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よくないんです

君島大空の1番好きだった曲が録り直されてApple Musicでも聴けるようになった。
今まで幾度となく聴いてきたSoundCloudの方の音源があまりにも素敵だったから、嬉しいような寂しいような気持ちだった。でもインスタのストーリーに再生画面をあげたら、友達もこの曲が1番好きだと知れてうれしかった。

夕焼け見ながらこれ聴いてあることないこと思い出して電車で泣きそうになってた。 都合がいいですよね ごめん音楽と思いながら泣きそうになっていた。

この制服を着て高校に通うのはあと1ヶ月もなくって、できなかったことや言えなかったことが沢山ある。この前、自分はこんなにもダメダメな癖して、勝手にひとの苦しみを考えて、「完璧じゃなくていいよ」と声をかけたくなってしまった。それってすごく傲慢なことだし、わたしが完璧以外のなにかを認めることで救うことなんてできない。自分勝手です。

冬がこんなにも寒いから寂しさに閉じこもってしまいたくなりませんか?テキトーに装飾された駅前のイルミネーションを1人で見たときにちょっと大丈夫じゃなくなりそうになったりしませんか?わたしはまだ18歳になってしまったことが嫌だし、年齢聞かれた時17歳って言いそうになります。伸びた前髪は自分で切ればいいし、血が出たら絆創膏を貼ればいいのは分かっていても、そういうことじゃないんだよみたいなことって結構あるじゃないですか。なんかよくわかんないけど。よくないんです。

わたしってすごく矛盾だらけの人間なので、割り切って安易さ振り回して生きていくしか術がなくって。だからうみべの女の子の小梅の軽率さがすごく分かってしまって、馬鹿みたいだなと自分で思います。これも都合よく重ねてるだけなんですけど。でもそういう自分がかわいいんです。机の上に積読がいっぱいあるのとか、自分で止まった交換ノートが数冊あるとか、部屋の中に自分の怠惰な部分が可視化されていて、そういう自分が愛おしくなってしまう自分が嫌です。

学校があんなに嫌だったのに、いざ卒業が近づいてきて感傷的になってしまっている自分もなんかダサいけどかわいいです。みなさんお察しの通りわたしにはポカリスウェットのCMのような青春はなかったので、サマーフィルムにのってを観たときもキラキラすぎて落ち込みました。文化祭で友達が何人かステージに立っていたのを思い出して後悔しています。冴えない日々の帰り道、周りが友達と高校の最寄駅まで歩く中、わたしはひとりで帰っていることが多かった。たのしそうな声が聞こえないようにいつもの赤いヘッドフォンをつけて、爆音で銀杏聴いて帰ったりしてた。なんかでもそういうのも青春なのかな〜って思いたいです。思わせてください。まあプリクラとかも…撮ったし……ココスでパフェ…食べたし……。

今年は、17歳は、濃い1年だった。来年はきっとすぐにやってきます。わたしに「面白いから大丈夫だよ」って言ってくれた人がいるのだし、もう少しその言葉に甘えて生きてみようと思います。がんばるぞー!おー!!

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