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#8 「地域」への関わり方

前回のお話で、「地域」の中の「人」のイメージがグッと広がったと思います。今回は地域の「コト」も一緒に合わせて見てみましょう。そして、協力隊としての関わり方を考えてみたいと思います。

例えば、地域の「コト」とは、こんなこと。
・地域のお祭り、神事
・地域の清掃活動
・地域の年間行事、その他もろもろの行事
・地域で災害が起きたときの動きetc

これらは、だれが、どうやって決めて、どう実施しているのでしょうか?
#7でお伝えしたような人達が頭に浮かんできたでしょうか?
そうしたら、その人達がその行事の意思決定プロセスに関わっていることがよく分かると思います。

ただし、その人達が決めている、といっても、昔からの慣例通りで行っていたり、役所等に提案された通りにしていたり、隣町の様子で決めたりする場合もあります。または、すごいリーダーシップの人がいたり、視察や勉強会をよくしていたりして、地域活性化に対する取り組みが活発な場合もあります。その行事に対して積極的なのか消極的なのか、地域によって様々だと思います。

今回の視点は、このような地域の意思決定プロセスに「地域おこし協力隊」として関わっていくか、関わらないか、です。(二択でもないんですが、ひとまず。)

私の場合は、関わりませんでした!というのも、私にとっては勇気のいることで、ちょいと覚悟がいるなと感じたからです。

何で勇気がいるかって?
例えば、自治会長の集まりだとして、平均70歳ぐらいであろう、私が来る前からずっとずっと地域のことをしてきた人生の大先輩と席を並べる自信はなかった。なり手不足で、8年も自治会長をしている人も。しかも全員男性。(あ、今更ですが、私は女性です)

何で覚悟がいるかって?
このような集まりは頻度は様々だと思いますが、定期的に集まっています。私は、参加するならする、参加しないならしない、としたほうがいいだろうと感じたのと、参加するならどういう立ち位置なんだろうとはっきりしなかったのと、その場が少し政治的な場に感じられたので、ひょいと来た私など完全にお呼びでないと感じたからです。

ここでのポイントは、この、地域の意思決定プロセスに関わらなければならない、関わらなくてもいい、関わるべきだ、関わらないほうがいいとかいうことよりも、こういう定期的な集まりがあっていることを知っておくことと、自分のミッション遂行とどう関係があるかを考えておくといいかもしれない、ということです。

定期的な集まりを知っておけば、何かお知らせや相談をしたい場合、一度に関係者に言うことができます。さらに、〇〇のため、○○したいので、少しお時間ください、など、集まりの前に前もって言っておくこともおすすめです。できればその集まりのリーダーに。

また、自分のミッションとどう関係があるか、という点については、例えば、自分の企画と地域の行事の日程が重ならないか事前に確認できたり、同じような企画にならないよう調整したりできるのではないかと思います。さらに、このような集まりに出て情報を得ておくと、地域の行事に自分の企画を盛り込んだり、その逆、自分の企画に地域の方を巻き込んだり、といったコラボレーションもしやすくなるんではないかと思います。

なんだか、会社っぽいなぁ、と感じた方いますでしょうか?
集まりに出て、根回しして、調整して、情報収集して。

そう、「地域」って組織なんですよね。

このあたりは、もう少し詳しく話していきたいと思いますので、
次回へ続く!です。クリスマス終わっちゃった!











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