はちみつ屋こっち

2022年1月、秩父郡小鹿野町に移住。 経験ゼロから養蜂を始めました。 ミツバチと自分…

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2022年1月、秩父郡小鹿野町に移住。 経験ゼロから養蜂を始めました。 ミツバチと自分の観察日記です。 週一更新。

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【3-9】養蜂体験とみつばちの分蜂(~782日目)

養蜂体験 実は日本は祝日が多い国なんだそうな。 引き換え有給取得率は低い。 つまり、祝日に外出する人が増える。 世の中はGWとかで、普段とても静かな町もそれなりに人が多い。 かくいう私も、日頃時間を作るのが難しくてなかなか会えない友人が遊びに来てくれた。 来てくれた人には、もれなくミツバチに会ってもらう。 養蜂だけじゃないけれど、それを生業にしている人がやっていることを、そのまま体験するのは難しい。 中途半場に除かれるのを嫌がる人もいるだろう。 私の場合は、養蜂に興味を

    • 【3-8】大きな買い物をしたあとは(~775日目)

      植物の表裏 今年は藤の花が裏年のようだ。 表年と裏年があるのか、はたまた去年の気候が藤に合ったのか定かではないけど、去年はあちこちに藤の花が咲いていて、藤の蜜が多く入った。 今年は去年に比べると藤の花は少ない。 その代わり、山桜の時期が遅めだったので桜の蜜が多いようだ。 そういえば、タケノコは今年が表年らしい。 私の比較データが去年と今年の二年分しかないけれど、確かに去年も掘らせていただいた地主さんの所でも、去年に比べたら今年はタケノコがポコポコ出てきていて、既に2回も掘

      • 【3-7】はちみつの価値と値段のつけ方について悩むよね(~768日目)

        花が咲くタイミング 3年目の春。 経験が少ない事はどうしようもない事で、そこに対していくら足掻いたとしても仕方ないし、変えられないことに目を向けるよりも、自分にできることをしていこう。 なんて頭ではわかっているけれど、いつも安定して過ごせるわけもなく、ましてや周りから見えないように水面の下で優雅に足掻けるわけもなく、なかなかに取り乱して過ごしている。 他の地域の養蜂家さんたちのSNSは、いつもチェックしているけれど、気候が違うと作業の進め方が全く違っていたりするので比較し

        • 【3-6】春の味覚とミツバチとはちみつと(〜761日目)

          桜前線とともに 東京の桜の開花宣言から少し遅れて、小鹿野町の桜も満開になる。 今年は去年に比べると半月ほど遅れて桜が満開になった。 閉校になっている学校の校庭の横を養蜂場にしているので、校庭の桜の木はミツバチ達の楽園になっている。 桜の木の下に立っていると、ミツバチの羽音がブンブンと聞こえてくる。 何も知らなければ、虫の羽音なんて恐怖に感じるのかもしれない。 今はミツバチの羽音を聞くと幸せな気持ちになるんだから、ところ変われば人の中身も変わるのかもしれない。 校庭のソメ

        【3-9】養蜂体験とみつばちの分蜂(~782日目)

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        • 養蜂3年目
          8本
        • 日々の暮らし
          65本
        • 養蜂2年目
          49本
        • ゼロから養蜂
          39本

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          【3-5】ラストイヤーのプレッシャー(~754日目)

          ラストイヤー 協力隊の報告会も無事(?)終了。 いよいよ、今年度がラストイヤー。 泣いても笑っても、今年度が勝負。 協力隊は、お給料が出てるんでしょ? はい。出ています。 もうね、これに関しては「ありがたい」しかない。 後ろ指刺されようと、皮肉られようと、生活できるだけのお給料をもらえることには代え難し。 腹が減っては戦はできぬのです。 腹さえ減っていなければ、戦う力になるかはわかないけれど。 目の前の状況がかなり悪くなっていたとしても、一定のお給料が出る仕事から離れら

          【3-5】ラストイヤーのプレッシャー(~754日目)

          【3-4】ミツバチをお迎えする(〜747日目)

          ミツバチを購入する ミツバチを飼ってから、よく聞かれること。 「ミツバチってどうやって手に入れるの?」 日本ミツバチは、テレビなどで特集されていたりするので、身近に感じる人も多いだろうし、イメージも湧きやすいと思う。 巣箱を置いておいて、群れが入ってくるのを待つ。 セイヨウミツバチについては、あまり知られていないのか、巣箱を置いて捕まえると思われることも多い。 セイヨウミツバチとニホンミツバチの違いは、セイヨウミツバチは野良にはならない。 (と言われているけど、私は実

          【3-4】ミツバチをお迎えする(〜747日目)

          【3-3】突風にも逆風にもめげず(〜740日目)

          突風に吹き飛ばされ ビョービョーと風吹きまくり。 家も吹き飛ばされそうな勢い。 養蜂場のあれやこれやが吹き飛ばされそうなので、心配で見に行く。 着くなりドヒャー! 防草シートは捲れてバフバフしてるし、巣箱の屋根の上のトタンはぶっ飛んでるし、なんならコンクリートブロックまで吹っ飛んでるー。 こんな時は、写真撮影する余裕もなく、ドヒャドヒャしながら駆けずりまわる。 写真撮っておけば良かったーと思うけど、撮影するクセがついてない事もあって、いつも終わってから思い出したりして、

          【3-3】突風にも逆風にもめげず(〜740日目)

          【3-2】養蜂シーズンが始まると(~731日目)

          風が運んでくるもの 春の足音はそっと寄り添ってきてくれるような生やさしいものではなく、畑のシートや巣箱周辺の道具なんかを吹き飛ばしながら、近づいてくる。 更には、花粉や埃も巻き上げてくるので、正直しんどい。 こればっかりは気の持ちようってわけにもいかず、薬を飲んでいても防ぎきれない花粉症の症状に悩まされる。 ミツバチのお世話をするときには、面布を被っているし、誰にも見られていないのをいいことに、中で鼻水をだらだら垂らしっぱなし。 くしゃみでミツバチ達を驚かせないように我

          【3-2】養蜂シーズンが始まると(~731日目)

          【3-1】ゼロから養蜂3年目突入(~724日目)

          3年目突入 3月8日はミツバチの日である。 ただの語呂合わせだろうけれど、冬を越えて春を迎えるミツバチ達のお世話を本格的に始める目安としても、なんとなくしっくりくる。 あっという間に丸2年が経過して、6-3-3教育を受けてきた身としては、なんとなく無意識のうちに「3年は頑張ろう」とか「3年で結果を残そう」みたいなのが染みついている気がする。 「石の上にも3年」とか。 地域おこし協力隊の任期が3年っていうのも、ここで何とか結果を残さねば感を募らせる。 仕事でも3年目ともな

          【3-1】ゼロから養蜂3年目突入(~724日目)

          【2-52】行ったり来たりしながら(~717日目)

          二月は逃げる 今年も恒例になった「二月は逃げる」を言っておこう。 毎日やりたいことは山ほどあって、手を付けられずに放置している様々な「積〇」が山積みの「積積」状態になっている。 暖かい日も増えてきて、春を知らせる花たちが咲き始め、お日様に誘われてミツバチ達も少しずつ飛び始めているのに、こちらは焦りばかりを募らせている。 比べるわけではないけれど、誰にも教わっていないのに、何かを感じ取って自分の仕事を全うしているミツバチ達に尊敬の念が湧く。 当たり前の変化 去年もそう

          【2-52】行ったり来たりしながら(~717日目)

          【2-51】生きていくことと働くこと(~710日目)

          長距離移動と模様替え 毎日ご機嫌に暮らすことができれば、それ以上にめでたい事を望んではいないんだけど、やはりそれなりに鬱屈した気持ちになることもあるわけで。 そんな時、私は長距離移動をするか模様替えをする。 車生活になってからは電車移動の時に比べると気楽に少し遠くまで行くことができるようになったけど、金銭的にはガソリン代も高いし、時間の確保も難しい。 そんな時は模様替えで気持ちを切り替えていく。 遠くには行かれないけれど、なんとなく気分が変わる。 クサクサするから、模

          【2-51】生きていくことと働くこと(~710日目)

          【2-50】春の気配と百本ノック(~703日目)

          春の気配 先週の大雪から一変。養蜂場にも春の気配。 日当たりが良い場所から雪が解けていく。 まだまだ溶け残っている雪があるけど、福寿草や節分草、梅の花が咲き始めて、ミツバチ達も春を感じているのがわかる。 日頃様々な養蜂家さんたちのブログや動画を見まくっているんだけど、地域が違えば気候も違う。 それでも、続々と春の養蜂が始まっているのを目の当たりにして、焦る。 焦っても仕方ない事はよーくわかっているのだけど。 人と比べても仕方ない事もよーくわかっているのだけど。 日中15

          【2-50】春の気配と百本ノック(~703日目)

          【2-49】雪に埋もれた春と試作品に囲まれて(~696日目)

          今年も雪降ったわい 今年は暖冬だっていうんで、雪は降っても積もったりはしないんだろうな~などと、たかをくくっていたら、見事に降りましたよ…雪。 秩父地域、寒さは厳しいけれど、雪はそれほど降らない(なぜなら降水量が少なく乾燥している地域だから)と聞いていた。 なので、2年連続の雪を見ながら、この量だと「それほど降らない」なのね…と、改めて認識の違いを再認識。 家の前の道路は、去年と同様に地元の建築会社さんがブルトーザーどかしてくれるので、心強い。 養蜂場がある場所は、急な

          【2-49】雪に埋もれた春と試作品に囲まれて(~696日目)

          【2-48】春が来る前にできること(~689日目)

          ミツバチの群、壊滅 冒頭から、避けては通れぬことの受け止め。 12月の中旬、第一第二各4群ずつ、計8群で冬越しスタート。 第一養蜂場の4群は、ダニの被害が蔓延してしまっていて、恐らく冬越しは難しいだろうと予想できたものの、何とか群としての体裁を保っていたので、運がよければ冬を越せるかもしれないという淡い期待をしていた。 今週、少し暖かい日が続いた。 暖冬だと、産卵が止まらずに餌切れを起こす可能性もあったので、様子を見ることにした。 冬越しと言っても、しょっちゅう外から巣

          【2-48】春が来る前にできること(~689日目)

          【2-47】寿命は最大の目標か(~682日目)

          家電の寿命 自宅の洗濯機が突然壊れた。 よく考えたら、前兆はあったのかもしれない。 洗ったはずの洗濯物。 ギュウギュウに詰め込んでいるわけでもないのに、水に濡れてさえいない所があったりしてたし、脱水の時にガッタンガッタン悲鳴を上げることも多くなってきていた。 とはいえ、気軽に買えるものでもないし、見て見ぬふりをしていた。 ところがいよいよ見て見ぬふりをできないレベルになってきた。 エラーコード「G5」 本来ならば、給水がされていなかったり排水に問題がある時に出るコード。

          【2-47】寿命は最大の目標か(~682日目)

          【2-46】マイナス思考と脂肪を燃焼させる(~675日目)

          今年は暖冬らしく、水道が凍った日は今のところまだ二日程度。凍ったといってもシャリシャリの氷が吹き出す程度で、去年に比べたら屁でもない。 2022年、始めて小鹿野町に来た日は都心でも大雪だったし、去年も雪かきしたけれど、今年はどうなってしまうんだろう。 冬のみつばち 冬越し中のミツバチ。 去年は、巣箱の周りにカバーをかけたりしたが、今年はそのままの状態で冬を越す。 「任せる=放置」  ということではない。 私の場合うまくいかなかったり心配が増えれば増えるほど、余計な事を

          【2-46】マイナス思考と脂肪を燃焼させる(~675日目)