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30minutes

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900日以上、ほぼ毎日ずうっと30分で書いています。途中から平日のみになりましたが、これからも書くつもりです。とくにテーマもなにもなく、思いついたことを並べています。
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#うつわ

全力投球できる場を自分たちで築いてきた、よろこび。

全力投球できる場を自分たちで築いてきた、よろこび。

先週、はじめてnoteマガジン『KUKUMU』に文章を書いた。心からうれしく、満ち足りた経験だった。お金も発生しない自主企画なのに、どうしてそんなふうに思ったのか、残しておきたい。

こんにちは、こんばんは。「ひとくち、ひとやすみ」をコンセプトにした食べるマガジン『KUKUMU』を主宰している栗田真希です。

今年の5月から運営している『KUKUMU』では、わたしはいつも編集をしている。
書くのは

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目が肥えてきちゃってる!という事実と、あらがい。

目が肥えてきちゃってる!という事実と、あらがい。

波佐見陶器市と有田陶器市を取材したGW。たくさんの焼きものを見た。もしかして。わたしは恐ろしいことに気付いてしまった。もしかして、わたしって、うつわを見る目が多少、肥えてきちゃってる……?

こんにちは、こんばんは。栗田真希です。

もうすぐ波佐見に住みはじめて2年。いろんな焼きものを見てきた。波佐見にはどんな焼きものの歴史があるのか、どんな技法が使われているのか、どんな職人さんがつくっているのか

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はじめての『波佐見陶器まつり』スタート!

はじめての『波佐見陶器まつり』スタート!

今週ずっと、波佐見はそわそわしていた。「町」という単位でまるごと。昨日なんて慌ただしくて、まるで学生のころ味わった文化祭前日のような雰囲気に包まれていた。例年30万人は集まるイベントなんだから、そりゃそうだ。そして今日、3年ぶりの波佐見陶器まつりがはじまった。

こんにちは、こんばんは。栗田真希です。

あいにくの雨だったけれど、お昼にはほぼ止んだ。代わりに風が強かったなあ。けれど「どうにもならな

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一歩ずつ階段を登るように、修行する。

一歩ずつ階段を登るように、修行する。

はじめは、心のどこかで仕事の一環とも捉えていた。絵付師さんにインタビューもするし、商品開発にも携わっていきたいし、絵付を習うのはプラスになるだろうと。いまは違う。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

波佐見町という、焼きものの産地には、手描きで絵付をする職人さんたちがいる。少なくなってきてはいるものの、まだまだいる。絵付の職人を育成するための場もある。

伝統工芸士を目指す人たちもいる絵

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勝手に自社のオンライン陶器市をいろいろ語る。

勝手に自社のオンライン陶器市をいろいろ語る。

おうち時間が増えて、うつわのよさをあらためて感じる日々です。もう2年くらいは自宅のうつわを眺めて「うつくしいすばらしいありがとう……」としみじみ手を合わせながら暮らしています。信仰が生まれるときってこういう感じなんでしょうか。つくるのが簡単なおひたしだって、買ってきたお惣菜だって、好みのうつわに盛り付ければ、おおげさではなく輝いて見えてきます。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。もう一年半

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ピッチャーに恋い焦がれて。

ピッチャーに恋い焦がれて。

ピッチャー。なにかを注ぐためのもの。それが本来目的としてつくられた道具、なのに、わたしはその佇まいに恋い焦がれていた。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

ちょこんとくちびるを尖らせたような注ぎ口と、取手。このふたつがピッチャーには必要。ボディのシルエットはさまざまだけど、どの子も左右非対称の愛嬌を持つ。なんだか、意図せず「生きものっぽい」のだ。用途のことより、存在のかわいさに惹かれてし

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かまど、棚田、うつわ。自然と暮らしが折り重なる波佐見町。

かまど、棚田、うつわ。自然と暮らしが折り重なる波佐見町。

登り窯。斜面につくり、下のほうから火をつけて、上の窯へと火を送る。大きな登り窯が、むかしの波佐見町にはあったのだという。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

江戸時代のころまでは藩をあげて、大きな登り窯で陶器をつくっていたらしい。山の斜面を利用してつくる窯は、自然あってのもの。

自然といえば、波佐見町で陶器が多くつくられているのは、原料になる「陶石」が採れるからというのも理由のひとつだ

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梅が咲いてるだけでしあわせと思う。

梅が咲いてるだけでしあわせと思う。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

昨日はうつわ屋さん『器MOTO』さんで至福のお茶会に参加しました。

そして今日も、じつは『器MOTO』さんへ。
このすてきなお店を教えてくれたお友だち、きょうこさんとお茶をしました。もちろん、店主の鎌野さんも一緒に。

きょうこさんが奈良から来ていたので、特別なお茶会でした。

2日連続でお店を訪れたのですが、その道中で、今日は梅の花を見つけました。お

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春を先取りしたようなお茶会。

春を先取りしたようなお茶会。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

今日は千歳船橋にある
うつわ屋さん『器MOTO』で
増木芙由子さん主催のお茶会に
参加してきました。

その様子、わたしが撮ってきた
写真と一緒にお届けします。

日本茶をはじめとした
いろんなお茶と、
お茶に合わせたお菓子を。
そして「おいしい」をより楽しくする
すてきなうつわで味わえる会。

カジュアルで心地いい、
春のようなお茶会でした。

熊谷

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初雪降る日の、うつわ屋さん訪問。

初雪降る日の、うつわ屋さん訪問。

昨日つくったバナナケーキを持って、千歳船橋にあるうつわ屋さん『器MOTO』へ行ってきた。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

新年のご挨拶と、あとはふつうにお店に行きたくて、淡く初雪降るなか、友だちとお出かけ。透明なビニール傘には雪が音もなく張り付いて、息は白くなる。暖冬と言われる今季だけれど、今日はちゃんと寒い日だ。

『器MOTO』の店主の鎌野さんは、ほがらかな笑顔で迎えてくれた。家

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かぼちゃプリンをつくったのだ!

かぼちゃプリンをつくったのだ!

かぼちゃがプリンになりました。通常のプリンよりも黄色が強くなって、より幸福感が強まった感じがするのは、気のせいでしょうか。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

ズボラなので、プリンをつくると言っても手抜きです。いちばん大きなポイントは「裏ごししてない」ことです。至上のなめらかさより、ちょっとごろっとした実も残ってる素材感のあるかぼちゃプリンを目指しました。嘘です、めんどくさかったんです。

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うつわのことがすきになった日。

うつわのことがすきになった日。

今日は、お友だちのきょうこさんと器MOTOさんへ行くことができて、うれしかったな。

うつわがすきで、陶芸作家さんへのインタビューをnoteでしているきょうこさん。今度転職で奈良に引っ越す彼女と会うことになったときに、「ぜひきょうこさんがインタビューしていた、あのお店に行きたいです」とお願いした。

笑顔で迎えてくれた店主の鎌野さん。すっきりとした潔い、けれど素材のよさそうな黒っぽい服と、ほがらか

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