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*追憶*

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私の過去。ノンフィクション。重たい内容多めです。気をつけてお読みください˚✩*
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2020年9月の記事一覧

私と、母という人 (4)

私と、母という人 (4)

今になって

彼女がとってきた言動がわかるような気がしてならない

病気である私の症状によるものにとても近いものがあるから

その頃に気づくことはもちろんできなかったが

*
大人になった「私」
病気と診断された「私」

その「私」の隣にいる「母」

気分の波にのみ込まれ苦しむ「私」

誰よりも必死に私がよくなるようにと
動いてくれたのは「母」だった

「鬱病」と診断され服薬するも
全く改善されな

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私と、母という人 (3)

私と、母という人 (3)

私は彼女にとって「言うことを聞かない子」だったらしい

もちろん私にはそのつもりはない

「私」はよく考えてしまう子供だった
それは自分のことでもそうだったし
親に言われたことに対してもそうだった

ゆっくり考えて、理解して、それから返事をしたし行動した

それが彼女には待てなかったのかもしれない

『どうするの!』
『わかった!?』

そう聞かれて、なにか考える前に
『やる!』
『わかった!』

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私と、母という人 (2)

私と、母という人 (2)

*
気分を害してしまうかもしれない内容が含まれます
精神疾患や異常性などに偏見を持たれる方はご遠慮ください

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母はとても不安定な人だった

それはもしかすると

私と同じ病気だったのかもしれない

今さらながら
そんなふうに思えるようになった

彼女との関わりの記憶は少ない

写真を見ると思い出せることもある
それは「思い出せる」という

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私と、母という人 (1)

私と、母という人 (1)

母のことについて書こうと思う

そう思って幼い頃から見てきていたはずの母を思い出そうとして

衝撃的なことに気づいてしまった

私の子供の頃の記憶に、私のほうを向いている母の顔がない
いや、現実には必ずあったはずなのに
それを思い出すことができなかったのだ

私の記憶にある「母の顔」

それはアルバムの中の「母の顔」だった

それに気づいた時、私の胸は締め付けられ、自然と涙がこぼれ落ちていた

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