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リーダーの指示したことに社員が動けない3つの要因
■社員が動かない(動けない)からには必ず理由がある
あなたは、何か指示をしたにもかかわらず、それをしない、しようとしない、できない社員を見て、
「社員が思ったように動いてくれない」
「なんでこれができないのかな」
「やる気がないのかな」
「何か問題を抱えているのかな」
と思ったことはありませんか?
「盗人にも五分の理を認めよ」という言葉があります。
これは、コミュニケーションに関する名著『人を動かす』の中で、記している言葉です。
いかなる場合でも相手を批判・非難することは、人を動かすことにはつながらないと話しています。
なぜなら、人は自分のしていることは正しいと信じており、批判・非難されたところで行動を変えようとはしないからです。
ですから、どんな悪いことをする人でも、その人なりの理由があるので、相手を批判・非難するまえに、まずは、その理由を考え、言い分を聞いてあげる必要があるということです。
■社員が動かない(動けない)原因は3つ
一つ目は、自分がやる理由(意図)が理解できない、または納得できないときに起こります。
その時は、相手がそれをやることに対して「なるほど!」と思えるように、「あなたにやってもらいたい理由」要するに目的を、何度も丁寧に説明をしてあげましょう!
二つ目は、それをやることに対して得られるメリットよりも、リスクの方が大きすぎると感じているときです。
これは上司目線ではなく、あくまで部下目線の話しです。
どんなに上司自身がやるメリットの方が大きいと思っていても、部下自身がそう思わなければ成立しません。
ですから、行動が利益につながると考えているタイプの人には、行動するメリットを強調することで、行動してくれやすくなります。
反対に行動するリスクを懸念しているタイプの人は、行動しないことのデメリットを強調することで行動してくれやすくなるのです。
最後3つ目は、やり方がわからないというパターンですね。
上司がいくら丁寧に何度も説明したとしても、やり方がわからない、やることに対する不安があるとなかなか動けません。
その時は、
・どこがよくわからないのか?
・どこに不安を持っているのか?
を丁寧にひも解いて、やり方を理解させてあげて、やることに対する不安を解消してあげましょう!
時にはベイビーステップを用意して、少しずつクリアーしていくようにしてあげるのも一つの手です。
散歩のついでに富士山に登る人はいません。
「登る気」がなければ富士山には登れないのです。
「登る気」になるためには、「登れそう」と思えることが必要なのです。
要するに、その仕事をすることに対して「それだったら自分でもできそうだ!」と思わせてあげることが大切なのです。
■まとめ
「人はどうしたら自ら動くのか?」
「自分で考えて自分で判断して動く社員を、どうしたら育てられるのか?」
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