プロの小説家になるために毎日掌編小説を投稿します!
正確には毎日(00:00までに)必ず一つ投稿します。
もし投稿が過ぎた場合は、勉強も食事も睡眠も無しでその日に作品を5つ出しま…
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#小説
第7回目。続ける!毎日一作品掌編小説!『be worth it]
「なあ、みなと、俺少し太ったと思わないか?」
俺は皿洗いをしているミナトに声をかけた。みなとは俺の彼女だ。
「んー」みなとは俺をじっと見た。「太ってないと思うけど?」
「体重が上がっているんだ」
「だったら間違いないね」何枚も厚着した彼女の頬は赤く火照っていた。「今度一緒にランニング行く?」
やっぱりみなと優しいな、今日だって本当は仕事で疲れているはずなのに率先して皿洗いしてくれている俺もそん
続ける!プロの小説家を目指して毎日掌編小説練習!「幻のせい」
サイロはナイフから滴り落下した血の音を数えていた。そうすればひととき落ち着くことができるからだ。
しばらく止まっていた呼吸が再開するようだった。その光景を理解する途端、激しい過呼吸が襲った。同時に嘔吐物も血溜まりと交わって黒に近い色にまで濁っていった。
言葉にならない発狂。彼は自分の友人を殺したのだ。なぜか、それは数十分前まで遡る。
「サイロおッせーな」
「どっかで道草食ってんじゃね