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#児童
ボクちゃん 33 三学期
ボクちゃん 33
続いて三学期の始まりである。
子ども達は、一段と成長している。
あからさまな頼もしい姿が見受けられた。
冬休みの経験が肥やしになったのか、六年生などは、最早大人以上の風格さえ感じられる。
体格も立派になり、大人顔負けの容姿である。
そして、六年生にとっては、小学校生活、最後の学習発表会を向かえる。
寒い寒いこの時期に、子ども達は、最後の思い出となる行事に、熱心になっ
ボクちゃん 29 運動会
ボクちゃん 29
二学期が始まった。
子ども達の一層日に焼けた顔と素肌が目に焼き付いた。
さっそく運動会の練習である。
職員会議で、各担当を決めて、、、この競技はこうして、このダンスはこうして、と決めの細かい綿密な計画が為された。
この時はこの曲で、この時は一歩出して、とか、足踏みとか、、、
面倒くさがりやの僕としては、いちいちそんなところまで指導する必要があるのか、、、
そこまです
ボクちゃん 26 相撲
ボクちゃん 26
今度は相撲の練習である。
僕としては、この町は、異常すぎるほどのスポーツの熱心な土地柄だ、と想えた。
一年間を通して、様々なスポーツが計画されている。
一学期には水泳、相撲、二学期は陸上競技、三学期には持久走大会、、、また年に三、四回程度のバレーボール大会、少年野球大会などのスポーツ活動が計画されている。
ボクちゃん 20 ある日のこと
ボクちゃん 20
そんなある日、ひとつの事件性が起こった。
昼休みに六年生の児童が暴力行為を起こした。
所謂喧嘩である。
僕が廊下を巡視していた時だった。
いくら小学生だといっても、六年生にもなると、子どもの喧嘩とはいえない。
とにかく止めなければストップしないのである。
少し激しいものがある。
そばにいたひとりの児童も、慌てふためいて、止めていた。
放置していたら、怪我でもしそ
ボクちゃん 8 余談 児童
ボクちゃん 8
ここで断っておくが、僕は。夏目漱石の「坊っちゃん」を真似て書いているわけではない。参考にはしたが、自分なりに書いている。
それに僕は、「坊っちゃん」は、過去に二回ほどしか読んでいない。映画も二回ほどしか見ていない。
そのあらすじも内容も、ほとんど覚えていない。
記憶にあるのは、マドンナ先生の存在と、赤シャツと山嵐の名前ぐらいである。
それに「小説の書き方」という本を買った
ボクちゃん 6 教職員
ボクちゃん 6
教頭の谷先生もいる。
この教頭は、頭が禿げていて、背丈が低い。
どことなくピヨピヨしていて、その姿を見ると、アヒルのようにも見えてくる。
僕は、この教頭を最初からあまり好きにはなれなかった。
校長には、全くもって頭をさげている。そして一般教師には「良い教師」と呼ばれたいのか、何故か、回りの教師の顔色を見るところがある。
だいたい学校というのは、教頭が実務に励む、というか、