嶋津良智 リーダーズアカデミー

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育てる側がよくならないと、社会も、企業も、人も、よくならない!の思いから「『あなたのもとで働けてよかった』をすべてのリーダーへ」を理念に、中小企業のための、人づくり組織づくりに特化をした、スクール形式では日本一のビジネススクール『リーダーズアカデミー』を経営。著作累計150万部超

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  • 【映像教材セット】組織づくり2.0 & ビジョン共有の極意

    嶋津良智の映像教材をまとめてご購入いただけます! ・アフターコロナの組織づくりの新常識!「組織づくり2.0」セミナー映像 ・1463社が学んだ「ビジョン共有の極意」セミナー映像

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結果よりプロセスが大切なわけ

上司はとにかく結果を求めがちだ。 ビジネスだから、結果はもちろん大切だ。 だから、結果につながらない行動は上司には評価してもらえない。 ただ、部下としては、もう少し仕事のプロセスにも目を配ってほしいと思っている。 「甘い」と言われるかもしれないが、そう思う部下の心情も理解できる。 仕事を行う過程を楽しみつつ、職場の人、取引先、お客さんなどといった周りの人とも喜びを分かち合いながら、仕事を進めていきたい。 結果はあくまでその延長線上にあるもの、そうした気持ちを持って

    • 教育研修の効果が得られない7つの理由

      ■お金と時間を使った教育研修の効果が得られないわけとは? 「なぜ、お金を使い、時間を使って、せっかく行った教育の効果が出ないのか?」 一度は思ったことがあるのではないでしょうか。 教育に注力していない会社はたくさんありますが、その一方で「うちは社員教育に力を入れている」と胸を張る経営者は数多くいます。 素晴らしいことですが、その内容を聞いてみると、何百万円もする研修プログラムを新入社員に受けさせているとか、既存の従業員にスキルアップ研修を受ける制度を導入しているなどの

      • 「こうやれば成果は出る」方法知りたくありませんか?

        ■教育効果を出すポイントは「選択と集中」 以前、教育にも『選択と集中の原理を取り込む』ということをお話したことがあります。 どういう話かというと、月1回のゴルフ、それで練習しない、研究しない・・、そういうゴルファーは上達しません。 10年やってもダメでしょう。 月1回のゴルフを10年続けると、合計何回ラウンドすることになりますか? そう、120回です。 120回やっても、たいしてゴルフは上手くなれないでしょう。 しかし、120回のゴルフを1年に凝縮して取組んだと

        • 部下に火をつけるのも、くすぶらせるのも上司次第

          「部下は火のつけ方次第!」 私の知人の女性社長の言葉です。 そして、続けて、 「デキる人はみんな上司に恵まれたからじゃないかな」 と言っていた。 人は極論を言えば、最悪、退社という退路がある。 だから、火をつけてくれる人がいないと、新入社員や若手社員レベルだと仕事へのモチベーションはいつの間にか「消化」されてしまい、仕事以外のことにモチベーションが持っていかれてしまう。 人はみな、感動したがっている。 私に火をつけてくれた上司は「日常の仕事の中に、楽しさと、喜

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          組織の生産性を3倍上げる方法

          ■上司と部下の関係が良好な組織は、悪化している組織より生産性が3倍高い 組織の生産性を上げるためにやることと言えば、あなたは何を思い浮かべますか? 引用先は不明ですが、アメリカの大学の研究結果として、上下関係がうまくいっている部署とうまくいっていない部署では生産性に3倍の開きがあるというデータを拾ったことがあります。 なぜかと言いますと、上下関係がうまくいっていない部署は部下の約3割が反逆行動を取るということです。 たとえば、意図的にミスをしたり休んだり、あるいは、意

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          嶋津流「集中力の高め方」

          ■仕事での移動と出張は抜群の気分転換だった コロナになって、つくづく感じたことがあります。 それは、移動というものが気分転換になっていたということです。 都内にいても、コロナ前は、お客様と会って何かをすることが当たり前だったので、毎日移動をしながら仕事をしていました。 講演や研修の仕事では、宿泊の伴う出張も毎月のようにありました。 ところが、コロナになって、そしてコロナが明けても、オンラインで仕事をすることが増え、移動や出張が激減したことにより、自分でリフレッシュす

          部下に効く失敗談の使い方

          若手社員にとって、年上で、キャリアも長い上司は思いのほか「遠い存在」だ。 そしてその言葉は、上司本人が思っている以上に重いものになることが多い。 遠い存在である上司が、若いころの失敗談を話すと、その存在は部下にとって格段に身近になる。 距離がグッと縮まるわけだ。 上司が部下に失敗談を話す効用は、主に二つある。 一つは、部下にとって遠い存在である上司が少し近い存在になること。 今は仕事のできる上司であっても、若いころは、数多くの失敗をしていることを知ることで、上司に

          英語が話せることは何の強みにもならない

          ■海外では母国語と英語を話せることは当たり前 ご存知の通り私はシンガポールに6年間住んでいました。 シンガポールは公用語が英語ですが、多民族国家なので、もちろん各民族ごとに母国語も話すことができます。 要するに国民のほとんどが2カ国語を操ります。 これはシンガポールに限った話ではなく、一歩海外に出ると母国語と英語を話せるというのは一部分からない地域もありますが、ある意味公然の常識のごとく普通です。 その国の植民地など歴史的背景によっては3カ国語を操る国民を持つ国もた

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          社員を休ませて、いかに働く時間を減らすか考えている「変な社長」

          ■コロナで普及する10年以上前からテレワークをしている当社 コロナで「新しい働き方」ということで、一気にテレワークが認知・普及しましたが、当社は、もうその10年以上前から「働く場所や時間にとらわれない働き方」ということで、テレワークを導入してきました。 本当に今も昔も関わったスタッフみんながしっかり働いてくれているので、出社に戻すことなど考えたことがありません。 もちろん小さな会社なので実現している部分もあると思います。 ■いかに社員を休ませて働く時間を減らすか?

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          リーダーが組織を成長へ導く8つの秘訣

          ■社長業とは、コミュニケーション業である 私は経営者向けのセミナーで『社長業とは、コミュニケーション業である』という話をします。 コミュニケーションとは ◎株主とのコミュニケーション ◎マーケット(お客様)とのコミュニケーション ◎従業員とのコミュニケーション 要するに『コミュニケーションを通してどんなメッセージを伝えていくか?』ということだと考えています。 この件は、実はもっと奥が深いのですが、詳細は機会がありましたら、ぜひセミナーにいらしてください。

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          「ほめる」より強い「ありがとう」

          あなたに特に心がけてほしいことは、「良いこと」や「感謝の言葉」はどんどん口に出すことだ。 「おかげで助かった」 とか 「〇△さんには感謝している」などと思っていても、それを口に出す人は多くはない。 「黙っていても、わかってくれ」 というのは、酷な話でもあるので感謝しているのなら、「ありがとう」と素直に言ってほしい。 ただし、激励と思いほめ言葉のつもりでも、ぱんぱんに張り詰めるほど頑張っている人に「がんばっているな!でも君なら大丈夫」と声をかけるのだけはNGだ。 人は粘

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          「Z世代のマネジメント」が簡単になる方法を教えます

          ■「Z世代」のマネジメントは難しい? ここでは、現在20代前半くらいの年代の人たちをZ世代と呼ぶことにいたします。 そんな「Z世代」の人たちが新入社員として会社に入社してくるようになり、「ますますマネジメントが難しくなったと感じる」という話をよく聞きます。 さらには、VUCA時代の到来、新型コロナウイルスの蔓延など、世代と環境の両方の大きな変化を受けて、企業のマネジメントはより一層難しくなっています。 ■「ゆとり世代」のマネジメントは難しい? 昭和や平成初期の時代ま

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          話しが伝わっていないことを前提にした新しい会話術

          ■話したことが伝わっていないことを前提にした会話 あなたは、部下と話をしたら「話したことが伝わっている」ということを前提に話をしていますか? もしそうであれば、非常に危険だと思います。 私はコミュニケーションはそんな簡単なものではないと思っているので、「話したことは伝わっていない」ということを前提に話しています。 要するに、何度も著書の中に書いていますが、「上司と部下の間にはコミュニケーションギャップがあるのは当たり前」ということを前提に話をしています。 ■最も危

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          「ほめ」と「叱り」は事実ベースで

          一昔前の叱って伸ばすマネジメントの揺り戻しか、最近はほめるマネジメント全盛だ。 あるアンケートでも約84%が「自分をほめられて伸びるタイプだ」と自己分析している。 私は基本的に、「ほめる・叱るはバランスシート」だと思っている。 つまり、ほめると叱るは同量でよい、という事だ。 人は人の欠点を見つける天才なので、放っておくと、どうしても欠けた所に目が行きがちだ。 こうやって目にしたものをそのまま評価につなげていくと、どうしても注意や叱ることが増えてしまう。 だから、ほ

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          「Chat GPT」が脅かす企業存在価値。その対処は?

          ■今世間を騒がせている話題の「Chat GPT」 チャットで言葉を投げかけると、まるで人間のように回答をしてくれるAI技術です。 賛否両論の声もありますが、日本でのユーザー数が100万人を突破するなど「Chat GPT」がここまで拡がりを見せたのはこれまでとは比べものにならない価値が存在するからです。 技術レベルでいうと、現段階では「Chat GPT」は確かにミスをするので、完ぺきではありません。 しかしながら、それは人間においても同じこと。 「Chat GPT」は

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          人が嫌がる六つのNGワード

          部下に「言ってはいけない言葉」をいくつか挙げてみよう。 まずは、「おい」と「お前」だ。 今では、場面によってはパワハラになる言葉だ。 こうした言い方は企業人として最低で、相手の人格を尊重していない言葉だ。 相手への尊敬の念が感じられないし、言われた相手も、よい感じがしない。 少し前の新聞に「職場や家庭で【おまえ】と呼ばれたら、どう思うか?」という記事が載っていたが、それによると、およそ80%の人が「不快」「腹立たしい」と感じていて、「うれしい」は1%にも満たなかった