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クレコのママンは愛らしい!vol.1 「ひとくち頂戴お化け」

唐突ですが、クレコのママンはとっても可愛い。
幼い頃は「・・・えっ?」って思うことも正直少なくなかったが、今となっては愛らしくてたまらない。

さて、上記の文章までをnoteを始めた頃に書き、下書きとしてずっと放置していたのだが、8月18日はクレコのママンの誕生日なので、続きを書いてみることにする。

クレコのママンは娘の私が言うのもなんだが、変わっていると思う。
いや、変わっている。断言する。
なぜなら、私の友人や弟の友人にもそのように言われるからだ。けれど、その「変わっている」と言う台詞の中に愛を感じられるから、嬉しく思う。

ママンは、4人兄弟の末っ子なので、しかもしっかり者の兄や姉のもと育った末っ子なので、長女の私からしてみると、ド末っ子だなと感じることが多々ある。
父も5人兄弟の末っ子なので、側から見ればくだらない2人の喧嘩を眺めては、よくこの2人一緒になったなと子供心に思ったものだ。

ママンは生きているだけで珍道中な人なので、ママンにまつわる話は色々とあるのだが、今日は誕生日なので我が家の誕生日ケーキのルールについて。

誕生日といえばホールケーキを思い浮かべるかもしれないが、我が家では私が高校生位の頃から誕生日はバラのケーキが定番になった。理由は、その方が色んなケーキを楽しむことができるから。
我が家は、父以外みんな甘党(父は酒とタバコがあれば幸せな人だった)なので、そうなると誕生日といえど、どのケーキを獲得するかでバトルが始まる。
バトルするくらいなら同じ種類のケーキを買えば良いではないか、と思うかもしれないが、それだと面白くないらしい(byママン)。

しかも、すごい量のケーキを買う。最低限1人2個計算で、誕生日の人はプラス1。そうなると、少なくとも9個のケーキが必要になってくる。それは父が亡くなってしまった今でも変わらない(一応は供える。そしてその供えた2個のケーキを巡ってまた仁義なき戦いが勃発する)。
ケーキの大きさによっては、1人3個がベースになることもある。

ケーキ争奪戦にも例外はあり、誕生日の人は優先してケーキを選べる権利が与えられている。が、クレコのママンはガリガリのくせして、食い意地が張っているため、自分で自分が食べたいケーキをチョイスしたにも関わらず、人のケーキを欲しがる。
そう、ここでかの有名な「ひとくち〜ひとくち頂戴お化け」の登場である。

しかもこの「ひとくち〜ひとくち頂戴お化け」、歳を重ねるごとにレベルもきちんと上げているからタチが悪い。普通、他人のお皿からひとくち貰う場合、多少なりとも遠慮が出る。
なのに、お化けはメインどころに差し掛かる頃合いで「ひとくち〜ひとくち〜」と、襲いかかってくる。その上、自分のお皿が空になると、必殺技「ケーキが残っている人の皿を右手にフォークを持ったまま、ジーっと見つめる」攻撃を発動する。

ママンが、右手にフォークを持ったまま、こちらの皿をジーっと見つめている。

これだ。
まだまだ、レベルの低い私や弟には「何?食べたいの?食べる?」という選択肢しか残されていない。

今日もレベルの差を思い知らされた1日であったが、ママンが幸せそうに誕生日を過ごせたのなら、それでよしとしよう。

そして、私や弟が「ひとくち〜ひとくち頂戴お化け」の予備軍であることを忘れてはいけない。

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