スナック疎遠

東京のとある町にある3席だけの狭小スナック。お客さまのお話に耳を傾けます。ふらりとお立…

スナック疎遠

東京のとある町にある3席だけの狭小スナック。お客さまのお話に耳を傾けます。ふらりとお立ち寄りください

最近の記事

豊洲ナイトラン (聞くもの)

こないだ来てからどれくらいですかね。 あのとき走ったって言ってたでしょ、練習で。昨日、あれから初めて走りました。さすがにいい加減練習しとかないと完走無理かもしれない。 だいたい走るときって、音楽聴くんですけどね。プレイリストがあって、手持ちの曲から。例えば?そうですねー、例えばSuperflyのタマシイレヴォリューションとか、あがるやつをね。あ、そうそう、好きなのはね、真心プラザーズのBody as Machine。体つくるぞーってときにぴったりなんですよ。疾走感もあってね

    • 横山奈美『広い空に』展 (N&A Art SITE)

      それぞれのSkyは、それぞれの見る・思うSkyを表現するに値するものなのかな。ただの、筆跡でしかないのではないのかな。 空の、「やさしくて明るい」イメージは、絵からはあまり感じられない。ネオンが光る夜であること、後ろに装置が描かれていること。から、もちろん青空は思い浮かばない。 絵の出来栄え、光を表す筆の跡、光沢のある塗り面、枠の横にはみ出して固まる絵の具、はいいんだけど。 よく見ると、寒色系のネオンは白く光ってる。暖色系のネオンはほぼ同色の光。と思ったけど、階段の中ほ

      • 読もう(その前になんか言う)

        いや、読もうとはしてるんですよ。で、ここで話すでしょ?話そうとするでしょ?話すと、考えがまとまるからというか、話そうと思って準備するから、まとまる。 でも、たいてい私の読みって浅いんですよね。ささっと読んでる。そこここで、感想はあるんですよ?感想だけで終わったり、自分のこととしていろいろ思い出したり、これからのヒントを見つけたり。 ちょっと考えたんですけど、読むことと、それでここで話すこと、が目的になっちゃってて。もっと思考を深く、とか考えるでしょ。そしたら進まないという

        • 読もう(読めない)

          こないだ本を読もうって言ってたじゃないですか。それがね、読めてないんですよ。 だらだらSNSをずーっと眺めてて、それなら本読めばいいじゃないって思うんです。思うんですけどね。それに、本棚には自分が読みたくて買った本があるんですよ?あるのにですよ。なぜ手にしない?読みたくて買ったんじゃないの?って自分に嫌気がさしたり。 まぁ実は老眼が進んでて、活字読むのがしんどいってのもあるんです。老眼って、障害ですよね。読めなくなるんだから。老眼鏡ありますよ?あるけど。これも言い訳ですよ

        豊洲ナイトラン (聞くもの)

          「このプリン、いま食べるか?」② (読んでる)

          「やらなければいけないこと」を「やりたいこと」に変換する これって、私が「ダイエットする」って言わずに「トレーニングする」「身体をつくる」って言い換えてたのと通じるかな? ダイエットって、 摂取カロリーを減らす=食べたいものをがまんする 消費カロリーを増やす=しんどい運動を無理してやる という、つらつら活動なんだよね。お菓子とか食べたいし。走るのしんどいし。ジム行くの面倒だし。でしょー? しかし!それをポジティブに変換すると!なんと! って思ったけど、読み進めたら、や

          「このプリン、いま食べるか?」② (読んでる)

          「このプリン、いま食べるか?」の本 ① (読んでる)

          どんなときに時間を無駄にしていると思うか。 (とりあえず思いつくもの) ・外出して、食べるところお茶するところが決められなくてウロウロ歩き、時間を無駄にした挙句、結局どうもこうも特にみたいなお店に入ることになるとき。 ・朝せっかく早起きしたのにSNSやって、気がつくと2時間くらい経ってたとき。 ・それも耳掃除とかの不毛な動画を見続けてたとき。 ・お酒飲んで眠たくなったり、頭が動かなくて寝てしまうとき。さらに(最近はないけど)飲みすぎて翌日も起きられず、後悔とともに嫌な

          「このプリン、いま食べるか?」の本 ① (読んでる)

          デ・キリコ展(ちくわぶを探せ) (東京都美術館)

          上野公園、気候のいいときは気持ちいいんだけど、駅から遠いよね。 自画像・肖像画 当たり前だけど同じ顔だった。 あえてあの衣装で当時の画壇に喧嘩を売っていると。 それ知らなくて見た私は自分を大きく見せたくて着飾ってる?と思っちゃって。そうではないのね。 自画像のある静物の自画像ちょーかわいい。 なんだろう、どの肖像画もかわいくて魅力ある。えらそばってないように見える。"思索してそう"感がないのか。そういうの狙ってできるのか。一般的に自画像って、自意識入ってるの、多くない?こ

          デ・キリコ展(ちくわぶを探せ) (東京都美術館)

          トークイベント『他者の目 他者の声』(黑田菜月x清水裕貴)②

          あと、これもぼやっとしか覚えてないけど、作品を作家のプライベートに結びつける人がいて、それが嫌みたいな話も出た。 私、前に創作してる友達が体調悪かったときに、その作品は変わらずだったから、作品は元気だねって感想言っちゃって、信じられないって顔されたことあるんだよね。自分の私生活と作品は全然別だよ?って。そんなこと、当たり前でしょ?ってふうに。その後、Twitterで別の小説家の人も同じようなことを言ってて、そうなのかそんなこともわからなかったって反省したんだよね。 でも一方

          トークイベント『他者の目 他者の声』(黑田菜月x清水裕貴)②

          トークイベント『他者の目 他者の声』(黑田菜月x清水裕貴)①

          さいとう読書室は構造材がそのまま露わになっていて、そこに棚がだーっと。ご家族の蔵書を置いているということで、古書店ではないのね。読むところ。カフェもあって、ドリンクをいただきながら話を聞いた。 黑田さんは映像で、他人が何をどう見ているかを意識した作品を作っているらしい。 その家のはなし ある部屋の写真を見た人に何が見えるか言葉で描写してもらうことだけを依頼したのに、そこで暮らす人の思い出も一緒に語られてしまった。もともとあるものはフラットなのに、ヒトとの関係がからむとウェ

          トークイベント『他者の目 他者の声』(黑田菜月x清水裕貴)①

          本の話 (読もう)

          神保町、髪の毛切るのに行くからツキイチでは必ず行ってるんですけど、全然「行きつけ」が見つかってないんですよね。食べるところ。そうでしょ、お店いっぱいありますよね。カレーもね、有名で。 髪切るの終わったらとりあえず東京堂に入ってだいたい見ます。レジ前の台とか、今なにが起こってるのか見るのにいいんです。上の階も見て、たまにトイレも借りて。 しばらく前に、神保町来たら必ず本買うぞ!って毎回買ってた時期があるんですよ。やっぱり今見て読みたいものを取っておかないと、覚えといて後で図

          本の話 (読もう)

          豊洲ナイトラン (参加)

          ひぃ。よろよろ。疲れた。 今日はノンアルでお願いします。 ふぅ。すみません。 ちょっと今ジムで走ってきたんですよ。そうそう、そこの、公共のですよ。安い。筋トレもちょっとしました。コロナの頃は週一くらいで行ってたんですけどね、すっかり行かなくなって。 いやー実は今年やりたいと思ってることのなかに5キロマラソンに出るっていうのがあって。 どこかでやってないかなって調べたら、豊洲ナイトランってのがあって。そう、多分あのあたりのタワマン近く…なんか公園でらしいです。 それで、夜

          豊洲ナイトラン (参加)

          岩崎宏俊展 shiseido art egg (資生堂ギャラリー)

          次。ついでだから知らない人だけど行ってみた。 最初はノスタルジー?って思ったけど、よかったよー。 アニメと違うのは、描いては消し、描いては消しした、消し跡が残ること。鉛筆じゃなくて木炭なのがよさというか、この効果を生んでるキモですね。 ロトスコープというものだって。 実写映像をなぞる残像のパラパラ。 アニメにも見入ってしまった。子どももお年寄りもいる。家族。 アクリル板に転写したものが、重ねて置いてあって、重なりあって、一枚一枚にある時の経過が、さらに重なって見えて、生

          岩崎宏俊展 shiseido art egg (資生堂ギャラリー)

          ONE SINGLE BOOK (ギャラリー小柳)

          歩いて銀座まで。 アーティストの人が特別に作ったり選んだりした書籍を展示。森岡書店との共同企画展だって。と言っても森岡書店行ったことない。 知らないアーティストさんは、どういう人かわからないから本を見てもピントこない。背景を知らないと残念。本の内容も知らなかったりして、自分に教養がないのを思い知るね。 それもあって、あんまりだったのはお名前言わないね。見るほうの力不足だから。 本の中をくり抜いて何かを入れる手法は珍しくない。 蔵書であることを手で書くこと 独特の字体で、

          ONE SINGLE BOOK (ギャラリー小柳)

          ブランクーシ展ほか (アーティゾン美術館)

          疲れた!いっぱい見てきたから聞いてー。 まずはアーティゾン美術館。ブランクーシ、どんな人か知らずに行った。 ところで受付の人の服装、いつも思うんだけど、見たことある?お高い温泉宿の人みたいなね。作務衣的な。 プライド 泣きそうなのにプライドか、いいな、と思った。 全体的に繊細な、女性的な雰囲気かなぁ。 ミューズ こういうのを家に置いて、常に意識して生きていきたい… ロダンの影響が嫌でロダンから離れたって書いてあったけど、ロダンとここまで違うと影響もなにもなかったんじゃない

          ブランクーシ展ほか (アーティゾン美術館)

          ナショジオ 2024年5月号

          こないだ言うてたナショジオ、早速最新号チェックしてきたよ。 あなたの知らないオクトパス タコにはヒゲダコ亜目とマダコ亜目があるんやって。ヒゲダコは深海におるから見つけにくいんやって。ヒゲダコかわいいし、キャラになると思う。キャラにしたい。あとマダコ科のブンタープスきれい。タコってああ見えて知能が高いらしい。軟体やのにって。 「すべての動物に対し、苦痛を与えない思いやりのある扱い」には、食べるために捕ってさばく、も入ってるんやろか。タコは叩きつけると柔らかくなるゆーてたっけ

          ナショジオ 2024年5月号

          時間旅行展(東京都写真美術館)

          しっかり見ごたえあったよ。 プロローグの山崎博のHELIOGRAPHY から。期待高まった! 第一室 ピクトリアリズム 女の顔 吉川富三 つみきみほ(ご賛同いただきたい) 夏 熊沢麿二 岩場の人影(影じゃないけど)がエモい 楽器を持つ女 高山正隆 楽器のつやと手のつや 光がまろんとしていてきれい。 第二室 昭和モダン街 アサヒグラフがいっぱい 杉浦非水は前にたば塩で見てよかったやつ。ここでも見られるとはー。 写真じゃないけど関連づけて見られるのは楽しい。 福助足袋 中山

          時間旅行展(東京都写真美術館)