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私の核となりそうなもの

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2019年9月の記事一覧

私という存在はどうでもいいけれど、私は私が見た話をしたい

私という存在はどうでもいいけれど、私は私が見た話をしたい

初めて短編小説を書いた時がいつだったのか覚えてはいないが、課題として小説を出したのは中学生の頃だった。景色が見えなくて、何度も何度も書いているうちに、視点が混濁して、一部死者視点のまま課題を出した。恥ずかしいことに今も現物が手元にある。

私という一人称が幼い頃からあまりにも俯瞰で物を見すぎていたために、どこが一人称なのか他人との境目が分からなかったという方が正しいのかもしれない。

私の根幹は人

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正面突破が出来ないのは昔からというどうしようもない話

正面突破が出来ないのは昔からというどうしようもない話

あなたはどんな小学生だっただろうか?

小学生の頃の面白いエピソードというのは、その人の核という性格を担っているような気がしている。

私が決まってあげるエピソードは、「人の宿題をすべてやってしまった話」「お皿を割って大号泣した話」「かけっこでいつも1番になる話」あたりで、今こうして「普通」には生きていけない私を象徴する話でもある。



人の宿題をすべてやってしまった話は、もう文字通りそのまま

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あなたの娘の自信は、社会が奪ったといっても過言ではない。

あなたの娘の自信は、社会が奪ったといっても過言ではない。

「お前は優秀なのに、自信がなさすぎる」

私の父が今の私によく言う言葉だ。知識を覚えるような勉強は全然できなくて、受験戦争にたえうる身体もないのだけれど、地頭の良さというか一を聞いて十を知るみたいな理解力を父なりに表わした結果がこうなのだと思う。



幼い頃は決して自信のない子供ではなかった。何でもやりたいことをやらせてもらったように思っているし、自分から進んで前に立ちたがる目立ちたがりの子供

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