反証=ポジティブ思考?

わたしは、今、就労移行支援に通所し社会復帰を目指している最中だ。

特に、精神に障害がある人にとって、自分と向き合うことは時にとても辛いことがある。
それは、少しだけこころが繊細が故に傷付き体験が多く、その傷がこころが元気な人よりも深くトラウマになってしまうこともあるから。
そして、その傷を気にして、更に絶望のループに落ちることもある。

そのループの解明、そして、自分と向き合い上手く自分と付き合っていく必要がある。
そもそも精神疾患は、こころの病気と言われているが脳の異常から来ているという。
だから、なかなか自分で治そうとしても難しいところがある。


先日、認知行動療法について講座を受ける機会があった。
自分の辛かった体験を1つ例にあげて、シートに記入してみようというものだった。

そこに、【反証】というワードが出てきた。
反証は、根拠に基づき逆のものを出していくもの。
(根拠の前に、まず状況=辛かった出来事とその時の気分、無意識に出た気持ち=自動思考を出す)

「反証を出していくことが、最も難しい。だからこそ何としてでも絞り出すことが大事」

と仰ったが、わたしはどう絞り出しても無理だった。

ある方からは、
「反証はポジティブなものをどんどん出していけばいい。それに正解も不正解もない。」
と仰ったが、それでも難しい。

元来からの超マイナス思考、悲観的な考えしかできないわたしには体調が悪化するレベルで難しい。

わたしの場合は、事実(根拠)に基づき、すぐに対策を考え更に失敗していくのかもしれないと思った。

それ程に、わたしの中では、傷ついたことを癒やすことをせずにすぐにでも抹消し、その場から逃げることが癖になっているのかもしれない。
その問題に向き合えば向き合うほど、わたしはこころが崩壊していく感覚がある。

厄介な問題は放置する、だけど、ふと思い出すと死にたくなるレベルで辛くなり絶望を感じる。

ポジティブ思考で物事を考えることは難しい、そして反証を絞り出すことは辛いなと、この講座でつくづく気付いたのであった。

自分を見つめて、自分と向き合うことは永遠の課題。


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