見出し画像

#9 協力隊は「地域」が職場

会社員ではない「地域おこし協力隊」は、何かと自由なイメージがあるかもしれません。すべてはミッション次第、雇用または契約状況次第ですが、私の場合、超自由です。上司も同僚も部下もいません。

では、ここでいう「自由」ってなんでしょう?
・どこで働いてもいい(自宅、市役所、カフェ、その他作業できる場所)
・いつ働いてもいい(昼から開始、夜に行う、平日休むOK)
・どんな服でもいい(TPOに合わせたものであれば)etc
役所職員のような働きの協力隊でなければ、かなり自由かなと思います。

しかし、会社員的な立ち回りが求められることも多々あるかと思います。
なぜなら、自分のミッション遂行にあたって、次のような人がきっと出てくるからです。

・報告しとこうかな的な人、報告したほうがいい人、報告すべき人
・連絡しとこうかな的な人、連絡したほうがいい人、連絡すべき人
・相談しとこうかな的な人、相談したほうがいい人、相談すべき人

その相手が役所職員だと、聞くタイミングも、平日8時半~17時、土日祝休みと分かりやすいですし、メールでぱぱっとやりとりできたりしますし、勤務時間内なら相手も仕事中であるので、こちらも仕事の話をするのは何らためらうことはありません。

しかし、相手が#7のような地域の人たちだと、どうコンタクトとるか、いつ行くか、どう説明するかなど、前もって考えておいたほうがよさそうです。

というのも、こちらが協力隊の仕事としてその人達に用事がある時、その人達は、お孫さんの送り迎え中かもしれませんし、病院へ行くところかもしれませんし、買い物中、掃除中、昼寝中、もちろん仕事中もありますが、そんなところへ、「あの~今度地域でこんなことしようと思うんですけど~」と話をすることになるからです。

以前、「地域」は組織とお伝えしましたが、もう少し説明を加えると、
ミッションを遂行するにあたって、あなたには上司・同僚・部下はいないかもしれませんが、「地域」には、組織のように「報告・連絡・相談」をする相手がいます。しかもその人達は、あなたと同じような時間の流れで動いているわけでないということです。

このような状況を踏まえて、その人達にどうコンタクトをとるか、ですが、
・自分の携帯から電話を入れる
・市役所や公民館、地域振興センターなどの電話が使えるのであれば
 そこから電話を入れる
・知っているのであれば、自宅へ行く
・相手が市役所や公民館、地域振興センターなどに来るタイミングで会う

いついくか、どう説明するか、ですが、
・相手の集まりが月1回あるのであれば、そのタイミングに合わせる
・広報、市報などが配布されるタイミングに合わせる
・自宅へ行く場合、ご飯時や早朝、夜は避ける、土日も基本避ける
・資料を作っていったほうが分かりやすいか
・口頭の説明だけでいいか
・電話で済ませてもいいことか、対面で話した方がいいことか

などなどが考えられます。私の場合は、会社員時代の感覚や自分の性格上、余裕をもって前もって準備し、足を運び、直接会って説明し、必要なら資料を作って、お茶に誘われてもいいようにその日のスケジュールに余裕を持たせておき、なんてことをしていました。

こんなことを想定しておくと、先に挙げた「自由」って、そこまで自由ではなくなるんです。私の場合、日々、地域の状況に触れておこうと思ったら、地域の状況が分かるところにいるのがベストで、何かあったらすぐ動けるよう平日日中の時間に活動するのがベストでした。

とにもかくにも、ミッション次第、雇用または契約状況次第、かなと思いますので、次回からは、雇用または契約関係を見ていきたいと思います。

にしても、私はかなり自由です。まあ、この自由も曲者なんですけどね!






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?