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成果を出すために大切(必要)な体験、それは・・・

■私の新人時代の体験

先週の木曜日、教育は、「いかに腹ペコな状況の時に、提供できるか」がポイント。

悩んだり、困っているときは乾いたスポンジ状態なので、そこに水をかければ、どんどん吸収していく。

教育はタイミングが大切!

というお話しをしました。

今週は、それにまつわる、私の新人の時の体験をお話ししたいと思います。

私が大学卒業後、はじめて門をくぐった会社は、バリバリの営業会社で、毎日100軒も200軒も飛び込み営業をするような、非常に厳しい会社でした。

もちろんノルマも厳しく、ノルマを達成できない人間は、○○のように扱われていました(笑)

ノルマを毎月あたりまえのように達成する優秀な先輩や上司を見て、私は「すごいな~」と思うだけで、まったくピンと来ていませんでした。

理由は、ノルマをどうやったら達成できるのか?

未知の世界でさっぱりわからなかったからです。

また、ノルマを達成すると、どんな気持ちになって、どんなことが起こるのか?

全ては話しの上でしかなかったような感じです。

■初めての経験

そんなある時、少しだけ成果が出始めたころ、当時の私の上司が、「嶋津、今月は一緒にノルマを達成しよう!」と言ってくれて、同行営業を繰り返ししてくれて、一緒に頑張りました。

ある時は、

「俺はもう今月のノルマは達成したのでこの契約はお前が契約をしたことにして持って帰れ」

と、ほとんど何もしていないお客様の契約を付けてくれたこともありました。

でも、そのおかげで、ノルマを達成し、みんなから祝福され、気持ちのいい月で終わることができました。

翌月も同じような形で、半分自分の力、半分上司の力、のような感じで、ノルマを達成しました。

そして、自分(嶋津)的には、やはり、本当の自分の実力としてノルマを達成したわけではないので、今月は自分で何とかしてやると息巻いて、その翌月は自力で達成することができました。

■私がはじめて目標達成ができた理由

私がその上司と出会って3カ月目に、どうして自分の力でノルマ達成ができたのか?

それは、自力でないにしても、最初の2カ月で、ノルマを達成する疑似体験を積ませてもらい、自分の中に、毎月ノルマを達成するためのイメージ作りに成功したからだと思っています。

まさしく、先週お話しをした、少しだけ成果が出始めたころを見計らって、乾いたスポンジ状態の時に、ノルマ達成の疑似体験させてもらったわけです。

タイミングがよかったので、吸収力と勢いが違いましたね(笑)

■子供に100点をとらせるのは簡単

ある子供の教育者の方が、

「子供に100点採らせるために大切なこと、それは、100点を採るとはどういうことなのか、体験させてあげること。だから、100点を採れる問題を持ってきて、それをやらせて、100点を採る体験を何回も積ませてあげることだ」

とおっしゃっていました。

「なるほど!」と思い、私の新人時代のノルマ達成の疑似体験と重なり、とても大切なことなのだと再認識しました。

■公文学習塾も取り入れている

この手法を上手に取り入れているのが、プリント1枚毎に採点され、全部できたら(訂正箇所を全部直したら)100点というシステムにより、「次も100点取れるようにがんばろう」と生徒のやる気を引き出し、学年にかかわらず、その生徒のその時の実力に応じた学習をする無学年式学習を特徴とする

公文

ではないでしょうか。

もちろん、それだけで世界中にチェーンを持つ塾にはなれませんが、こつこつとドリルをとかせて、勉強する癖をつけさせ、上手に子供に成功体験を積ませている部分は、子供にとっていい体験になっているのではないかと思います。

■まとめ

部下に成果を出させるためには、その成果を、あたかも出したかのような疑似体験を積ませてあげて、大切なセルフイメージをたくさん作ってあげてほしいと思います。

そのための人づくり、組織づくりをどうしていったらいいのか?

もしご興味があれば下記セミナーをぜひお試しください。

きっとお役に立てると思います。

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