露草ツユクサ

はじめまして。 露草、と申します。 悩みが尽きない人生ではありますが、気ままに更新して…

露草ツユクサ

はじめまして。 露草、と申します。 悩みが尽きない人生ではありますが、気ままに更新していけたらなと思います(^-^) カフェ巡り、動物、植物、ハンドメイド、本、演劇、映画、アニメなど好きなものは広く、浅くという感じです。よろしくお願いします!

最近の記事

『ラストMovie』企画書

【キャッチコピー】 最期に見るのは、大切な想い出であって欲しい。 『貴方の走馬灯を制作します』 【あらすじ】 御子柴 哲兎(みこしば てつと)は、小さい頃からの憧れであった映画の制作会社に就職する為に何社も受けたが、ことごとく落ちてしまった。傷心していた時、一本の電話が……。内定で歓喜するも、『ラストMovie』という社名で映画の制作会社だろうと何も考えずに受けた会社だった。 初出勤に心躍らせる御子柴に告げられたのは、「ここは走馬灯を制作する会社」という事実だった。

    • 大阪ぶらぶら旅行

      8月の思い出。 姉と大阪旅行に行きました。 素敵なカフェでした。 オールド・ローズ・ガーデン https://www.oldrosegg.com/ 住吉大社は、結構広かったです。 最後におみくじを引き、心を抉られました。 取り敢えず、大阪ぶらぶら〜っとしました。 日差しジリジリ、私の肉も焼けました。 喫茶店名、忘れちゃったー。 でも、いちじくのゼリーもサンドウィッチもレモンスカッシュも丁寧に作られていて美味しかったです。満足ー! 旅行から帰ると、足の裏は水膨れに

      • ついつい買ってしまう物

         タイトルの通りですが、皆さんもありますよね。ふらっと立ち寄ったお店で、買う必要がない物を買ってしまった経験が。私は、植物を見ると「部屋も綺麗に見えるし、植物は癒しになるし、罪悪感なく買える〜」と、購入してしまう事が度々あります。帰宅後、また買ってしまったと少しの後悔に苛まれますε-(´∀`; )笑  そんな訳で、新しい植物🪴が仲間入りしました。 その名も、 ジュエルオーキッド(マコデスペトラ)  ジュエルオーキッドは、日本語名で「宝石蘭」とも呼ばれるラン科の植物です。

        • 創作大賞2023を終えて

          皆さま、創作大賞2023 お疲れ様でした! 応募されている方の作品を読むと、私はレベルの高さに驚かされました。 今まで小説の公募に出した事は数回あるのですが、今回の創作大賞2023のように審査員だけでなく一般の方も見られるような形式は始めてだったのでドキドキです。笑 私は仕事の退職日が差し迫っていたのでなかなか時間が作れず、退職してからなので7月12日から書き始めました。もっと計画的にしなさい、という話なのですが、なんとか書き終えたので自分を許してやろうと思います。 し

        『ラストMovie』企画書

          ズッ友 第十一話(最終話)

          第十一話  翌日、島波高校の教室に真波、佳世、悟、圭佑を呼び出した。教室の後方には、田辺先生がいる。その周りには複数の警察官がいた。無論、私が呼んだ。  佳世の前に、モスグリーンのヌチャラ星人を出す。そして、願い事ボイスを再生した。 「 晴美が死んで、悟が私だけを見てくれますように 」 教室内が、静まり返った。 「なっ、なんだよ、これ!」 悟が佳世に詰め寄る。 「お前が晴美を殺したって言うのかよ!なんでなんだよ!」  悟は怒りや悲しみや失望や無力感などの感情がないまぜになっ

          ズッ友 第十一話(最終話)

          ズッ友 第十話

          第十話 「明日は、お勤めが終わってから海に行こう」  真島は俺にそう告げて、家に着いてから「私はこれから行くところがあるから」とまた、バイクを走らせて何処かへ行ってしまった。  海水浴場までの道のりは、眼福寺からバイクで坂道を下っていき、山間部を通る。山間部は木々が鬱蒼としているお陰で、俺らは直射日光が身体に当たらなくてすむ。また、今日は昨日と違って私服だから快適だ。まさか、ヤローと二人で海に行く事になるとは思わなかったけど、と悲しく思う。折角なら美人なお姉さんと行きたか

          ズッ友 第十話

          ズッ友 第九話

          第九話  島波高校は男女共学の、市内では偏差値トップの高校で非常に人気が高い。高校の駐車スペースにバイクを停めると、竜晴はキョロキョロしている。因みに、竜晴が通う九十九高校は男子高で偏差値は中の下だ。今まさに、竜晴は女の子を探している最中である。そんな竜晴に疑問に思って聞く。 「真波さんは、駄目なの?」  竜晴は勢いよく此方に振り返ると、 「駄目というよりアイツは田辺の事が好きだし、考え方が極端で、鈍感だし、悪趣味なヌチャラ星人にハマってる時点でないな!」  可愛いのに勿体

          ズッ友 第九話

          ズッ友 第八話

          第八話  真夏の風が熱風となって、身体、顔に吹き掛かる。「暑い……」、暑さが増す要因、高校行くのになんで、わざわざ袈裟なんて着る必要があるのか。袈裟はそんな俺の気持ちを知った事かと、バイクの風で気持ち良さそうになびいている。 「真島さんって、不良だった?」  俺は後ろから真島に声を掛けた。 「何で?」  結構なスピードを出しているバイクの所為で、真島はいつもよりやや声がでかい。 「だって、しょっちゅうバイク飛ばしてるし、なんか真島さんって繕ってる感じするし」 「言うね。確か

          ズッ友 第八話

          ズッ友 第七話

          第七話  バンバンッと縁側の板を叩く音がして、私は驚いた。竜晴も目を丸くして、縁側がある方の障子を見つめた。どちらともなく障子に近付き、その前で様子を窺う。すると、またもやバンバンッと縁側の板を叩く音がした。さっきより、やや強い。真波を見ると、突如音がした事に驚いたのか、肩が上がり身体を硬直させている。  今度は竜晴を見る。しっかりと頷いた。それを合図に私と竜晴は左右それぞれの障子に手を添えると、一気に開け放った。 「何を休んでいるんだ、お前達!」  ガラス越しに住職が怒鳴

          ズッ友 第七話

          ズッ友 第六話

          第六話 「海で田辺先生を目撃した事は、警察に伝えましたか?」 「はい、伝えました。でも、駄目でした」  私はそう答えた後、思わず顔を顰めてしまった。なぜなら、警察が言うには田辺先生にはアリバイがあるらしいからだ。その日、田辺先生は入院中である母親のお見舞いに行っていた事が栗島病院の面会記録から分かった。栗島病院から海までは車やバイクを使えば約三時間、電車なら約四時間掛かる。決して行けない距離ではない。しかし、その面会記録の時間によると十六時に母親の面会に来ていた事が分かって

          ズッ友 第六話

          ズッ友 第五話

          第五話  あの海での出来事は、正直あまり話したくない。思い出すと晴美とあの日が最後だったんだ、と胸にぽっかり穴が空いたような、足に力が入らなくて膝から崩れ落ちるような、取り返しのつかない虚無感に襲われるからだ。  でも、晴美の無念が消えるなら、私は何でもするよ!私と晴美と佳世は、ズッ友だから。手に持っていたヌチャラ星人の顔が変形していた事に気付き、私は手の力を緩めた。  それにしても、この鹿島竜晴という男。私はまじまじと観察する。年齢が私と殆ど変わらないように見える。やや明

          ズッ友 第五話

          ズッ友 第四話

          第四話  真島さんは真面目だが、たまに冗談も言う。社務所の寺務員さんにも気に入られている。まだ、眼福寺で働き始めて三ヶ月しか経っていないというのに、大抵の事は卒なくこなしているからすごい。しかも、母さんが亡くなってからは親父と二人暮らしなので、毎度の飯に困る訳だが、今はどうだ?真島が来てからは飯も準備してくれるし、至れり尽くせりだ。でも、ちょっとあの人変なんだよなぁと、今まさに話しながら思った。 「自殺幇助した者がいたとして、その見返りに小指二本を差し出したとか」   い

          ズッ友 第四話

          ズッ友 第三話

          第三話  真島が思いあぐねていると、向こうで掃き掃除をしていた筈の竜晴が、いつの間にか目の前にいた。 「真島さん、そんな眉間に皺寄せてると老けて見えるよ。まだ、二十代なのに貫禄出し過ぎだし」  ケラケラと笑いながら、いつもの如く茶化してくる。竜晴は年上でも物怖じしない。だがこの業界、それではやっていけない。住職、礼儀から教えないと駄目でしょか。苛立ちを抑えつつ、 「体調は、もう大丈夫なのか?」  と聞くと、「うーーん、まぁ、ぼちぼち」という歯切れの悪い言葉が返ってきた。  

          ズッ友 第三話

          ズッ友 第二話

          第二話 「いつまで、寝ているんだ!」 雷の如く、俺の頭上から言葉が浴びせられた。 俺はへいへい、とやる気のない返事をし、気怠そうに立ち上がる。親父は何かとうるさい。しかも、つるっ禿げ。まぁ、住職だから仕事上はしょうがないけど。 「早く、寺の掃除をしなさい。他の者に示しがつかない」 「うるさいなー。今、丁度やろうと思ってたとこなのに、そんなガミガミ言われちゃー、やる気出ないや」 「何が、今やるところだ!わしが起こしに来なければ昼まで寝てただろうに。屁理屈を言うんじゃない!」

          ズッ友 第二話

          ズッ友 第一話

          【 あらすじ 】 ※この小説は、創作大賞2023「ミステリー小説部門」応募作品です。 第一話  またかよ。また、見たくないモノが見えてしまった。一度、目を瞑る。肺に空気を取り込み、嗅ぎ慣れた焼香に安堵する。そして、膨らんだ肺からゆっくりと静かに空気を吐き出す。今度は、親父が唱えるお経に耳を傾けた。大丈夫だ。もう、いない筈だと自分に言い聞かせる。俺は、ゆっくりと瞼を開けた。  正座した参列者達の啜り泣く声。順番に焼香をあげている。何らいつもと変わらない葬儀だ。見間違いだっ

          ズッ友 第一話

          はじめてのタロットカード

          アンティークショップでタロットカードとトランプのフェアをやっていて、気になって行ったのが4月の頃です。 見るだけのつもりが、たくさんの種類にテンションが上がってしまい、長いこと吟味して、購入することに決めました。 あまりにも長いこと居たので、 定員さんの視線が痛かった(笑) イラストや色合いが素敵だなと、このタロットカードを見て思ったのが決め手です。 フィーリングが大事だと、よく良いますよね。 自分に占えるかわかりませんが、このタロットカードとも何かの縁。 ゆっくりと学

          はじめてのタロットカード