夏のい草の上で冬のにおいを思い出ししている ピンと張った空気は指先で弾けば一等星になれない星屑たちが飛び散りそう わたしたち、上手くやれていたかしら? 頭の中の冬…
今朝まで、 冥王星が除外された日のことを すっかり忘れていた 水金地火木土天海の歯切れの悪さに 理科室の椅子が軋んで 「水金地火木土天海(一拍)」 「水金地火木土天海(…
あと3秒後で。 ズボンの裾が解れて、 僕は息をしていて、僕は息をしている。 気が付いたらさっきの3秒後が向こう側、 解れた糸はさっきよりも伸びている。 その間も僕は…
世界が大きくて、僕のからだは小さく感じる。 僕が生きている間、僕は僕の世界でだけしか生きることができなくて、僕の半径は対した広さじゃないんだよ。 どれぐらいの人に…
表面を触れ続けるのは優しくて気持ちがいい。何故だかわからないけど、風は吹けばいつでも頬を撫でるし私はチャプチャプとプールの水の表面張力の張り付きを手のひらに感じ…
今日はBUMPさんの飴玉の唄のことばかり考えていたよ。「信じることについて書いていったらこうなった」と言う様なことを仰ってて、信じるって何なんなのやろ?って考えて、…
アイスクリームを、ゆっくり食べてはいけない暑さになってきましたね。 すぐに溶けてしまうバニラの液状化と溶けずに頑なである塊を突いて突いて時々スプーンを滑らす様に…
愛するということを忘れてしまったよ。 唐突に見えなくなってしまった愛に、 僕はもう瞳を逸らすしか有りません。 君を見失ったよ。 僕は、君をもう要らないと、 遠くに置…
自由を求めて羽ばたいていく。 空を飛んで風の気持ちよさを感じたり 空の青さに目を細めたりする。 そんな時ばかりではないと 強風に混じって鋭く雨が打ち付ける。 僕は自…
塞いでいる耳を開放して 見えていなかった物にも目を向けて 雲の流れを感じて 季節の交代を風に教えてもらって 夜と朝の境界線で鳥は会話をし 水は上流から下流へと流れ 雨…
僕はこれから大事になるであろう一冊の本をカバンの中に閉まって家路を歩く。景色は暮れて、微かに紺色が目立ち始める。そんな時僕はいつも空を見上げてしまうのだ。月はも…
皮膚の柔らかさというのは、どうしたら生まれるのでしょう。そっと彼の手のひらを撫でて、この手は彼の手だとわかることを、私の指は知りました。指紋や、生命線というもの…
夕焼けを見つめて、君は涙を流したね。 僕らの住む街はこんな顔もするのだね。 君を傷つけるものを僕は許さないけど、 何が君を傷つけているのかも僕は わからない、わから…
自分の好きな子が笑っている姿を見るのは一番幸せなことですが、その微笑みを僕が作ったものではなく、僕が生んだものでもなく、他の誰かによって発生したものならば、それ…
君の背骨の一つ一つを数えている夜が少しの幸せです。背を向けて眠る君の背中は少し丸まっていて、近所の駐車場で眠る目つきの悪い猫の背中みたいで愛らしい。近付けばその…
・あれもほしい、これもほしい、どれがほしい? ・炭酸シュワシュワ、パチパチはじける。 ・雨の音、傘に落ちて、ドレミファソ。 ・真夜中、突然君を、想い出す。 (それは…
斉藤フニ子
2020年7月16日 23:50
夏のい草の上で冬のにおいを思い出ししているピンと張った空気は指先で弾けば一等星になれない星屑たちが飛び散りそうわたしたち、上手くやれていたかしら?頭の中の冬のにおい鼻の奥にツンときてあれは星の死臭だろうか。 #詩 #ポエム #言葉
2020年7月15日 23:10
今朝まで、冥王星が除外された日のことをすっかり忘れていた水金地火木土天海の歯切れの悪さに理科室の椅子が軋んで「水金地火木土天海(一拍)」「水金地火木土天海(一拍)」名前が消えた場所に頷いてずっと奥歯に鳥肌が立っていた #詩 #ポエム #言葉 #文章 #できごと #考え事
2020年7月14日 23:55
あと3秒後で。ズボンの裾が解れて、僕は息をしていて、僕は息をしている。気が付いたらさっきの3秒後が向こう側、解れた糸はさっきよりも伸びている。その間も僕は息をしていて、止められない。蝉が羽化の途中、僕はミドリ色をした生まれる寸前を見て見ぬ振りをして横切った。 #詩 #言葉 #ポエム #文章 #できごと
2020年7月8日 23:48
世界が大きくて、僕のからだは小さく感じる。僕が生きている間、僕は僕の世界でだけしか生きることができなくて、僕の半径は対した広さじゃないんだよ。どれぐらいの人に会ったって、まだまだアリのように湧いて出てくる人間を、僕は一生をかけても全員と挨拶をすることができなくて、本当に世界は広いんだな、って実感するよ。あなたが見ているかもしれないオリオン座を、僕もどこかで見ているころ、まだ出会えないあな
2020年6月21日 06:01
表面を触れ続けるのは優しくて気持ちがいい。何故だかわからないけど、風は吹けばいつでも頬を撫でるし私はチャプチャプとプールの水の表面張力の張り付きを手のひらに感じながら楽しんでいる。触れることは優しいことですか?いつ来るか分からない大波が君の綺麗な時間を連れ去っていく時、隣に誰がいるんだろう、そんなことを考えたことがありますか。足をつけるのは怖い。僕たちは深い深い場所に行くことを怖がって近寄らないで
2020年6月5日 05:21
今日はBUMPさんの飴玉の唄のことばかり考えていたよ。「信じることについて書いていったらこうなった」と言う様なことを仰ってて、信じるって何なんなのやろ?って考えて、でも全然答えなんて見つからんくて、そもそも私は人のことそんなに信じたことあったかな?って、ノート空白だった。よくわからないことばっかりなんだよなぁ〜。人との距離感も確かにようわからんよな。距離感縮めたいなって思うと上手くいかんし、だから
2020年6月4日 05:07
アイスクリームを、ゆっくり食べてはいけない暑さになってきましたね。すぐに溶けてしまうバニラの液状化と溶けずに頑なである塊を突いて突いて時々スプーンを滑らす様にやさしくすくって食べるのはなんと楽しいことでしょう。舌がひんやりする感じがなんかよくって、ずっと口の中で転がしていたいなぁ、って、でもすぐに溶けちゃうの、ちょっと悲しいよね、って。こんな時だから、って、自分の食べ方を曲げたくない私も頑固じ
2020年5月16日 18:10
愛するということを忘れてしまったよ。唐突に見えなくなってしまった愛に、僕はもう瞳を逸らすしか有りません。君を見失ったよ。僕は、君をもう要らないと、遠くに置いて行ってしまったよ。君にも僕はもう見えないだろう?僕と君はもうすれ違うことすら無いのだろう。 #詩 #散文 #文章 #言葉 #あいうえお
2020年5月15日 18:55
自由を求めて羽ばたいていく。空を飛んで風の気持ちよさを感じたり空の青さに目を細めたりする。そんな時ばかりではないと強風に混じって鋭く雨が打ち付ける。僕は自由とは何だ?と考える。自分勝手に生きていけることこそ自由でありそこに苦労はありはしないと固定した考えが当然の様に有りました。然し、一人で飛んでいくことは、難しいことの連続で、どうやって生きていくかを考え、自分で餌を獲る方法
2020年4月20日 05:43
塞いでいる耳を開放して見えていなかった物にも目を向けて雲の流れを感じて季節の交代を風に教えてもらって夜と朝の境界線で鳥は会話をし水は上流から下流へと流れ雨が降った後に時々虹が現れ太陽は昇り沈んで吸っては吐いてを繰り返して地球は自転を行なって、いる。僕は地球の腕や足、僕は地球の指や爪、点の様な存在だけど、地球は僕にとって心臓です。 #詩 #ポエム #文章 #言葉 #文字
2020年4月9日 04:08
僕はこれから大事になるであろう一冊の本をカバンの中に閉まって家路を歩く。景色は暮れて、微かに紺色が目立ち始める。そんな時僕はいつも空を見上げてしまうのだ。月はもう顔を出しているのだろうか、星は見えるのだろうか、とか。けれども月も星も目にするにはまだ早く、その代わり気付かなかった何処かの家から香る美味しそうな匂いに釘付けになって、マスク越しから嗅覚を研ぎ澄ます。これは何の匂いだ、少しソースの様な物
2020年4月5日 05:08
皮膚の柔らかさというのは、どうしたら生まれるのでしょう。そっと彼の手のひらを撫でて、この手は彼の手だとわかることを、私の指は知りました。指紋や、生命線というものが、彼だけの為に生まれた最初で最後の証で、二度と同じものが生まれないのかと思うと、私は、この、彼の手のひらに生まれた指紋や生命線に、喜びを感じました。 #詩 #散文 #言葉 #文章 #手のひら #エッセイ
2020年4月4日 01:20
夕焼けを見つめて、君は涙を流したね。僕らの住む街はこんな顔もするのだね。君を傷つけるものを僕は許さないけど、何が君を傷つけているのかも僕はわからない、わからないんだ。君の見つめる先に、何があるのかな、僕は君の見ている景色を探すけど僕は君じゃないとわかってから、何がどうして何をどうしていいのかわからなくなったよ。わからないことばかりだ、いつか死んでしまう黄色い花も今は、地面に
2020年3月7日 03:18
自分の好きな子が笑っている姿を見るのは一番幸せなことですが、その微笑みを僕が作ったものではなく、僕が生んだものでもなく、他の誰かによって発生したものならば、それは時々憎らしいものに変わるのです。愛することがあるならば、憎しみというものも当然影としてあることで、どうしていいのかわからんけど、どうすることもできないもどかしさというのはあることもあるでしょう。誰だって誰かに優しくなりたいし、いつも笑っ
2020年1月30日 00:32
君の背骨の一つ一つを数えている夜が少しの幸せです。背を向けて眠る君の背中は少し丸まっていて、近所の駐車場で眠る目つきの悪い猫の背中みたいで愛らしい。近付けばそのぶん離れていく猫同様、君も程よい距離感で私との関係を保っている。いつか君が死んだ時、その背骨の一つを私に下さい。 #詩 #ポエム #散文 #言葉 #背骨
2020年1月23日 05:08
・あれもほしい、これもほしい、どれがほしい?・炭酸シュワシュワ、パチパチはじける。・雨の音、傘に落ちて、ドレミファソ。・真夜中、突然君を、想い出す。(それは恋、カモ。)・恋する乙女、髪とか爪とか睫毛にかける、おまじない。(お金も)・手を繋ぐ、僕たちの鎖のスタートです。・50音で作る、無数の言葉、幾つ出会える。・はろーはろー、おはよう、君が目覚める。・そっかそっか、うんうん、何も聞