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ナオト作品展「湖畔にて」
2020年の夏。ナオトさんという男性がボランティアとして我が家に滞在し、農作業を手伝ってくれました。
彼は絵描きさんで、2週間ほど我が家に滞在した後、いつの間にか尼崎のアパートを引き払って、諏訪に拠点を移して活動されています(よっぽど我が家で長野が気に入ったみたい❤)。
彼の個展が、諏訪(長野)のマスヤゲストハウスで開催中です。
Naotoさんの優しい筆遣いから長野の美しさを感じてくださいね
「ロバート・ツルッパゲとの対話」はギフトに最高!ということをワタナベアニさんとの怪しい出会いから書いてみた。
2019年11月24日。見ず知らずの男性から一通のメールを受け取りました。
「はじめまして。写真家のワタナベアニと申します。ケイタさんがもしよろしければ、料理の勉強をしているところを撮影させてもらうことは可能でしょうか。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。」
要約すると、私の息子ケイタの写真を撮りたいというメッセージ。
見知らぬ男性から「写真を撮りたい」とのメールを人生で受け取ったことが
行ってらっしゃい帰っておいで
第三子として生まれてきたわたしは、幼い頃から孤独でした。それもそのはず、わたしが生まれる前から兄と姉がいて、二人は年齢が近くすでに仲良しでした。人間関係が出来上がっているところに、歳の離れたわたしが生まれてきても、兄と姉の世界には入ることができませんでした。
きっと二人はわたしを仲間はずれにしようと意地悪なことをしていたのではなく、ただ、歳の離れた兄と姉の中には入れなかったのです。遊びも違うし、
犬を土葬した8月2日のこと
犬が死んで4日目。朝から私は丘の上で穴を掘った。死んだ犬を埋めるために。
土葬するには広く深く穴を掘らなければならない。狭い穴だと犬が窮屈そうな体勢になるし、浅い穴だと野生動物が犬の匂いを嗅ぎつけて、穴を掘りおこして犬を食べてしまうからだ。今朝は梅雨が明けたばかりの青空が広がっていたけれど、直射日光はさほど強くなく、穴を掘るには最高の天気だった。
2ヶ月ほど異常に長く続いた雨のおかげで土は柔ら
失ってからよくわかる、その存在の大きさ
何をするにも「あとで後悔したくないから」って思いながら生きているタイプなんだけれど、大好きな犬のクリが死んでしまって、後悔ばっかりしている。
家族が家にいる時間は、ご飯を作ったり洗濯したり、子どもの世話をして何とか自分自身を保ってはいるけれど、みんな仕事や学校や保育園に行って、静まりかえった家でクリの遺体と二人きりになると、泣けて泣けて仕方がない。
「あとで後悔したくないから」って思いながら1
雪崩に遭遇した父と高級カメラは無事だったのか? 家族が語る遭難後の3日間
「お父さんが山から滑落したんだって。警察から電話がかかってきた」
2月のある日、姉から電話があった。父が長野のアルプスを登山中に、滑落したという連絡を受けたらしい。それ以外のことは何もわからないと言う。当時、私は妊娠5ヶ月。北海道で暮らしていたが、3日後には父と母のもとへ里帰りする予定だった。
一睡もすることができずに朝を迎え、旦那とともに千歳空港へ向かった。ところが、全国的な大雪のため、ほと