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ぼっち人事 10年の旅

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ベンチャー企業人事10年のおたかさんが、人事初心者の時に知りたかった情報、考えたことをまとめました。
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#採用

リファラル採用 社員の不安

リファラル採用 社員の不安

メルカリさんの取り組みが有名になり、一時期トレンドになったリファラル採用(縁故採用、知人紹介採用活動)。

採用費ゼロ、社員からの紹介なのでマッチ度が高いなどのメリットも多く、導入する会社さんも多いのではないでしょうか?

しかし、最初の紹介まではなかなかの道のり。
今日は、私が導入した際につまづいた「社員側の不安」について共有します。

1.同じ部門は気まずい「友人に会社での自分を見られるのが恥

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採用活動の他責思考

採用活動の他責思考

他責思考:失敗や過ちの原因を他人のせいにして責めること。

よく耳にする言葉の1つです。
上司から、この観点で指導をもらった事があるという方も少なくないのではないでしょうか。

今日は私が陥った採用活動における他責思考について、共有します。

1.応募者に求める条件が高いから、すぐに応募者が集まらない

2.労働条件が他者に比べて低いから、内定承諾をもらえない

3.現場が欲しい人と経営陣の欲しい

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人材紹介会社へのフィードバック 後編

人材紹介会社へのフィードバック 後編

人材紹介会社へのフィードバック 前編では、紹介会社がなぜフィードバックを欲しがるのか、どういうフィードバックがよいのかについてお話しました。
今日は、悪いフィードバックと、選考官にフィードバックをもらえない時の工夫について。

1.悪いフィードバック
良いフィードバックになっていない、ということはもちろんですが、それ以外にも以下の3つは気を付けたほうがいいと思います。

①『募集要項』に書いていな

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人材紹介会社へのフィードバック 前編

人材紹介会社へのフィードバック 前編

人材紹介会社からご紹介をいただくと、担当の営業さんから「面接どうでしたか」「お見送りの理由を教えてください」など、コメントを求められることが多くあります。

今日はそうした、「人材紹介会社へのフィードバック」で気を付けていることについて。

1.なぜ、フィードバックを欲しがるのか①選考基準を具体的に把握したい
②求職者を口説くための情報が欲しい

私も人材営業を少した

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無料でできる採用活動

無料でできる採用活動

「コストをかけないで採用できる方法を探してほしい」と1度は言われた方も多いのではないでしょうか?

私もあります。

無料でできる採用活動について、今日はオススメ順にまとめてみました。

1.無料採用媒体の利用Indeed、エンゲージ、求人ボックスなどでは、無料掲載プランがあります。
事務職、パートスタッフなどは割と採用できることが多いです。

ポイントは求人

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離職率を聞かれたら?

採用説明会や、内定者の方から「離職率を教えてください」と言われると、ちょっと緊張しませんか。

この質問が来ると、「ちゃんと答えられるかな」と身構えちゃう方も多いのではないでしょうか?

この時のポイントは2つ。これだけ頭に入れておくと安心かなと思います。

1.質問の背景にある「心配な気持ち」を聞く離職率を聞く方には、さまざまな「心配な気持ちが潜んでいますので、どうしてその質問をしたのか確認をし

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複業時代 人事は何をすべきか

複業時代 人事は何をすべきか

近年、副業ではなく複業と言う考え方も広まっていますね。

複業とは複数の会社で仕事をすること。
サブ的な仕事と言うことではなく、自分の強みを活かして、どの会社とも本業として付き合う、という考え方のようです。

私が驚いたのは、人事の分野でも複業人事として活躍されている方が多くいるということ。
「人事は会社を深く理解していなければならない、ゆえにその会社の社員でなければならない」という考えも変わって

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人事の辞め方

人事の辞め方

以前書いた「人事のキャラクター設定」や「人事にとって致命的な評判」では、周りの社員からの見え方についてお話しましたが、人事が会社を辞めるときの辞め方にも見え方が大事です。今日は、そのお話。

人事の周囲からの見え方は「今の会社が好きな人」です。できれば数年で辞めないほうがよいとは思いますが、色々な理由もあると思います。

会社を好きなはずの人が、会社を辞める…。
周囲の社

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法務がいない/人材紹介サービス契約書気をつけること

法務がいない/人材紹介サービス契約書気をつけること

人材紹介サービスは、求人票と自社の魅力を求職者に伝え、応募を促し、選考から内定承諾まで人事に代わって求職者のフォローをしてくれるサービス。

法務がチェックするという会社もあるかもしれませんが、人事がチェックする会社も少なくないのでは?

今日は、その契約書で気をつける点について、まとめてみました。

1.料金新卒は内定課金、中途は入社課金であることが多いが、会社によって返金規定が異

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紹介会社の選び方

紹介会社の選び方

昨日は紹介会社の仕組みについてお話しました。

人材紹介会社には、大手からベンチャーまで
多くの会社がありますが、
今日は「どうやって選んでいるか」
私の見ているポイントを共有します。

1.困っていることで選ぶ「大量採用したい」、「スキルは無くてもよいからたくさんの求職者にアプローチしたい」
→大手紹介会社や有名な中小紹介会社(例:Googleで「営業、転職、東京」と検索し

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人材紹介会社の仕組み

人材紹介会社の仕組み

人材紹介サービスとは、
求人票と自社の魅力を求職者に伝え、応募を促し、選考から内定承諾まで人事に代わって求職者のフォローをしてくれるサービス。
エージェントサービスという人もいる。

採用に至った場合に紹介料を払うサービスを有料職業紹介ともいう(ほとんどのサービスがこれ)

1.紹介会社はどうやって求職者を集めるのか①自社のHPやWEBサイトに登録している求職者に担当求人の紹介をす

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人材業界の概要

人材業界の概要

採用サービスを扱う人材業界。
様々な名前のサービスがあり、同じ会社の違う部署から営業電話が何度もかかってくることもしばしば。

今日はその概要について。

人材業界には大きく4つの分野があると言われている。

A.求人広告
B.人材紹介
C.人材派遣
D.人材活用(研修、コンサル等)

それぞれに様々な形態のサービスがありますが、人材業界の提供している価値としてはおそよ以下の

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人事にとって致命的な評判とは

人事にとって致命的な評判とは

それは、「口が軽い」と思われること。

人事には、社員のプライベートな事情、履歴書、公開されていない異動退職情報がよく耳に入ります。

また、役職者から特別に話を聞いたり、ある人の複雑な事情の相談にのったりすることもあるでしょう。

これらの情報が集まってくるのは、人事の業務上必要だからです。
つまり、「口の軽い人」と思われることは、業務上必要な情報が入ってこなくなります。

例え

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採用の種類(新卒、中途、第二新卒、パート)

採用の種類(新卒、中途、第二新卒、パート)

今日は採用活動の種類について。

採用の種類は大きくA.雇用期間とB.経験の有無で分けられます。
またそれぞれ選考から入社までにかかる時間も大きく違います。

上手くできるかちょっと自信ないですが、まとめてみますね。

A.雇用期間
「入社後、いつまで雇用しますよ」という期間が前もって定められているかどうかで2種類に分かれる。

1)正規雇用
正社員、雇用期間は基本定め無し。社会人経験の有無により

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