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澄
2023年7月7日 17:34
この世の真理を教えてほしいんじゃなくて、世論の善悪を知りたいんじゃなくて、貴方の感情の一つ一つを細胞になるまで小さくして顕微鏡で見てみたいの。貴方の年端も行かない声が聴きたいの。抱きしめて体温が変わるならそれはそれで心地良く、星が一つ消滅してしまっても貴方を守れるような気がする。ときめきに色がついたら私の皮膚はたちまち肌色じゃあなくなるんだろう。貴方と同じ人間には成れないとこれでもかと言われるん
2023年6月29日 02:39
貴方が冷たいと、夜はますます澄んだ色になる。涙でぼやけた星が昔教室できらきら舞っていた窓際の埃に似てる。つめたくされるのはかなしいよ。だけど、そこには理由があって、それが私には美しく思えてならない。貴方の感情は宝物なんだよ。愛だけが暗く、重く、私の身体を蝕んでいた。心は壊死と再生を繰り返し、似通った形に戻ってゆく。嘘も偶像も殆ど変わらないということに気づいたのはもう随分経った頃で、エゴをエ
2023年2月12日 01:39
過去の自分なんて、どうでもよかった。未来の自分のことも、どうでもよかった。今居る自分が持つ感情が全てで、それに支配されていて、私の感情を支配しているのが貴方だった。星が綺麗だとか海へ行きたいだとか、空の美しさはわかるのに、感じられるのに、私は私にてんで興味がなかった。愛とか恋とか名前をつけるのはやめにして、せめてこの想いには自分の名前をあげよう。皆が同じ人を想っていたとしても、同じ想い