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心の回復エクササイズ『「安心のタネ」の育て方』の本を労組に寄贈

私が大絶賛しているポリヴェーガル理論の本(* 巻末にて関連記事を紹介)の中でも「もっとも読みやすい本」を、私が所属している"1人でも加入できる合同労働組合(ユニオン)"の事務所に寄贈しようと思っている。


外部の労働組合に駆け込んでくる人は、会社での、えげつないパワハラ・セクハラ、不当解雇で、心が傷ついている状態であることが多い。

組織的なハラスメントや複数人による圧迫面談、圧迫1on1により、不眠症や適応障害、パニック発作、失神して救急搬送された人も少なくない。
労災認定されるケースもある。


そのような被害に遭った人々が労働争議後も神経障害を引きずらないよう、PTSD治療で注目されている『ポリヴェーガル理論』の、かんたんなエクササイズを知って欲しいと思った。


これは自律神経の調整エクササイズで、私も毎日取り組んでいるけど、驚くほど、心の制御がしやすくなり、メンタルが強くなる。

レジリエンス能力が、鍛えられるのだ。

科学的根拠もシッカリしているので、抵抗を抱く人も少ないだろう。


普通、ポリヴェーガル理論の本というと

ポリヴェーガル理論(多重迷走神経理論:poly=多重の、vagal=迷走神経)は、哺乳類、特に人類の自律神経系の進化を社会行動に結びつけ、問題行動や精神障害の発現における生理学的状態の重要性を強調する画期的な発見。従来の自律神経系は「交感神経」と「副交感神経」の二つと長年考えられてきたが、本理論では哺乳類の「副交感神経」にはさらに二つの神経枝(「背側迷走神経複合体」と「腹側迷走神経複合体」)があると提唱、トラウマやPTSD、発達障害などの発現メカニズムとの関連を示し、治療への新しいアプローチを拓く。「安全である」と感じることが社会行動、生理学的状態に及ぼす影響とは。医学、心理学、生理学、脳神経学などの常識を覆す画期的理論。

『ポリヴェーガル理論入門』解説書より


こんな風な、読む前から読みたくなくなるような難しそうな本ばかりなのだが、最近発売された『「安心のタネ」の育て方』は、文字も大きく、イラストも多く、あっという間に読めてしまう。


組合員の中には、読まないうちから「そんなものはいらない」という人もいそうだが、この本との出会いがあれば、助かる人もいるのではないかな。




* ポリヴェーガル理論を絶賛する記事


不運な人を助けるための活動をしています。フィールドワークで現地を訪ね、取材して記事にします。クオリティの高い記事を提供出来るように心がけています。