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【書評エッセイ】哲学系も併走してみる。

今回は「世界は贈与でできている」という本のご紹介です。 


今回もKindleの読み上げ2倍速と併走してみました。

もともとすごく読みたかった本ですが、哲学系のちょっと難解な本も「読み上げ君」と併走できるか?という興味もありました。

スタートダッシュはさすがにちょっときつかったです。が、途中から文章の構造に慣れてきて以降ペースが掴め、それ以降快走しながらゴールできました。

とはいえ、難解な部分もあった為、私が100%理解できたという訳ではありません。

私のキャパの小さな脳での全体理解は☟

「交換」とは違う「贈与」が資本主義のすきまを埋める。「贈与」を受け、そして渡す事に生きる意味を見いだす事ができる。

この本も是非みなさんに読んで欲しいので、これ以上内容には触れませんが、いつものように興味をそそる刺激的なキーワードをご紹介します。

シャーロック・ホームズの「求心的思考」、贈与を受け取る能力
「テルマエ・ロマエ」におけるユリウスからハドリアヌス帝・ローマ市民への贈与
映画「ペイ・フォワード」で「贈与」を受けずに「贈与」をスタートした主人公の結末
小松左京「夜が明けたら」、カミュ「シーシュポスの神話」が表現した「この世界の壊れやすさ、文明の偶然性」
「ゆっくり、いそげ」のクルミドコーヒーが示す「贈与の構造」

「ゆっくり、いそげ」は去年の3月東京出張した時に初台のfuzkueさんでまる一冊読み上げた大好きな本で、この本で再び出会えて感無量でした。

☟この本も私の「オシ本」です。


この本はこれからの生き方を考える上でのヒントを与えてくれます。

私はもう一度高速併走で読み返したいと思っています。

みなさんも、(高速併走でなくてもいいので)、是非読んでみて下さい。

著者近内さんのNoteのリンクです☟


「読み上げ君」「高速併走」ってなんじゃ?という方は、☟も是非読んでみて下さい。

では、また。













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