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夢創作の話が聞きたい

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夢創作について自分で書いたものと、他のかたが書かれたnoteで気になったものを自分用にまとめています。Photo by Cosmic Timetraveler on Unspla…
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2020年9月の記事一覧

ユリイカ女オタ特集への夢小説15年選手女オタの雑感 ~やっぱり”語る”必要があるよね我々も~

というわけで、いきなりですが、天下のユリイカで女オタク特集が組まれ、その電子版の配信も始まりました。天下のユリイカで女オタク特集である!すごい!

そもそも「女オタク」ってなんだよ、男と女で「オタク」を区別する必要はあるんかいな、という提起は誌面でも複数行われているので、ここで改めて行うことはしない。

ともかく、大変ボリュームがあり読み応えのある特集だった。

ありとあらゆる「女オタク」たちのあ

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自我がねじれたアラサー夢女子が15年ぶりに夢小説を公開し、尊厳を取り戻すまで【前編】

自我がねじれたアラサー夢女子が15年ぶりに夢小説を公開し、尊厳を取り戻すまで【前編】

自我がねじれています。人として、オタクとして。分離して、ねじれて、絡まっています。

男性的な部分と、女性的な部分が結構ハッキリ分かれており、そして同時に女オタクとしても、原作厨、腐女子、夢女子という3つのペルソナに分離しています。

それらがねじれて絡まって強い葛藤を生み出し、オタクとしての生きづらさを感じていました。

その中でも特に厄介なのが夢女子です。ガチ恋だし、同担拒否だし。原作厨でもあ

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自我がねじれたアラサー夢女子が15年ぶりに夢小説を公開し、尊厳を取り戻すまで【後編】

自我がねじれたアラサー夢女子が15年ぶりに夢小説を公開し、尊厳を取り戻すまで【後編】

この記事は、自我が分離してねじれている女オタクが夢女子である自分を恥ずかしいと思いながらも、やっぱりやめられなくて、自分の中の恥ずかしさや恐怖と戦いながらも、二次創作と向き合う過程を書いた記事です。

つまるところただの自分語りなのですが、自分の心境を整理したいのと、忘れたくないので記事にまとめました。

もしご興味のある方はお付き合いくださると嬉しいです。

◆前編はこちら◆

前編は、夢小説を

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わたしと人生半分付き合ったドリーム小説という文化

 これは、ある辺境の地で夢小説サイトを今までの人生の半分以上運営しているとある夢者の脳内垂れ流し文章です。これ書きたくてnote登録した。
 TLで「夢小説に対する思いを残した方がいい」というツイートを見かけたから、書いて見ようかなと思ったので。

 私の夢との出会い話に興味なかったら後半の「まとめ」まで読み飛ばしてください。

 「原作に自分がいたらこうするのになー」と考えたのは、幼稚園の頃がた

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夢を夢みる:夢創作とわたし

夢を夢みる:夢創作とわたし

夢創作は技法でジャンルで、人生だ。

いわゆる商業BLや百合専門レーベルのように独自の商業的なマーケットが存在する他創作に比べ、夢創作はどうしても二次創作に依存しやすい。*1
それに加えて長らく「夢は特殊だから隠れるべき」のような自治ルールを掲げた内ゲバの存在や、「#夢小説あるある」と言いながらどんな創作にでも存在する流行りのテンプレートや技術的な拙さをあげつらって馬鹿にする存在の影響で、夢創作は

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私が男主夢を書くことに辿り着くまで

私が男主夢を書くことに辿り着くまで

これは、ほとんど個人的なメモなので、読んでも面白くないかもしれない、と言い訳をしておく。

私が男主夢に辿り着く道のりを語る上で、欠かせないものがある。

主人公の名前を変えられるゲームの存在だ。

私が一番最初に深く触れたゲームは、ポケモンの青版だった。男主人公の名前を変えて、思う存分、相棒ポケモンのゼニガメとの冒険を楽しんだ。当時の自分は、女であるのに男のアバターを着ることに対して、特に何も意

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