見出し画像

【文学アニメ】夜の文スト散歩が楽しすぎて

こんばんはtagaです。
本日は、『文スト作品7作品』について紹介させていただきます。

1.国木田独歩/武蔵野

140字作品紹介

日記を開くと、武蔵野の美しさの記憶が反響していた
(星斗闌干たる時)野分けが林をわたれば、僕を昔の武蔵野へと誘い
数千条の路を歩けば、雪、風、霧、時雨が特殊な感を与える

一種の生活と、自然が配合する光景は恰も渦が如き縮図で…

町外れの光景に詩趣的感興が湧く妙作也

2.中島敦/山月記

140字作品紹介

博学才穎の李朝。
官を退き、詩に耽るが
臆病な自尊心と尊大な羞恥心が、珠に磨きをかけることを拒んで行末。

ー日ごとに人喰虎に近づいていく、かつての鬼才ー

醜悪な外形で、故人と話を交わすも、残月光冷ややかに…
薄倖を嘆じるか、咆哮に秘めたる心は如何に。山対明月成噑虎作也

3.芥川龍之介/羅生門

140字作品紹介

羅生門の下、途方に暮れていた下人は、饑死するか盗人になるかの暗雲に低徊していた。夜を明かすべく、楼の上へあがるが…

ー(羅生門の上)火光が照らすは、老婆が死骸から髪を毟る光景でー

老婆との会話の果て、炎が如き感情を胸に、下人が導く解とは一体
黒洞々たる憎作也。

4.泉鏡花/高野聖

140字作品紹介

月夜に砂煙が撥と立ちては、反魂丹売の面影。
彼の命を見捨ててはならぬと情を起こせど、大洪水の跡地、孤家に光景は幽かに幻じみて
(怪しの姿が板戸一重、はて魑魅魍魎であらうか)
神か、魔かと思われる美女は男をより取りて飽けば、息をかけ…妄念は魔

月下の美女に悚然とする響作也

5.太宰治/人間失格


女、酒、金、怠惰。
甘い蜜のような日常を踊る葉蔵の内面は、罪な苦い無垢さに支配されていた。

(怖い、断れない…)

叫べない性質は、狂気、波乱を呼び起こし…。

真面目、従順さについて真剣に考えさせられる、奥深い作品です。

6.森鷗外/舞姫

学識ある豊太郎は、官長の命の下
功名の念を持ちてベルリンへ洋行するが…貧家の少女エリスと恋に落ちてしまう

ー(貧きが中にも)愛づる心は深まるばかりー

だけど、
故郷への憶、名誉、良友との情縁も捨て難く…譬えようのない心の錯乱
今、涙が咲かす熱やあらむ

舞姫に心揺れる感作也

7.坂口安吾/堕落論

140字作品紹介

ー人間は生き、人間は堕ちるー

(武士道、天皇制)人間の弱点に対する防壁も詰まるところ、洞察力の結果故人間的なもので…

戦中、狂暴な破壊に劇しく興奮しようと、其れは虚しい幻影にすぎなかった

見つめるは、世相の上皮か、否
堕落の平凡な跫音が戦後の新世界に鳴り響く再作也

8.宮沢賢治/セロ弾きのゴーシュ

9中原中也/汚れっちまった悲しみに……

10.江戸川乱歩/D坂の殺人事件


いかがでしたでしょうか。
本日は『文スト作品7作品』について綴らせていただきましたが、少しでも楽しんでいただけたのであれば幸いです。最後までご視聴ありがとうございました。

#小説        
#本        
#おすすめ本        
#本好き        
#本紹介        
#TAGA文学速報        
#本好きな人と繋がりたい        
#エッセイ        
#コラム        
#毎日note        
#毎日更新        
#note        
#ブログ        
#毎日投稿       

この記事が参加している募集

ほろ酔い文学

再現してみた

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。活動を応援していただける方は是非サポートしていただけると、幸いです。