気が狂うまで深いサルビアの赤が溶けたような日窓ガラスに頭預けて 見えやしない天国 拝んだ 君の身体と血 パンと葡萄酒
2019年11月20日 20:52
心の電球消したら 一人黒に近づいた藍に抱かれて 温かくて僕のことを歌った唄や 昨日の君の言葉に引っ張られて まだ 眠れないまま 太陽に怯えて 光を疑った明るいものは僕を不意に傷付けるからフクロウが首をかしげる 月が主役の舞踏会へここなら きっと 守られる 空想 何処だって 思い馳せれば 都白い肌 赤い目 痩せた頰に涙の跡ラベンダー色のパウダーでかける魔法 僕の生んだ悪夢
2019年11月12日 22:05
眠る前に 思い出の中の君が語りかけてくるから 懐かしいメロディーを聞いたりするんだ情けないだろう 今だってこうして 君にすがっている 二度と会えない さよならも言わずにすれ違った憧れは淡くて 幼い僕にとって居心地良くて教室の後ろの席で 君が下の名前で呼んでくれるそれだけで 90分間 黙っていられる理由になった 誰と仲が良いの 誰に好かれてるの近寄れない 遠くから見て