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日々の暮らし

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移住した日々の暮らしを日記にしています
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#農業

【3-15】自分がやったことが返ってくる(~824日目)

【3-15】自分がやったことが返ってくる(~824日目)

はちみつ販売のその後

先週、はちみつを販売開始し、ありがたいことにたくさんの注文を頂いた。
そして、今週。
ショップぶっ壊れたのかと思うくらい、注文止まった…。

飲食店を開業した時に、来てくれるお客さんへの対応とか、大変なことは色々あるけれど、誰も来てくれない時間をいかに心を折れずに過ごせるかっていう話を聞いて、たしかになぁと思った。

養蜂をしていて、実際にはちみつを搾るのは、年に数日だけ。

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【3-8】大きな買い物をしたあとは(~775日目)

【3-8】大きな買い物をしたあとは(~775日目)

植物の表裏

今年は藤の花が裏年のようだ。
表年と裏年があるのか、はたまた去年の気候が藤に合ったのか定かではないけど、去年はあちこちに藤の花が咲いていて、藤の蜜が多く入った。
今年は去年に比べると藤の花は少ない。
その代わり、山桜の時期が遅めだったので桜の蜜が多いようだ。

そういえば、タケノコは今年が表年らしい。
私の比較データが去年と今年の二年分しかないけれど、確かに去年も掘らせていただいた地

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【3-7】はちみつの価値と値段のつけ方について悩むよね(~768日目)

【3-7】はちみつの価値と値段のつけ方について悩むよね(~768日目)

花が咲くタイミング

3年目の春。
経験が少ない事はどうしようもない事で、そこに対していくら足掻いたとしても仕方ないし、変えられないことに目を向けるよりも、自分にできることをしていこう。
なんて頭ではわかっているけれど、いつも安定して過ごせるわけもなく、ましてや周りから見えないように水面の下で優雅に足掻けるわけもなく、なかなかに取り乱して過ごしている。

他の地域の養蜂家さんたちのSNSは、いつも

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【3-5】ラストイヤーのプレッシャー(~754日目)

【3-5】ラストイヤーのプレッシャー(~754日目)

ラストイヤー

協力隊の報告会も無事(?)終了。
いよいよ、今年度がラストイヤー。
泣いても笑っても、今年度が勝負。

協力隊は、お給料が出てるんでしょ?
はい。出ています。
もうね、これに関しては「ありがたい」しかない。
後ろ指刺されようと、皮肉られようと、生活できるだけのお給料をもらえることには代え難し。
腹が減っては戦はできぬのです。
腹さえ減っていなければ、戦う力になるかはわかないけれど。

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【2-31】秋の味覚は幸せを呼ぶ(~570日目)

【2-31】秋の味覚は幸せを呼ぶ(~570日目)

秋の味覚

芋栗南瓜系をこよなく愛している。
最近は、しっとりねっとりぺっとりとしたさつまいもがたくさんあるけど、子どものころに食べたポクポクモソモソで、胸に詰まって息苦しくなるようなのも好きだ。
田舎から送られてくる栗は、丸ごと茹でて半分に切って、時々虫がいたり変なにおいがするのもあったけど、スプーンでホジホジしながら無心になって食べた。

ああ、栗の渋皮煮が食べたい。栗ご飯が食べたい。
山栗は

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【2-30】折り返し地点(~565日目)

【2-30】折り返し地点(~565日目)

草をなんとかすること

自分が草刈り機を使うことになるなんて、思ってもみなかった。
というと少し大げさだけど、夏になると雑草がここまで繁殖することを実感として持っていなかった。
いうても、都会の出身というわけでもなく、田畑広がる千葉の田舎で育ったはずなのに、そこまで雑草に対して意識をすることが無かった。

今お借りしている家は道路と庭の境目に生け垣があって、これが本当によく伸びる。
道路に葉っぱが

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【2-29】四季を感じる暮らし(~558日目)

【2-29】四季を感じる暮らし(~558日目)

秋の気配は美味しい気配

朝も昼も夜も「暑い」しか言っていなかったはずなのに、足元に丸まっている薄いタオルケットをズルズルと引っ張り上げながら目を覚ます。
密閉性の高い建物と違って、外の気温の変化を感じやすい住まいなので、秩父盆地特有の寒暖差というものを身をもって感じることができる。
ビルの中で過ごしていた時と違って、外で過ごすことが増えて「快適に過ごせる温度」の幅も以前より広がってきたように思う

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【2-28】種を蒔く(~552日目)

【2-28】種を蒔く(~552日目)

手のひらのまめ

どうやら長い年月をかけて変化するものと、人ひとりの一生くらいの中で変化するものと、一年くらいで変化するものがあるらしい。
職業病という言葉があるように、毎日のなにげない動作が、いつの間にか身体に負担をかけている。
その逆で、毎日のなにげない積み重ねで、おなじ動きでも負担なくできるようになっている場合もある。

親から、背中にカメの甲羅を背負っていると指摘されるくらい、頭を前に出し

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【2-27】ムカデという生き物(~544日目)

【2-27】ムカデという生き物(~544日目)

失敗すると、飽きない

養蜂場にしている土地を、畑としても使わせていただいている。
冬真っ盛りで、枯れ草だらけだった場所を少しずつ耕して、自分がやりたいように好き勝手に花や野菜を植えて育ててきた。

【ゼロから養蜂 開始前】養蜂場を借りる

養蜂は本業で農業は趣味とか、そういう区別をしているわけではないけど、巣箱は移動できても、農地を移動することはできないので、お借りしている土地を使っている以上、

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【2-26】夏休みの宿題みたいな(~538日目)

【2-26】夏休みの宿題みたいな(~538日目)

空を見上げること

お天気と向き合っている仕事は、養蜂だけじゃないと思うけど、養蜂を始めて一番増えたのは、空を見上げる時間かもしれない。

もともと、空を見上げるのは好きだったし、フジファブリックじゃないけど「東京の空の星は、見えないと聞かされていたけど、見えないこともないんだな」そんなことを思ったりしていた。
突然雨が降ってきたとしても、洗濯物を干しっぱなしにして出かけてしまったり、濡れると嫌な

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