- 運営しているクリエイター
#日記
四月某日 さらば、全ての
さすがに月に1本くらいは投稿しておきたく、筆を執っています。嘘です。キーボードをたたいてます。
先日、友人とエヴァの劇場版最終編を観てまいりました。
いやあ、良かった!!!!なにが良かったか語るだけでも連休が終わってしまいそうなくらいよかった!!!!!
ご覧になっていない方も、これから作品に出会われる方もいらっしゃると思うので具体的な感想を申し述べるのは控えますが、作品ファンにとってはこれ以
三月某日 書く速さ、読む速さ
「あれはゆっくり書かれた本だから、ゆっくり読めばよいと思う。」
谷崎潤一郎の『細雪』について、尊敬する先輩がそう言った。
彼は文学の愛好家であり、同時に物語の書き手でもある。
本は読み手一辺倒、表現も発想も世界観も乏しいわたしからすれば、到底思いつかない文学の楽しみであった。
二月某日 月日の密度と生活記録
昨年末から毎日、手元のノートに日記をつけている。いや、実際は毎日ではなくて、1日空いたり3日分一度に書いたり、それくらいいい加減なのだが、それでも大まかにいつ何があったかわかる程度には記述が積み重なっている。
いわゆる「自粛期間」が続き、コロナだギネスだと騒いでいるうちに(わたしはギネスが好きです)早1年が経とうとしている。以前にも書いた通り、変わり映えのしない毎日を過ごしていると、流れる時間と
一月某日 言葉のバケツ
きれいなものを産み出すためには、きれいなものを取り込み続けなければならない。きれいなたべもので身体をみたして、すきとおったもので心をみたして、それでいて漸くいっぱいいっぱいになったところから、ほんとうのすきとおったものが零れ落ちるのだと、わたしは信じる。
十一月某日 流れにあらがうこと、流れから抜け出すこと
あっという間に11月になりました、すっかり秋も深まってまいりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
薄くなったカレンダーを見ては、時の流れの速さに驚く日々です。
さて今日は、そんな流れについての話。
便利な世の中であります。画面を撫でれば買い物が済み、次々に文字や動画が目に飛び込んできます。地球の裏側まで1秒もかからずに言葉を届けられ、遠く離れた知人でもタイムラインに行けばいつでも近況報告を
七月某日 ミステリーがお好き
中学生頃まではミステリーが好きで、読むものの半分くらいは人が死ぬ話が占めていた。
ある時、一篇毎に死んでいる「人」は、まさに今、目の前にいる生身の人間と同一のものとして描かれているのだと気がついた。
それ以来、人が死ぬ話は少し苦手だ。
七月某日 走る本屋さん
Twitterで走る本屋さん 高久書店(https://twitter.com/books_takaku?s=20)なるアカウントを発見した。
クレープ、焼き芋、焼き鳥、コーヒースタンド、などなど数多移動販売を目にすることはあるが、なるほど移動販売の書店にはお目にかからない。
定まった場所を持たずにする商売になにかノスタルジックな印象を受けるのはわたしだけだろうか。(お目にかかったことはないけれ