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『多摩川ランナーズカフェ』の提案

 日替わりでオーナーが変わるカフェがあって、そこにお邪魔したことがあった。
 その時に、その日のオーナーの男性と少し話をして、妻と二人でお茶をしていたから、自分たちが多摩川の河川敷のそばに住んでいる、という話題になった。
 
 ああ、あのあたりですか。
 多摩川の流域は、百何十キロあるんですけれど、河川敷に自転車とかランナーが走れるような道路があって、だけど、そこから車道が離れているところは、すごく少ないんですよ。
 確か、7キロくらいで、ちょうど、その辺りです。

 知らなかった。

 時々、古くなったジョギングシューズを履いて、河川敷に行き、ゆっくりと走ることがあり、その時は土手の上の道を走りながら、川の向こうの景色を見たりしていたが、当たり前になっていたので気がつかなかったのだけど、そういえば、車道は遠かった。

 ということは、そんな単純なことではないとしても、排気ガスは遠く、スポーツをするには適しているはずで、それもあるのか、休日ともなれば、今のコロナ禍では多少減ったといっても、油断すれば十分に「密」になりそうな環境だし、かなり頻繁に体にピッタリとしたウエアを着て流線型のヘルメットを被った自転車に乗った人たちも、かなりのスピードで走り去ってもいく。

 その光景と、オーナーが言ったように、このあたりの河川敷の環境が「稀」であると思ったら、近所の河川敷が、急により貴重な場所のように思えてきた。

奇跡の7キロ


 とてもローカルな話題で申し訳ないのだけど、多摩川は東京都と神奈川県の境に流れている川で、河川敷には運動施設がかなりあって、以前は、プロ野球のジャイアンツの2軍のグランドもあった。

 今だとインターネット上の地図で調べられるけれど、多摩川全域の状況を詳細に調べるのは自分の能力からいっても難しい。

 それでも、カフェのオーナーが言ったように、車道から遠い河川敷は、意外と珍しいのかもしれないと思い、本当は他にもあるのかもしれないけれど、とりあえずは、自分に縁が近い場所だから、少し調べたら、電車の路線でいうと、東急多摩川線とほぼイコールだった。(この路線もかなりマイナーだけど、以前は目蒲線の一部で、いろいろと変更があって、今は、かなり短い路線となった)。

 多摩川駅から、終点の蒲田駅まで、電車は、東京都の端を、少し距離は遠いとはいえ、ほぼ多摩川の流れに沿って走っているといってもいいと、思う。

 その河川敷の土手の上にある細い道路は、歩行者や自転車専用になっているのだけど、その道路と、自動車が通る車道は、地図で見ると、けっこう距離が遠いように思える。

 だから、たぶん、多摩川線と並行しているような多摩川の河川敷の道路が、カフェのオーナーに聞いた「奇跡の7キロ」なのだと思うようになった。(もっと詳細に調べたら、違うのかもしれませんが、個人の意見です)。


「ランナーズカフェ」のご提案

 この「奇跡の7キロ」(個人の意見)は、場所によっては、春になると桜の並木があるので、花見客でにぎわうし、その季節になると、本当に風景が変わる。さらには、東京都側から川向こうの武蔵小杉が見える場所もあり、それは、行ったことはないけれど、マンハッタンの景色にも見える。そして、天気がよければ、富士山も見えて、時期によっては、ちょうど頂上に夕日が沈む「ダイヤモンド富士」を撮影するためのカメラマンが集まってくる場所まである。

 河川敷のグラウンドは、学生の野球部やサッカー部やラグビー部の練習が行われている。

 そして、何しろ、車道が遠いので、おそらく空気もそんなに汚れていないはず。

 観光案内みたいで、書いていて恥ずかしさもあるが、そんなランナーにとって恵まれた場所なのだけど、例えば皇居周辺にあるようなランナーステーションも、まだ多分存在しない。(あったら、すみません)だけど、もしも、この多摩川駅から蒲田駅までの「奇跡の7キロ」の河川敷、川のそばに、川の方向に向けた「ランナーズカフェ」ができれば、おそらくは、かなり繁盛するのではないか。(個人の予想です)。

 そして、そんな憩いの場所ができて、ランナーだけでなく、散歩する人まで受け入れてくれるようなカフェになれば、混雑するとは思うのだけど、桜の季節にも寄って、お酒は飲めないけれど、コーヒーなどでくつろいで花見ができたら、とても気持ちがいいような気がする。

 そういった私利私欲もあるのだけど、それでも、現在の「奇跡の7キロ」は、コロナ禍とはいっても、『密』にならないように、ランニングや、ウォーキングや散歩や、自転車を楽しむ人も、一定数はいる。

 そうした人たちが、場合によってはシャワーも浴びることができたり、着替えも出来たりするような「ランナーズステーション」の機能も持った、駐車場もある「ランナーズカフェ」が、もしも、この「奇跡の7キロ」に複数できれば、その場所は、新しいジョギングの聖地として、より輝かしい場所になるような気がする。


 このコロナ禍で大変な時期に何を言っているのだと思うかもしれませんが、こんな時期だから、新しいお店ができて、そのお店が、その場所の特性を生かし、しかも、オリジナリティがあって、できたら、ちょっとおしゃれな感じもあったら(場合によってはギャラリー機能もあると、もっと嬉しいですが)、地元の人間としても、とても嬉しいので、カフェを開きたい、と考えていらっしゃる方には、できたら参考にしていただきたいと思っています。

 これからの時代に、より必要な場所だとも思いますが、いかがでしょうか。




※言うまでもないとは思いますが、繁盛を保証する情報ではありません。すみません




(他にも、いろいろと書いています↓。よろしかったら、読んでいただければ、うれしいです)。


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